レノボ Erazer X700[MEDIONのPCが日本上陸、という意味でもある]
登録日:2013年03月12日

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ドスパラ GALLERIA QF780HG
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HP SlateBook 10 x2
SONY VAIO Fit 14E
SONY VAIO Fit 14
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SONY VAIO Fit 15
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上海問屋 ブラケット付属カメラ用LEDライト35灯(補助光)
HP EliteBook Revolve 810
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レノボ Erazer X700
HP Slate 7
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ドスパラ Note GALLERIA GM680M
ドスパラ Diginnos Mini NUCシリーズ
レノボ ThinkPad Helix
デル Inspiron 17R-5721
デル Inspiron 15R-5521
デル Inspiron 15-3521
デル Inspiron 14-3421
【価格情報】
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【Lenovo Erazer X700をチェック】
IdeaPad Y500以来、ゲーミングPC分野への進出を匂わせていたLenovoですが、今度はデスクトップ型のゲーミングPCを投入です。とうとう本格参入ということでしょうか!?

発売は3月15日(金)から。レノボ・ショッピングでの直販と、全国の主な家電量販店で販売されるとのこと。

ところでこのモデルは、Erazer X700という名前になっています。つまり、IdeaCenterシリーズではないわけですが、これには理由があります。この機種はもともとは、ドイツの電子メーカー、MEDIONの製品だからです(Lenovoが昨年10月に買収した)。

ということなので、LenovoはどうやらMEDIONを獲得したことでゲーミングPC進出への足がかりを作りたい、と思っているようですね。←もちろん、MEDIONを獲得した主目的は、ヨーロッパでのシェア拡大の方であるに違いありませんが。

ところでこの買収は、一種、LenovoとNECの関係を彷彿とさせます。LenovoとNECは、2011年7月に事業を一部統合しましたが、その後NECはどうなったのかというと、LaVie Z、LaVie Y、LaVie Xのような超軽量ノートを連発しました。そして、それらの出来が良い!(ここ大事)。つまり、価格勝負/体力勝負になる売れ筋PCの開発については、Lenovoの方にある程度依存することになったのかもしれませんが、その代わりにNECならではのニッチで特色のある機種の方に開発資源を集中することができた感じがあるのです。適材適所の戦略が功を奏したのではないかと。

これと同じ事がMEDIONにも期待できるかもしれません。もともとMEDIONはゲーミングPCだけの会社ではありませんが、今回Lenovoグループに入ったことで、ゲーミングPC担当という位置付けになり、よりゲームに特化したモデルを開発できるのではないかと勝手に思ったりします。

…と言いつつも、その第一弾である今回のErazer X700は、ゲーミングPCとしてみると見た目的にやや平凡と言わざるを得ない感じではあります(17万円前後予想という価格がちょっと高めな感じがします。もう少し安ければいいのですが)。ですが、MEDIONがLenovoグループに入ってからまだ半年も経っていませんから、今判断するのは早計でしょう。今後に大いに期待したいところですし、期待できそうな感じは十分あります。

【販売開始!~もしかして値下げしたのかも?】2013/03/15
予定通り、本日(3月15日)より販売開始されました!→http://shopap.lenovo.com/jp/products/desktops/erazer/erazer-x-series/erazer-x700/
若干驚くのは価格。150,150円となっています。17万円前後と予想されていたので、それに比べると2万円も安いです。少なくとも、NTT-Xで先行予約が開始された時点での定価は16,980円だったので、その後Lenovoが急遽値下げした可能性が高いですね。(正しい判断だと思います)

同時に、店頭販売するお店の一覧も発表されました→http://www.lenovo-erazer.jp/(ページ下の方)
これによると、全国9店舗です(ビックカメラ、ソフマップ、ヨドバシカメラ、ツクモの各店)。個人的にはもっと多いのかと思っていたのですが、案外限られてしまいますね~。しかも秋葉原に集中しすぎじゃね?(3店舗が秋葉原地区にあるんだけど) 首都圏に住んでいる人ならばそれほど不便ではないかもしれませんが、地方の方はかなりキビシイ状況。


【ギャラリー&レビュー】
全景。ちなみに、買った時にキーボードやマウスは一切付いてこないのでご注意を。


フロント上面のインターフェース

※overclockボタンは、押下すると赤く点灯し、オーバークロック可能となります。(再起動を促され、再起動後、「Erazerコントロールセンター」というソフトで設定できるようになる)
overclockボタン点灯中

再度押下すると消灯し、オーバークロックが無効になります。(通常クロックに戻る)

フロントの扉を開けるとこういう風になっています。


天板部分はこんな風になっています。


天板部分を後ろから見るとこんな感じ。


何やら怪しげな構造が


こんな構造になっています。

※USB3.0端子(type B)と電源端子があります。ここは一応、何らかの専用デバイスを接続することを想定しているようなのですが、現時点でそういう専用デバイスが用意されていないため、今のところ使いようがないとのことです。(^^ゞ

左側面。こちらはただの板という感じ。


バックパネル。サウンドカード等を増設せずに、デフォルトで7.1チャンネルに対応するというのは結構珍しい。また、S/PDIFも、optical(光)とcoaxical(同軸)両方装備するというのも随分な念の入りよう。


右側面を開けたところ

※ちなみに、一般的なPCと違って向かって右側面が開きます。つまりどういうことかというと、いわゆる逆倒立筐体なわけです。その結果、GPUの冷却ファンが上を向いているのが分かるかと思います。(この方が冷却効率が良い)

現場の説明員さんは、パフォーマンスが高いだけでなく、その割には非常に静かであることを強調されていましたが、それは、CPUが水冷であるとともに、逆倒立筐体であることによりエアフローが優れていることも貢献しているのだと思われます。

ドライブベイを4つ装備。トレイ式になっていて、ワンタッチで抜き差し可能。一番上に1TBのHDDを装備しています。
試していませんが、ベイ自体を本体から取り出せる風の構造をしていました。



ドライブトレイはこんな感じのもの。


CPU。水冷になっています。特別ロゴ等も入っていない非常にベーシックな感じの水冷ユニットなのですが、これには、「レノボリキッドクーリングシステム」という名前がついてます。ということは、ここはMEDIONではなく、Lenovoが開発した部分なのかも知れません。


GPUはGeForce GTX 660


上面(天板裏)には排気用ファンが付いている。(青色LEDで光る)


右側面板。メッシュの形が五角形をしている独特の右側面板になっています。また、erazerというロゴも入っています。


Windowsエクスペリエンス・インデックス。SSDを搭載していないので、「プライマリハードディスク」の値が5.9とボトルネックになっていますが、それ以外の部分は7.8~7.9と非常にバランスのとれた値となっています。


オーバークロックツール(Erazerコントロールセンター)はこんな画面。"OC Genie"とありますから、マザーボードはMSI製?→ただし、マザーボード面のシルク印刷からは製造メーカーを連想させるようなものは特別見つからず。


CPU倍率を最高43倍まで高められる(定格は41倍)。ちなみに、CPU倍率を低くすることも出来ます(12倍まで)。



【主な仕様】
パーツ 選択可能項目
OS Windows 8(64ビット)
オフィスソフト 無し
CPU Core i7-3820
チップセット Intel X79 Express
GPU GeForce GTX660(1.5GB)
メモリ 8GB(4GB×2)
※本来クアッドチャネルなので、2スロットしか使っていない(デュアルチャネル動作)というのはちょっともったいない気がするが、まあ、増設前提ということでしょう。
HDD/SSD 1TB
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
外形寸法
(W×D×H)
210×475×455mm
重量 18.5kg
価格 17万円前後予想
より詳細な仕様 Erazer X700製品詳細(Lenovo)

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◆発表会レポート:レノボ、ゲーミングPC市場に本格参入--「Erazer X700」を3月15日より販売(CNET Japan)
◆関連報道(英文):CES 2013 Lenovo launches Erazer X700 gaming PC with one-button overclocking(ZDNet)
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