Intel Technology Day in Akiba 2013レポート(3)~「MAKE: JAPAN」 登録日:2013年06月09日 |
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Intel Technology Dayのレポートその3。 Haswellと直接関係したブースでは無かったためか、各媒体でもほとんど報道されていないブースですが、個人的に結構興味深かったのが、「MAKE: JAPAN」のブース。 こんなブース ※ブースには、Kinectと3Dプリンタが設置されています。Kinectによって、物体の3次元情報を抽出し、その情報から3Dプリンタで同じ立体物を作り出す、という事をデモしていました↓ つまり、Kinectを簡易的な3Dスキャナーとして使えるわけで、これは非常に安価なソルーションになるのではないかと。 とは言っても、Kinectと3Dプリンタを組みあせてどーのこーのという話は結構いろいろなイベントで聞く話。なので、個人的にはそれほど目新しいネタとは感じませんでした。 それよりも注目したのは、これだ。 木製ケース。ちなみに、中身はNUCフォームファクターのPC(右に写っているアクリルケースのPCと中身は同じ) 木製ケースアップ 局面になっている部分の裏側はこんな風になっている ※なぜこのような細かい溝が入っているのかというと、木版を曲げられるようにするためです。レーザーで溝を入れているそうです。 ちゃんとI/F用の穴や通気口も付いている。これらもレーザーで加工。 また、ケースに一切ネジを使っていないのも面白いですね。 木製のPCケースってほとんど過去にないです。自分が知っている限りでは、DellのStudio Hybridぐらいしか思いつかないです。(参考→Dell、竹カバーも選べる超小型PC「Studio Hybrid」) ということで、非常に珍しい。そして更に注目なのは、コストの安さです。ブースのスタッフさんの話では、「製造コストはプラスチックとそれほど変わらない」とのこと。その話がどこまで信用できるものなのかは分かりませんが、木を使う割には製造工程を完全に自動化出来そうな気配ですし、木の割りには造形の自由度も高いので、低コストになかなか見た目のインパクトが有るPCケースを製造できそうな気配。なかなか面白い技術だと思いました。 例えば、Studio Hybridの場合、竹ケースにすると15,000円もアップしてしまったわけですが、当時Dellの人に聞いたところ、結構竹ケース目当てで買いに来る人多かったらしいですからね~。具体的な数字は忘れましたが、自分の予想していた数字よりも遥かに高い確率で竹ケースを選ぶ人が多かったのを覚えています。なので、ニーズそのものは結構大きいと思いますヨ。 |