XPERIA Z Ultraが予想外に良い出来なので、「XPERIAシリーズとは何か」というかなり漠然とした話をしてみたい
登録日:2014年04月28日

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【まえがき】
正直なところ、自分はSONY XPERIAシリーズをそれほど評価していませんでした。なぜならば、SONYのスマホは(国内シェアはともかくとして)世界シェアは非常に低いからです。世界ではSAMSUNG(GALAXYシリーズ)が1人勝ち状態で、2位グループがLG、HTC、Hueway、Lenovoあたりで、SONYはその下の「その他大勢」に分類されてしまう程度のシェアです。

SONYのブランド力を持ってしてもその程度ということは、やっぱりSAMSUNG製品と比べるとどこか見劣りしてしまうのだろうな~、と勝手に思っていたのです。

ところが、XPERIA Z Ultraをじっくり使わせてもらって分かったのですが、全然GALAXYに負けてないんですよね。なぜこれほど世界シェアが低いのか不思議なぐらいです。SAMSUNGとの違いは、むしろ会社としての台所事情(資金力。つまりかけられる宣伝費)の違いだったり?w

ですが、資金面の問題も今後は改善するのではないかと勝手に思っていたり。なぜならば、ソニエリを完全子会社化したり、PC事業(VAIO)を売却したりするなどして、SONYがよりスマホ事業に注力しつつあるからです。

という事で、マジメに今後のXPERIAに期待していたりして。少なくとも、いろいろな意味で他のスマホとは違う魅力を持っていると思います。←そーゆーSONY独自の余計な拡張がウザいという人もいるのかもしれませんがw

…とにかく、その辺の「XPERIAの魅力(違い)」について、思った事を書いておこうと思います。(Z Ultraに限った話ではなく、どちらかというと、XPERIA全般の話が多いかも。Z Ultraそのものについてのレビューはこちら参照→SONY XPERIA Z Ultra[C6802,C6833])



PoBOXで手書き入力中
【手書き入力可能~POBox】
XPERIA Z Ultraを手にしてみて最初にびっくりしたのは、手書き入力が可能になっていること。しかも、POBoxという聞いたことがないIMEがインストールされています。これはもともとは、ソニーコンピュータサイエンス研究所の増井俊之氏が開発したものだそうな(詳細→http://ja.wikipedia.org/wiki/POBox)。そのPoBOXが進化して、今では手書きにも対応しているんですね。自分は、スマホで手書き入力が出来るシステムはmazec(マゼック)しか知らなかったので、SONYが作っていたと知ってびっくりです。

…とは言え、純粋に手書き認識の部分だけを比べると、POBoxのそれは「オマケ」レベルかも知れませんね。はじめから手書き用として開発されているmazecに比べると、認識精度/操作性いずれも遠く及ばずと思いました。mazecは、特別何も意識せずに普通に書いた漢字かな混じり分を的確に変換してくれますし、かつ誤変換した時にも素早く柔軟に修正できますが、POBoxはそこまでの完成度はないです。どちらかと言うと、「よみがなを1文字づつ手書きで入力して、それを漢字かな混じり文に変換する」程度と割り切ったほうが良いです。

この様に、相当実力差はありますが、なにしろPOBoxは無料で使えますからね。こういう取り組みをしているSONYを応援したいですし、今後のPOBoxの改善にも期待したいところです。



【マルチウィンドウに対応(スモールアプリ)】
スマホの画面の大きさで、マルチウィンドウがどれほど有用なのかについては多少疑問もあると思いますが、タブレットぐらいの大きさになるとむしろないと不便? …ということで、メーカーによっては独自にAndroidを拡張しています。SAMSUNGで言えば「マルチウィンドウ」、LGで言えば「Q-Slide」という機能です。

そして、SONYもSAMSUNGやLGに負けじと同様の事をやっているんですね。知りませんでした。その名も「スモールアプリ」と言うそうな。
スモールアプリを6種類起動中。①ボイスレコーダー、②電卓、③メモ帳、④Webブラウザ、⑤画面コピー、⑥タイマー

スモールアプリの解説はこちらが非常に分かりやすいと思うので丸投げw→Xperiaのスモールアプリが衝撃的に便利(*‘∀‘)!

これらの独自拡張は、各社で互換性がないですし、将来的にはOSがマルチウィンドウをサポートするようになると思われるので、いつか淘汰されるのは自明でしょう。ですので、これらは実用性よりも、
★技術的チャレンジ
★他社との差別化
★次期Androidへの仕様策定の際、発言権の拡大を狙っている?(我田引水作戦)
の要素が大きいのかもしれませんが。



【「テーマ」を変更可能】
イマヒトツ、事情や仕組みが分からないのですが、マーケット上に「XPERIA用」と書かれたテーマがたくさん配布されています。
例えばこういうもの。Blue Water。


このスキンを適用すると、こんな見た目になります。(赤く囲ったところ注目)

※壁紙を変えただけだと背景が変わるだけですが、テーマを変えると、この様にボタンのカタチまでテーマにあったものになります。これはなかなか面白いですね~。友達に見せた時にちょっと驚かれるかも知れませんよ。

さらにはこんなのまであります。XPERIAユーザー限定で提供されるSPIDER MANコラボスキン。Homeボタンが変わり果ててるんですけどw




【SONYはハードを作っているだけではない】
前述のPoBOXもしかりなのですが、SONYはAndroidハードだけに注力しているわけではなく、ソフトウェア事業も手を抜いていないのが凄いところ。

XPERIA Z Ultraには、SONY製のアプリがいくつかインストールされているのですが、それはごく一部に過ぎません。非常にたくさんのAndroidアプリ/サービスを開発しています。例えば、TrackIDMotiongraphSONY Select等、数え上げればきりがない程。

SAMSUNGやLGも、ある程度そういう取り組みはしていますが、SONYほど積極的ではないと思います。Androidという市場に対してSONYがどれだけ巨大なエネルギーをつぎ込んでいるのかがよく分かるところです。もしかしたらこの中から、PostPetのようなキラーアプリが登場する可能性だってあります!

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◆レビュー後編:XPERIA Z Ultraをレビューしてみて気がついたこと
◆関連:POBox(Wikipedia)
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