Nokia Lumia 1320を実機レビューしてみて気がついたこと
登録日:2014年08月30日

★トップページ

該当件数が多いので周辺を含めて31件分のみ表示しています↓
デル Alienware Alpha
Apple iPhone 6
Apple iPhone 6 Plus
MCJ LuvBook B[LB-B520EN-BG]
Huawei(ファーウェイ) Ascend G730
TOSHIBA Encore Mini
海外スマホ(SIMフリー携帯)のチェックポイント#2~カメラの使い勝手について
デル Inspiron 13 7000 シリーズ 2in1
SAMSUNG GALAXY Note Edge
SONY XPERIA Z3
SONY XPERIA C3
Windows Phoneの感想もしくは妄想
LG G3 Beat D722K
MSI S100(amazon版/MSI版)
Gionee Elife E7 Miniを実機レビューしてみて気がついたこと
Nokia Lumia 1320を実機レビューしてみて気がついたこと
MCJ m-Tab iCE1000WN-BG
Gionee Elife E7 Mini
ASUS ZenFone 5(A500KL)
ASUS ZenFone 6
LG G3を実機レビューしてみて気がついたこと
海外スマホ(SIMフリー携帯)のチェックポイント#1~液晶のサイズや解像度について
MCJ LuvBook B Win8.1 with Bingモデル
MCJ LuvBook C(C201,C301シリーズ)
MCJ LuvBook C(Windows 8.1 with Bingモデル)
Nokia XLを実機レビューしてみて気がついたこと
Nokia独自のAndroid OS、Nokia X Software Platformの感想
HTC One E8
Razer Blade(2014)
ASUS TransBook T100TA(2014年夏モデル)
OnePlus One A0001


【Lumia 1320を実機レビューしてみて気がついたこと】
このページは、内容的には「Lumia 1320をチェック」の続編となっております。実機を借りて一定期間使ってみましたので、より詳細な情報を記録しておきます。

基本的なレビューは上記ページを先にご覧ください。そちらを読まずにいきなりこちらを読んでしまうと、内容が細かすぎて伝わらない可能性ありですw

■■■■■■【目次】■■■■■■
【買ってきたら速攻でWindows Phone 8.1にアップデートすべき】
【アプリが極めて少ない】
【サードパーティー製IMEがない!】
【タッチパネルが誤動作する】
【カメラは消音可能】
【シャッターボタンが非常に押しにくい】
【MVNO SIM使用可能&テザリングも可能】
【Facebookの制限について】
【前ポケットでの運用は不可】



【買ってきたら速攻でWindows Phone 8.1にすべき】
Lumia 1320は初期状態ではWindows Phone 8なのですが、既に8.1が配布されているので、速攻で8.1にすべきだと思います。たった0.1の違いなので大差ないのかと思っていたのですが大違いですね。具体的には以下のような違いがあります。
★「←」ボタン長押しでタスク一覧が出せるようになる。ちなみに8はタスク一覧を出す方法がなかった(はず)。
こんな感じ。また、この画面からタスクを終了する事も可能(×ボタンを押すか、縦方向にスワイプ)

★ホームキー長押し時には、何も起こらなくなった。8の時には、音声検索っぽい謎の画面が起動していた。
★スクリーンショットを撮るキーが変更になった。以前は「電源+Windowsキー」でしたが、「電源+ボリュームアップ」になりました。
Windows Phone 8.1 の新機能によれば、バーストモード(連写機能)が使えるようになるという記述がありますが、少なくともLumia 1320の場合は、それらしき設定はどこにも見当たりませんでした。自分が探し足りないのかも?

それ以外にも、設定画面がより使いやすくなっていたりと、全体にわたってブラッシュアップされています。更に、動作もより軽くなった感じがします。ですので、すぐに8.1にアップデートするのをオススメします。



【アプリが極めて少ない】
いきなり核心に入りますが、Windows Phoneのアプリが非常に少ないです。ごく当たり前の用事にも不便する状況です。

一番困ったのが、Google系のサービスがほぼ全て利用できないこと。一応、マトモに利用できるのがGoogle検索エンジンとGooleドライブぐらいなものではないでしょうか。つまり、Google Chrome、Gmail、Googleマップ等は使えませんのでご注意下さい。

Gmailは、直接WebページからGmailにログオンすることでしのぐことができますし、Googleマップは第三者が作成したマッシュアップアプリを使ったりしてある程度利用できたりしますが、本来の使い勝手には及びません。

Googleマップのマッシュアップアプリ(なのだと思う)の、「Google Maps」の画面。
一応、アイコンは本家Gooleマップのそれを使っているので、何らかのかたちでGoogleが関与しているのではないかと推測されますが、アプリの詳細情報によると、作成者はGoogleではなくて、「One Map」という謎の人物になっています。

ちなみに、本家のGoogle Mapsに比べると機能的にはかなり少なく、どちらかというとβ版というか、動作検証用アプリというか、そんな感じのノリになっています。

機能的にもう少し充実したものが良いというのであれば、gMapsという、完全に第三者が作ったと思われる同様のアプリがあります(ただし無料版は広告あり)。更に言えば、Googleマップを使わずに、「いつもNAVI」などの、代替ソフトを使う方が良いかもしれませんね。

また個人的には、eight(名刺管理アプリ/サービス)が使えないのも痛いですね。登録した名刺情報を見るだけならば、Webページからログオンすれば良いのですが、名刺の取り込みはアプリがないと出来ませんので不便です。

「Yahoo!乗り換え案内」も本家が発行しているアプリがなく、第三者が作成したマッシュアップアプリを利用する必要があります。

…こういう問題点を一つ一つ取り上げていると切りがないほどなのでこの辺でやめておきますが、万事がこんな感じなのです。申し訳ありませんが、利便性の点ではAndroid端末にはるかに及ばないと言わざるを得ないです。



【サードパーティー製IMEがない!】
Windows Phoneで利用できる日本語IMEは、Microsoft純正のIMEだけで、サードパーティー製のIMEはないです。これは、開発してくれる会社がないというよりも、システム上の制約なのかもしれませんね。

変換効率はかなり良いと思うので、それほど使いづらくはないです。十分許容範囲ではあります。ですが、カーソル移動キーが無いのがちょっと不便ですね~。細かいところですが、出来れば改善していただきたいところ。

ただし、そういう細かい事より気になるのは、サードパーティーを排除するような仕組みになっているのではないか、という点です。事実、Windows 8用のMordern UIアプリ用のIMEは、現実にそういう事情になっている(サードパーティーの参入は不可能になっている)わけであり、Windows Phoneも同じである可能性は高いでしょう。

そういう、開発者にとって窮屈な開発環境では、なかなかソフトを供給しようという会社が集まらないのではないかと、そっちのほうがよほど心配になってしまいましたけどね。



【タッチパネルが誤動作する】
なぜかLumia 1320のタッチパネルは誤動作が多いですね。誤動作が起こるパターンは決まっていて、画面をスクロールさせようとして指が液晶に触れた地点で、そこをタップしたと認識されてしまうんです。もちろん、このような事は他の端末でも無くはない現象ですが、Lumia 1320の場合、いくらなんでも頻度が多すぎますね。慣れの問題なのでしょうか?。

それなりに、数多くのスマホ/タブレットを使ってみた事がある自分ではありますが、これほど誤動作が多いタッチパネルは、初期の中華パッドぐらいなものです、なので、この現象が液晶パネルの精度の悪さだとは考えにくいのです。個体差とかもっと言えば不良品?。それとも、Windows Phoneは全般的にこういうものなのでしょうか?。謎です。

ちなみに、液晶の感度調整も出来ます↓

ここで、試しに「高」にしてみたのですが、症状は改善しませんでした。残念。



【カメラは消音可能】
カメラ本体に、シャッター音を消す項目はないのですが、バイブモードにすることにより、カメラのシャッターも消えるようになっています。



【シャッターボタンが非常に押しにくい】
Lumia 1320には、シャッターボタンがついています。これには期待していたのですが、使い勝手が良くないですね。

半押しでフォーカス、全押しでシャッターとなっているのですが、ボタンがぐにゃぐにゃ/ギシギシした押し心地になっており、反応が悪いのです。全押しするときには、かなり力を入れて、かつ垂直に押さないとシャッターがおりず、度々失敗します。かつ力を入れるとブレの原因にもなりますからね。

これでは何のためのシャッターボタンなのか分かりませんよ。ですので、私は途中からシャッターボタンを諦めて、普通に画面にタッチして写真を撮るようにしました。



【MVNO SIM使用可能&テザリングも可能】
IIJmioのMVNO SIMはAPN設定をして普通に使用可能でした。

※認証方式設定項目に、「PAPまたはCHAP」がなかったので、「CHAP」で設定しました。PAPでも動きましたが、PAPよりもCHAPの方が安全性が高いそうなので→情報セキュリティ入門 - PPPで使われるPAPとCHAP
また、設定時完了時に「MMS設定なし」という警告が出ますが、無視して「OK」を押して下さい。

テザリング(インターネット共有)も利用可能。

※共有名が、"Lumia 1520~"(1320ではなくて)になっているのはご愛嬌w。実際、Lumia 1320のカメラで撮影した写真のEXIF情報には何故か"Lumia 1520"と記録されていたりします。…というあんばいなので、1520を変更せずにそのまま流用している部分も多いようです。



【Facebookの制限について】2014/08/31
Windows Phone用のFacebookアプリを使っていて気がついたのですが、Android用のそれより機能が少ないです。以下参照
添付できる写真は5枚までとのこと


エントリーの再編集が出来ない。削除のみできる


投稿処理中(写真をアップロード中)にタスクを切り替えると投稿がキャンセルされる

…つまり、全て写真をアップロードするまで、他のアプリを使えないという事です。そして辛いのは、うっかり画面を切り替えてしまうと、入力したテキストもろとも失ってしまうので、思わずやってしまうとダメージ大きいです。orz

…といった感じなので、Android版に比べると一段使い勝手が落ちますね。今回気がついたのはFacebookだけでしたが、他のアプリもこういう事例が多くあると予想されます。

Windows Phoneはこのような隠れたリスクもあるわけなので、そういう理由からも、今あえてWindows Phoneを選ぶ理由が見つからないというのが正直なところ。



【前ポケットでの運用は不可】2014/08/31
XPERIA Z Ultraの経験から、だいたい予想はしていたことですが、6.0インチ液晶のLimia 1320は、ズボンの前ポケットでの運用は不可ですね。前ポケットに入れるととにかく邪魔&重たい。そして、かがもうとすると、みぞおちに本体が突き刺さってきますw。不便な上に危険でもあるので、後ポケットか上着のうちポケットでの運用になるでしょう。

ちなみに、5.5インチのLG G3は十分前ポケット運用可能でした。0.5インチの違いでだいぶ違いますね。自分的には、スマホとしての持ち歩きやすさを損なわないギリギリのサイズは5.5インチあたりにありそうです。

★このページについて間違い報告

◆カテゴリ変更◆
●レビュー後編
×カテ指定ナシ(新着順)
★カテ一覧

◆関連記事◆
◆前編:Lumia 1320をチェック
◆レビュー:Windows Phone 8レビュー 完ぺきじゃないけど、良い子に育ってます(ギズモード・ジャパン)
◆参考:Windows Phone 8.1 の新機能

エクスパンシス