マウスコンピューターの飯山工場訪問記[マウスのPCはここで作られている!] 登録日:2013年09月25日 |
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キターー!! \(~o~)/ マウスコンピューターの飯山工場見学がとうとう実現しましたよ!! 飯山工場(正確には、飯山事業所)の中は、プレス関係には公開されたことありますけど、一般ブロガーに公開するのは始めてのことです!! という事ならば行かないわけにはいかない! マウスコンピューター飯山事業所:長野県飯山市大字木島500番地 ところで、この工場はどんなことをしているのかというと、CPUやメモリやHDD等のそれぞれのパーツを組み立てて、1台のPC(製品)とし、それを梱包&出荷しています。 …で、建物の中はこんな感じだ PCを組み立てている所。マザーボードにいろいろ取り付けている最中。 組み立てられて、ダンボールに箱詰めされたものはトラックで出荷される。 ところで、写真で分かるように、PCの組み立ては人が手作業で行っています。なぜかというと、マウスコンピューターのPCはカスタマイズが可能だからです。つまり、買う人毎に構成がバラバラなわけなので、製造ラインを固定できないわけです。これはHPの昭島工場と同じ事情であります。だからこそ、昭島工場も飯山工場も似通った様子になるのはある意味必然です。 ちなみに、詳しい組み立て工程のお話はしません。その代わりと言ってはなんですが、一緒に工場を見学された「大好きマウスコンピューター」さんが詳しい工程を解説されています。もしその辺の事に付いて興味があれば、ぜひそちらをご覧下さい→マウスコンピューター長野県飯山 国内工場見学 生産フロー概要 【開発部門がある】 …さて、ここまでは前フリ。自分が非常に興味深かったのは、開発部門です。 ここだ!「iiyama事業部 開発本部 デバイス技術部」。階段を登った2階部分にある。 ここでは、 ★iiyamaのディスプレイの開発 ★デスクトップPCの検証 ★ノートPCの検証/開発 を行っているそうな。 ちなみに、「メディアさんも含めてあまりお見せする場所ではない」とおっしゃっていたので、もしかしたら本邦初公開かもしれないですよ!? 液晶ディスプレイ開発部門 デスクトップPC検証部門 ノートPCの検証/開発部門 更に、こんな部屋もある。 開発本部 生産支援G ※PCを生産するときに使用するOSイメージの作成/検証をするところです。 この、開発関連の部屋はネタの宝庫でして、ここでは書き切れず。ですのでそのうち、別ページで深堀りする予定。(その後作成→マウスコンピューターの「iiyama事業部 開発本部 デバイス技術部」について) 【負荷試験施設もある】 また、もう一つ意外だったのが、負荷試験の施設もあること。普通、純粋な組み立て工場にはこういう施設はないです。少なくとも昭島工場にはなかったぞ。 ただし、経緯を考えれば納得ですね。飯山工場はもともと(株)iiyamaのディスプレイ製造工場だったわけです(組み立てを行うだけの場所ではなく、開発拠点だった)。ですので、そういう電子機器に対する負荷がけ施設もあるのは当然です。そして、最近のマウスコンピューターは、とにかく製造品質を売りにしていますが、それもこういう施設やノウハウがあるからこそ可能ということでしょう。 例えば下のバナーの様に、法人向けのPC(MousePro)は「国内生産・高品質」を謳っているわけです。その一つの根拠でもあるのでしょう。 【負荷試験施設1~環境試験室】 環境試験室。対悪環境を想定した信頼性の試験を行う部屋です。 この中(恒温槽と言うそうな)で試験を行う 恒温槽のスペックは、こんなことになってます!! 現場では、+40℃の設定で、ディスプレイがテストされていました。たまたまこの時期にPCの新モデルが少なかったのでディスプレイのみでしたが、もちろんPCのテストもここでやります。 人が入れるサイズの恒温槽なので、中に人が入って操作しながらの試験も出来ます。実際、そういう事もあるらしいです。なので現場には、低温試験用に防寒用ジャンパーも用意されていました。 同じ部屋に小型バージョンもあり。これは人が入れるサイズではないです。 中はこんな感じになってます。行った時には使われていませんでした。 【負荷試験施設2~高温室】 こちらは「高温室」。「恒温槽」と「高温室」。紛らわしいぞw またの名を「長期ライフ試験室」と言いまして、つまり、製品の寿命を測るために加速劣化試験を行う場所です。 中はこんな感じ(動画でどうぞ) この部屋は常に40℃に保たれていて、24時間365日稼働しています。この中で製品を動かし、製品寿命(製品が故障するまでの時間がどれぐらいなのか)を測定するわけです。 訪問した時には中はほとんどディスプレイで埋め尽くされていましたが、実際、ディスプレイと電源ユニットの試験が多いそうです。何故かというと、この2点はなかなか陳腐化しないからです。つまり、ユーザーさんに長い間使われる可能性が高いパーツなわけです。それに合わせてこういう事になっているわけですね。 電源ユニットの試験中。電源ユニットにつながっている謎の基板等は、自作の電源負荷掛け装置なんだそうな。 【まとめ】 さて、ざっと自分のオモシロイと思ったところを中心にまとめてみました。ですが、まだまだ書き足りないものがありますのでそれは今後順次追加していく予定。 |
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