iPhone 5sをレビューしてみて気が付いたこと
登録日:2013年11月05日

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EXPANSYSさんから、iPhone 5sをレビュー用として貸し出してもらったのですが、初めてのiPhoneなのでいろいろ勉強になりました。以下に自分用メモを記録しておきます。

Androidが良いかiPhoneが良いか迷っている方には多少なりとも参考になれば良いと思います。


【4インチは小さくないか?…と思ったのだが】
言うまでもなく、iPhone 5sはAppleの最新/最先端スマホです。なのですが、個人的には、それが4インチという小さい液晶であるというのが若干信じられなかったりしたんですよね。

というのも、Androidのスマホは画面サイズのインフレ状態なので、4インチは最小の部類に属しますから。ましてや、フラグシップ機が4インチということはあり得ない(笑)。なので、「iPhone、そんなんでホントに大丈夫なのかい?」という気がしていた自分w

…で、実際使ってみると印象はかなり違いました。iPhoneの場合、4インチでもなるべく不便しないようにいろいろ工夫されているところも多いと思いました。どういう事かというと、アプリもOSもはじめからその画面サイズを前提に作られているので、UIがそのサイズに最適化されている感じがありますね。アプリ開発側は4インチ決め打ちで画面設計をできる分、余計な事を考えずに済むので、それが良い方向に作用しているのではないかと。

逆にAndroidの場合、開発者はいろいろな画面サイズを想定して画面設計をしなければいけないので大変です。ですが、それも限界があるので、現実にはメインターゲットとなる画面サイズを想定してアプリを開発する事が多いと思います。そうなると、その想定から大きく外れる端末ですと、バランスが崩れる場合があるのではないかと推測します。結果として、非常に押しにくいボタンとか、あまりにも邪魔すぎる場所に表示される広告とか…w。そういう現象が意図せずに発生してしまう可能性が高くなってしまうのではないかと。

…話をもとに戻します。当初4インチという画面サイズに対して懐疑的だった自分ではありますが、全体的な使用感はあまり4インチの小ささを感じさせませんでした。ちょっとした驚きです。Appleがあえてサイズアップを選ばなかった理由の幾分かはこの辺にもあるのかもしれませんね。

ただし、それは全てのシチュエーションでそうかというと否です。どうしても画面の小ささが隠しきれないのはゲームだと思いました。たとえば、Angry Birdsの場合、画面が小さいとその分画面の拡大/縮小をしなければいけない事が多くなりますから、やはり少しでも画面が大きいほうがより楽しいですね。パズドラみたいなものも、当然、画面が大きいほうがプレイしやすいです。

Webブラウジング等の場合は、もしかしたら画面が小さいほうが片手で操作しやすいというメリットも有るかもしれませんが、ゲームに関しては、画面の大きさは正義。


【Flashが使えないと、どの程度不便なのか?】
iPhoneはあえてFlashに対応していません。何故かというと、Appleのビジネスモデルを守るためにあえてそうしているに違いないわけで、ユーザにとっては正直迷惑な話です。…ではありますが、とりあえず現在はかなり解消される方向に向かっている感じがしました。何故かというと、配信側(Webサイトの配信システムやFlash開発環境)が、対策をしているからだと思われます。下表の様な事になっていました。
項目 詳細 利便性
Youtube 何故かSafariから直に視聴可能。よく分かりませんが、配信側で自動判別して、配信するプロトコルを切り替えている??
別途、Youtubeアプリをインストールすることで、アプリからの視聴も可能。
Gyao Gyaoアプリをインストールすることで、アプリ経由でも見ることがますし、同時にSafariからも直接視聴することができるようになります。 ○~◎
ニコニコ動画 Safariから直接視聴することは不可。ニコニコ動画のアプリ経由で視聴可能。
Flashゲーム ゲームデザインなどで配布されているFlashゲームですが、これらは原理的にはプレイ不可ですし、実際不可です。ただし、「iPhone版」を別途配布しているものも多い。例えば、「麻雀 Flash」 ×~○
このような状況。Androidに比べれば、制限があったり、一手間かかったりするのは事実ではありますが、それでも普通に使う分には、ほぼ意識しないで済んでしまう程度ではないかと思いました。


iPhoneの「マップ」アプリの画面
【地図アプリについて】
iPhoneは、iOS6になった時に、GoogleマップをやめてAppleオリジナルの地図サービスに切り替えました。ところがかなり不具合が多く、当初はかなり批判されました(参考→iOS6マップ不具合事件とは)。

その後改善したのかチェックしてみましたが、使えなくはない感じですね。さすがに登場から随分経っているますから、だいぶ修正されたのでしょう。

とは言え、Googleマップには全く及ばない感じです。まず決定的に違うのが地図の情報量。Googleマップの場合、自宅で開いているピアノ教室レベルの情報さえ地図上に出てきますけど、Appleの「マップ」の場合、公共性の高い施設のみという感じですね。ましてや渋谷ヒカリエの階ごとのマップを見るなどの芸当も当然出来ない。それ以外にもたくさん機能的な不足はありますが、キリがないので省略します。

ただし心配は要りません。なぜならば、iPhone用Googleマップもちゃんと用意されていますから、そちらを使えばいいだけの話です。

Appleに絶対的忠誠を誓っている人ならば、あえて不便な純正の地図アプリを使う意味はあるかもしれませんが、そうでなければ即効でGoogleマップにするのをオススメします。

願わくば、使わなくなったAppleの「マップ」が削除できればより良いのですが、それは出来ないようになっています。この辺の事情はAndroidと共通ですね。きっと、「脱獄」すればできるのでしょうが、さすがにiPhone初心者の私にそれはハードルが高すぎるので断念。…というか、そもそもまだiOS7の脱獄手順は開発されていないのかな?


【アプリの充実度は?】
iPhoneはスマホのパイオニアでありますから、アプリの充実度についてはあまり心配はしていなかったものの、現在、グローバルシェアで見れば、Androidが圧倒しているのが現実ですからね(80%前後がAndroidらしい)。このような状況では、Android用のアプリしか用意されていない、というケースがあっても不思議ではないわけで。

…ということなので、普段自分がAndroid上で使っているアプリをApp Storeで探してインストールしてみました。(順不同)
・Googleマップ(地図アプリ)
・Sleipnir Mobile(Webブラウザ)
・iLunascape(Webブラウザ)
・Facebook(SNS)
・Gooogle+(SNS)
・LINE(SNS)
・Y!乗換案内(乗換案内)
・TED(TED公式アプリ)
・NAVER英語辞書(辞書アプリ)
・YouTube(動画共有サイト)
・nikoniko(ニコニコ動画公式アプリ)
・ジョルテ(スケジュール管理アプリ)
・Gya0!(Gya0!公式アプリ)
・Angry Birds(ゲーム)
・Juice Cubes(ゲーム)
とりあえず、どれも問題なく動いている感じ。ただし、TED Air、TED Me、ESファイルエクスプローラのiPhone版はないみたいですね。この辺は同ジャンルの別アプリがたくさんあると思われるので、代わりを探せば済む話だと思われます。

逆にiPhoneでしか使えないアプリは結構あると思います。例えば、iMovie(Apple純正ソフト)などは典型的ですが、その他にも結構ありそうな気配(よく調べていない)。それらを考えると、相変わらずiPhoneのアプリは非常に豊富で充実していると思います。実際、iMovieは結構キラーソフトかもしれないぐらい、出来が良いらしい。

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◆報道:米アップル、「iPhone 5s」「iPhone 5c」発表(ケータイ Watch)
◆参考:iPhoneを脱獄についてのよくある質問と回答まとめ(Jailbreakers.info)
◆用語解説:iOS6マップ不具合事件とは(ニコニコ大百科)
◆解説:大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法(BLOGOS)
◆まとめ:Flashを見られない理由と対策(NAVERまとめ)
◆参考:日本人は世界一iPhone好き!?調査国中で唯一Androidシェアを上回る(ギズモード・ジャパン)
◆参考:日本は、世界一安くiPhoneを購入できる?世界一のiPhoneシェアを支える3つの要素(ライブドアニュース)

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