ﾃﾞﾙ Chromebook 11[とうとう日本に上陸したクロームブック!!]＜Dell＞

ﾃﾞﾙ Chromebook 11[とうとう日本に上陸したクロームブック!!]
登録日:2014年07月18日

【Dell Chromebook 11をチェック】
とうとう来ましたChromebook(クロームブック)!!。Dellがいち早く発表!!。都内某所で行われた発表会に出席させていただきましたので、報告したいと思います。

ちなみに、基本的には教育機関･法人向けモデルとして発売されますが、個人でも買えないことはないです。実際、Dellさんもそれは肯定しておりまして、ちゃんと製品の性格を理解した上で、個人のEarly Adopterが買う分には、全く止めはしない(というかゼンゼン歓迎)、との事。

発売時期は「2014年第3四半期」となっていますので、すぐにでも発売されておかしくはなさそうですが、現実にはもう少しかかるでしょう。なぜならば、現場にあった展示機は日本語キーボードになっていなかったので。その辺のローカライズにある程度の時間がかかるのは必然。

【ギャラリー＆レビュー】
全体図

液晶はここまで開く

右側面。左から、★SDカードスロット★セキュリティロック

左側面。左から、★電源コネクタ★HDMI★USB3.0×2★ヘッドホン/マイクコンボ

前面。特に何もなし。

後面。特に何もなし。

天板。ちなみに、カラーは、墨色(Foggy Night)なのだそうな。

Chromeのロゴ付近アップ。天板はマットな処理になっており、指紋目立たず。

裏面。スピーカーがあります。4Wステレオスピーカーとのこと。

※ところで、発表会の資料によると、筐体のベースが、「シングルドアのサービスアクセス」になっているという、謎の記述があります。推測ですが、もしかしたらこの写真に写っている、7つのネジを外すと裏面の蓋がまるごと取れて、容易に内部にアクセス出来るという事を意味しているのかもしれません。

液晶面。11.6インチ(1366×768)[タッチ非対応/光沢]。フレームとの段差がないので、一見タッチに対応しているっぽい見た目なのですが、実は非対応ですのでご注意を。

キーボード＆タッチパッド。

キーボードチェック

【キーボードの感想】
現場にあったのは英語キーボード。日本で発売されるときには日本語キーボードになる予定です。キーボードはだいぶしっかりした打感です。動画を見ても分かる通り、バタつき/グラつきが非常に少なく、打ちやすそうなキーボードに見えると思いますが、実際打ちやすかったです。全く問題なし。

ところで、一般的なWindows PC用のキーボードとは若干違いまして、
★CapsLockの位置が検索キーになっている。
★Deleteキーがない。
という風になっています。

2014/12/10
そう言えば追加し忘れていました。その後、日本語キーボードバージョンを使ってみたのですが、極めて順当な日本語キーボードですね。若干変則的なキーボードを持つACERのChromebook C720に比べると確実に使いやすいと思いましたが、正直なところ、C720のキーボードも予想ほど悪くはなかったです。決定的な差ではないかな、という感想。詳しくはACER Chromebook C720をチェック#20141128も参照のこと。

タッチパッドチェック

【タッチパッドの感想】
★タッチパッドの表面処理問題なし
★ボタンの具合も特別問題なし
★スクロールジェスチャー(2本指)有効。ちなみに、スクロールする方向は、操作する方向と逆です。つまり、Android的ではなく、Windows PC的な動きをします。タッチパッドの各種設定を変えられるのかどうかは不明。

アプリはこれだけ。本体はシンクライアントでしかなく、各種サービスはWeb上で提供する、というのがChromeOSのスタンスです。このように徹底的にクラウド志向なところがAndroidとは決定的に違うところ。

Storeを見るとこういうアプリが並んでいます。Google Playもあるから、Google Playで、Chromebook用アプリ(クラウドではなくローカルで動作するアプリ)も、ある程度配布されているということなのかな？。詳細不明。

【まとめ】
非常に興味を惹く一台ではあるのですが、なにしろ現時点では、ChromeOSという存在自体が、海の物とも山の物ともつかないです。なにしろネット接続を大前提とするので、SIMカードスロットを持たないChromebook 11は、使用環境が限定される事になりはしないかと心配です。誰もがテザリング可能なスマホやモバイルルーターを持ち歩いているわけではないですからね。

そういう意味で、とりあえず、ネット環境を整備しやすい文教市場/法人向けに売りだしたのはある意味当然と思いました。また、考えてみると、Chromebookは一種のシンクライアントみたいなものですから、既存のシンクライアント端末の低価格置き換えソルーションと捉える事もできます。もしそれがうまくいけば、一気に大量導入の道も拓けてきますね。←Wyse Technologyを傘下に持つDellとしては、微妙な心境かもしれませんが…。

それはともかく、まず自分個人の要望としては、ナルハヤで日本語キーボードのモデルを触ってみたいｗ

【個人向けに販売開始！】2014/11/12
従来、法人向けのみに限定して販売していたChromebook 11ですが、とうとう個人向けにも販売とのことです！。同じく一般販売を開始したACER Chromebook C720に比べると、以下の点で問題ありです。
★値段が高い。C720の4GBモデルが3万円前後予想という事になっているのに対し、Chromebook 11は2GBモデルでさえ31,980円(税別)となっています。
★液晶タイプが光沢。C720は非光沢。好みはあると思いますが、個人的には断然非光沢推奨。
★重い。1.32kg。Chromebook C720は1.25kg。70g程度の差ではありますので、あまり気にする差ではありませんが。

だからといってDellに勝ち目はないかというと、そうでもないです。何故かと言うと以下。
★キーボードとタッチパッドの出来はACERより良いはず(メーカーの傾向として)。ACERの場合、そこがNGである可能性は決して低くないｗ
★バッテリー駆動時間はC720より長めであると推測される(カタログスペック上)
★販路が広い。現在、ACERは販路が判明していませんが、Dellの場合、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、amazon、Dell Webサイトで販売とのこと。

【主な仕様】

パーツ

仕様[2GBモデル,4GBモデル]

Chrome OS

CPU

Celeron 2955U

GPU

CPU内蔵

メモリ

●2GB
●4GB

SSD

16GB

光学ドライブ

なし

液晶ディスプレイ

11.6インチ(1366×768)[タッチ非対応/光沢←いずれも現物で確認]

センサ類

不明

外形寸法
(W×D×H)

288×204×19.05mm

重量

1.32kg

バッテリー駆動時間

最大10時間

価格

(2GBモデル)31,980円(税別)→34,538円(税込)
(4GBモデル)38,980円(税別)→42,098円(税込)
※販売店により、若干価格差(ポイントも含めて)が出ると思われる。

アマゾン	→Dell Chromebook 11(Cel2955U/2GB/16GB) →Dell Chromebook 11(Cel2955U/4GB/16GB)
ビック	→Chromebook 11 NC11Z-EL2 →Chromebook 11 NC11Z-EL4
ヨド	→デル Chromebook 11 NC11Z-EL2 →デル Chromebook 11 NC11Z-EL4
ヤマダ	→DELL Chromebook 11 NC11Z-EL2 →DELL Chromebook 11 NC11Z-EL4
デル本家	→Dell Chromebook 11

より詳細な仕様(本家ページ)

Dell Chromebook 11

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