レノボ ThinkPad X250[X240の後継。トラックポイントの物理ボタン復活]
登録日:2015年01月05日

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該当件数が多いので周辺を含めて31件分のみ表示しています↓
東芝 dynabook R63
YotaPhone 2
デル Alienware 15(GA対応版)
HP 14-r200
デル Alienware 17(GA対応版)
HP Stream 13-c000シリーズ
ASUS VivoBook X200MA
MCJ m-Tab MT-iPE1100WN
レノボ ThinkPad E550
ASUS ZenFone 2(5.5インチ)
ASUS TransBook T100Chi
デル XPS 13(Broadwellモデル)
NEC LaVie Hybrid ZERO(Yogaタイプ)
NEC LaVie Hybrid ZERO(クラムシェルタイプ)
レノボ ThinkPad X1 Carbon(3代目もしくは2015年版)
レノボ ThinkPad X250
パナソニック LUMIX DMC-CM1(前編)
ASUS Chromebook C300MA
HP OMEN 15
HP Stream 11-d000
東芝 dynabook N61
HP Stream 14-z00シリーズ
レノボ S20
Emdoor Miso EM-I8270
Wisky W061i
HP Pavilion x2 10
東芝 dynabook N51/NG 2014秋冬モデル
NEC LaVie U
HUAWEI honor 6(もしくはGlory 6)
HUAWEI Ascend Mate 7
MCJ LuvBook J


【ThinkPad X250をチェック】
ThinkPad X240の後継機種。チェックポイントは以下。
★X240で消滅した、トラックポイントの物理ボタンが復活!
★新CPU、Broadwell(第5世代のCoreプロセッサ)を搭載。Broadwellは基本的に、Haswellのプロセス進化版です(14nmに)。
★重量は1.3kgとの事なので、X240より多少は軽くなった模様。
X240とフットプリントが同一です。つまり、両者を重ねると完全に重なる模様(厚みだけが違う)。システム組み込み市場向けを意識したせいなのかどうか知りませんが、何かの意図があって意識的に合わせているのだと思わます。
★現時点で、キーボードの配列がちゃんと分かる写真が存在しないが、遠目で確認できる限りでは、全く変更はなさそう。


【展示機レビュー】2015/02/10

キーボード、トラックポイント、タッチパッド共、全く問題なしですね。トラックポイントのボタンのストロークが、先行するE550、E450同様、浅くなっているのも同様。全く問題なし!

キーボード部アップ


キーボード後ろから


キーボード横から


トラックポイントのボタンのストロークが浅くなった件は、自分の思い込みだったりしたらまずいので、念のためにLenovoさんに確認してみたのですが、やはり間違いないです。また、その時初めて判明したのですが、浅くなっただけではなく、ボタンの軸位置がX240の世代とは変わっていて、中ボタンと同じ位置なりました。つまり、左右ボタンも中ボタンもキーボード側にボタンが傾くようになっています↓
つまりこういう事

説明していただいた機種はThinkPad E450ですが、E550、X250、Yoga 12は同じ構造をしている事を確認しました。確認する時間がありませんでしたが、ThinkPad T450s、T550、T450、W550s、ThinkPad Helixも同じ構造であるはずです。


【総評】
言うまでもありませんが、X250の最大のニュースは物理ボタンの復活でしょう!。そして見事に復活したと思いました。

物理ボタンが復活した理由(新製品発表会の資料より)2015/02/15

この図に関しての説明↓
Windows8が出てくる前に、いろいろな調査をした(もちろん、ユーザビリティの件以外の調査も多く含まれていたのだと思われる)。その時に、広いタッチパッドの方が使いやすいのではないかという、お声を頂いたので物理ボタンを廃止して、タッチパッドを広くとった。(これがX240世代ね)
ところが、実際にWindows8、8.1やタッチパネルをお客様が使ってみて感じられたのは、やっぱり物理的にボタンがあったほうが良い、という意見。
それを踏まえて再度調査をしなおしたところ、こうしたほうが良いという結論になった。
との事。
この発言にはいろいろな示唆があるのですが、かなり自分の主観的な意見や妄想も入りかねないので控えます。代わりに、新製品発表会の終わりに行われたQ&Aの内容をお伝えします。
Q:
今回ファンクション列が戻ったり(X1 Carbonの事ね)、ハードウェアボタンになったりした(今世代全般)が、Windows10でスタートメニューが復活したみたいな揺り戻しを感じる。今回得られた教訓みたいなものはあるか?←よくぞ質問してくれましたw

A:(ThinkPad製品事業部 土居氏)
X240の世代で物理ボタンを無くしたが、X240は一昨年(2013年)に発表させてもらった。だが、開発自体はその前から行っていた。
その時のひとつ大きなポイントとして、Windows8、8.1が出てくるタイミングでこれにどう対応していくか、という問題。
我々はいろいろな予測をした。
★タッチパネルに関しては製造できるメーカー少ない。
★ボリュームが出せるか?
★(タッチパネルの)価格が高騰していた関係で、ユーザーがタッチ対応の機種を好むのかそうでないのか?
★Windows8がどこまで普及するのか?
等。
これらの予測が間違っていたのは事実だと思います。その辺りが教訓となって元通りにしたというのもあるし、Windows10の動きにも少しアラインできている(寄り添うことができている)と思っている。←さすがアニキ!。非常にわかりやすい解説ありがとうございます&いろいろな経緯があったのだという事がよく分かります。


【米沢生産開始!】2015/02/26
X250が米沢での生産に切り替わりました!

国内生産になるので、輸送にかかる時間が大幅に短縮されます。通常モデルの場合、最短でも届くまで2週間ぐらいはかかるはずですが、米沢生産モデルは最短5営業日で届くとのことです。(ただし、米沢生産が開始されるのが3月なので、現時点で注文しても届くのは3月初旬以降順次とのこと)
2015/03/05
…との事だったのですが、3月5日時点で、最短お届け予定日が3月23日とのことです↓

「最短5営業日」の話はどこにいってしまったのでしょうか?w
…と思って調べてみたら、こんな事になっています(カスタマイズ画面より)↓

ということなので、落ち着くまでもうしばらく時間がかかりそうな気配。

【5営業日実現までにはもう少しかかるようだ】2015/03/20
今日現在、相変わらず、納期が長いまま(最短お届け予定日が4月7日)ですね。本当に米沢生産になっているのか心配していたのですがw、ちゃんと切り替わっている模様です→NEC米沢工場でのThinkPad生産が軌道に~今後はメイドインジャパンThinkPadの輸出も視野に(PC Watch)
ちなみに、遅れている理由は、
「久々のThinkPadの国内生産となることから、短納期とともに品質向上への期待が高かったようで、予約が殺到」したためだそうです。(モトネタ→レノボ、米沢事業場でのThinkPad生産の様子を公開)
この状況が解消されて5営業日になるのは、4月前半の予定だとのことです。


【主な仕様】
パーツ 仕様[直販モデル, (販売代理店モデル)20CMA000JP,20CMA002JP,20CMA001JP,20CMA003JP,20CMA004JP,20CMA007JP,20CMA005JP,20CMA006JP,20CMA008JP,20CMA009JP,20CM001EJP,20CMA00AJP,20CMA00BJP]
各モデルを統合して記述しています。
OS ●Windows 8.1(64ビット)
●Windows 7 Professional(32ビット)(Windows 8.1 Pro(64ビット) DG)
●Windows 7 Professional(64ビット)(Windows 8.1 Pro(64ビット) DG)
●Windows 8.1 Pro(64ビット)
※英語版も選択可
オフィスソフト ●なし
●MS Office Personal Premium
●MS Office Home and Business Premium
SoC Core i3-5010U
Core i5-5200U
Core i5-5300U
Core i7-5600U
GPU SoC内蔵
メモリ ●4GB
●8GB
ストレージ ●500GB HDD
●500GB HDD+8GB SSD(ハイブリッドHDD)
●1TB HDD
●128GB SSD
●256GB SSD
●512GB SSD
光学ドライブ なし
液晶ディスプレイ ●12.5インチHD(1366×768)[タッチ非対応/非光沢]※IPSタイプもあり
●12.5インチHD(1366×768)[タッチ対応/光沢]
●12.5インチFull HD(1920×1080)[タッチ非対応/非光沢]
●12.5インチFull HD(1920×1080)[タッチ対応/光沢]
外形寸法
(W×D×H)
305.5×208.5×20.3mm(最薄構成時←タッチ対応液晶の場合多少厚みが増えるのだと思われる)
重量 1.31kg(最軽量構成時)~
※なのだが、SSD&ノンタッチ液晶の20CM001EJPでも1.43kgなので、どんな構成の時に1.31kgになるのか不明。
バッテリー駆動時間 6.5時間(JEITA2.0/Windows7&Core i7-5600U[20CMA007JP]の場合)~
↑OSやパーツ構成によりかなり大きく変化するのであまり参考にならないかも。
バッテリー容量 3セルリチウム・ポリマー23.2Whr
オプションで、6セル47Whr、6セル72Whrもあり
発表当初の定価/予想価格 直販モデルが117,720円~
価格調査用URL -(直販のみ)
※そのうち、「レノボ・ショッピング楽天市場店」に仕様固定モデルが登場すると思われるが、2015/02/11時点では取り扱いなし。
より詳細な仕様(本家ページ) ThinkPad X250製品詳細(Lenovo Japan)

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●Lenovo
●12.5インチ
●12.x~10.xインチ
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◆前機種:ThinkPad X240
◆競合(アキュポイント機):東芝 dynabook R63

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◆技術解説:Intelの「Broadwell」を支える強力な14nmプロセス(PC Watch)
◆新ラインナップ解説/レポート:TrackPointの物理ボタンが復活した2015年型ThinkPad(PC Watch)
◆レビュー:改良を重ね、王道を行くビジネスモバイル「ThinkPad X250」(ASCII.jp)
◆レビュー:ThinkPadの最新モデル「X250」は無骨さがたまらないが…(日経トレンディネット)
◆用語解説:Broadwellマイクロアーキテクチャ(Wikipedia)
◆関連:レノボ、米沢事業場でのThinkPad生産の様子を公開(クラウド Watch)
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