非光沢液晶(ノングレア液晶)が多くなった理由 登録日:2013年07月19日 |
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ノートPCに光沢液晶が多い理由の続き的な話。この記事を書いた頃は、非常に光沢液晶が多かったのですが、最近は様変わりしております。体感ですが、Haswell世代のノートPCの7~8割ぐらいは非光沢という勢いでしょうか。以前は、個人向けノートPCで非光沢液晶を搭載するPCは絶滅危惧種でしたからね。びっくりする変化です。 【PCメーカーさんに聞いてみた】 自分はもともと、非光沢液晶しか使わない人なので、個人的には有難い傾向ではあるのですが、なぜ突然にそういうことになったのかが不思議だったので、複数のPC関係者に聞いてみました。すると、「映り込みがない非光沢の方が見やすいので」的な回答が多かったですね。ですがそれは大昔から分かっていたことなので全く理由になっていないです。ということで更に突っ込んで聞いてみたところ、あるショップブランド系PCメーカーの方がこんなことを言っていました。 「光沢液晶が好まれるのは日本市場特有の現象であって、日本向けにわざわざ光沢にしてもらっていた。ところが、最近はそういう日本のわがままが通らなくなってしまった」 …と。なかなか説得力があります。液晶の仕様もグローバルスタンダードに合わさざるをえない状況だと。ただし、Lenovo、HP、Dell等の海外勢は、もともと海外モデルも日本モデルも基本的には共通仕様ですからね。「グローバルではもともと非光沢が主流だった」という話はちょっと違和感があります。なので、もしそうだったとしても、そのPCメーカーのローカルな事情なのかも知れません。 …ということで、イマイチ決定的な話が聞き出せなかったです。なので、勝手に個人的な憶測も交えて書かせてもらうと、実はPCメーカーでさえも本当の理由は知らない可能性があります。というか、理由も何も無くて、実質的にそれ(非光沢タイプの液晶)しか選べない状況になっている可能性があります。 どうしてそういうことになるのかというと、液晶パネルは量産効果が強く効く部品であるため、安くなりだした品種はどんどん安くなり、そうでない品種はどんどん高くなる傾向があるからです。結果、高い品種は生産されなくなり、限られた品種に生産が集中します。いわゆる雪崩現象(なだれげんしょう)が起きるわけです。例えば、アスペクト比が16:9以外の液晶(16:10や4:3)は今はすっかり絶滅してしまいましたよね。 …そして、今はなぜか、非光沢パネルの方に雪崩現象が起きていて、PCを製造する側から見れば、少しでも安くPCを作ることを考えれば、自動的に非光沢液晶にならざるを得ないという状況になっているのではないかと。 【どうして雪崩現象が起きたか?】 もしそうなのだとしたら、そういう雪崩現象が起きた原因は何なのでしょうか? それはもしかしたら、Windows8の登場が作用している可能性があります。Windows8はタッチ操作を大々的に取り入れたOSですが、光沢液晶だと指を触れた際に非常に汚れが目立つのです。また、指が吸い付いて操作感も良くないです。 そういうきっかけで、液晶パネルメーカーが非光沢液晶の方を重視する戦略に切り替わった、というストーリーは大いに考えられます。 自分は、Windows8をタッチ操作では使っていませんし、今後も当面はその予定はありません。ですが、そういう所でWindows8の恩恵は受けているのかもしれません。(^^ゞ |