LG G3を実機レビューしてみて気がついたこと
登録日:2014年08月20日

★トップページ

ZenFone 2をチェック(後編)
LUMIX DMC-CM1をチェック(後編)
YotaPhone 2のチェック(後編)
XPERIA Z3(D6653)を実機レビューしてみて気がついたこと
Zenfone 5を実機レビューしてみて気がついたこと
LuvBook Cを実機レビューしてみて気がついたこと
Gionee Elife E7 Miniを実機レビューしてみて気がついたこと
Nokia Lumia 1320を実機レビューしてみて気がついたこと
LG G3を実機レビューしてみて気がついたこと
Nokia XLを実機レビューしてみて気がついたこと
Endeavor NY40Sを実機レビューしてみて気がついたこと
SONY XPERIA T2 Ultraを実機レビューしてみて気がついたこと
HTC One M8を実機レビューしてみて気がついたこと
HP EliteBook 820 G1/CTを実機レビューしてみて気がついたこと
Galaxy Note 3 Neoをレビューしてみて気がついたこと
XPERIA Z Ultraをレビューしてみて気がついたこと
Motorola Moto Xをレビューしてみて気がついたこと
Endeavor ST170Eをレビューしてみて気がついたこと
HTC One Maxをレビューしてみて気が付いたこと
デル XPS 11をレビューしてみて気がついたこと
LG G Flexをレビューしてみて気が付いたこと
iPhone 5sをレビューしてみて気が付いたこと
Galaxy Mega 5.8の使用感レビュー
GALLERIA QF770HEをレビューしてみて気がついたこと


【LG G3を実機レビューしてみて気がついたこと】
このページは、内容的にはLG G3 D855をチェックの続編となっております。実機を借りて一定期間使ってみましたので、より詳細な情報を記録しておきます。

基本的なレビューは上記ページを先にご覧ください。そちらを読まずにいきなりこちらを読んでしまうと、内容が細かすぎて伝わらない可能性ありですw

■■■■■■【目次】■■■■■■
【日本語ロケールは用意されているが、中華フォント】
【楽天BBのMVNO SIM OK】
【テザリングもOK】
【カメラのシャッター音はサウンド設定でコントロール可能】
【露出変更できない!&プレビュー機能もない!】
【HDRは十分実用的な予感】
【マジックフォーカスは若干不便なところが】
【LazerAFの感想】
【背面のボリュームボタンは最高の使い勝手だと思う】
【root化可能!】
【MOVESも動作する】
【弊害がある高解像度液晶】
【CPU-Zの結果報告】



【日本語ロケールは用意されているが、中華フォント】
日本語ロケールは最初から用意されています。ただし、フォントは中華フォントなので、別途日本語フォントをインストールした方が良いですね。今のところそこまでは試していませんが。




【楽天BBのMVNO SIM OK】
楽天BBのMVNO SIMは、普通にAPN設定をすればすぐ使えました

※その後、IIJmioのSIMも試してみましたが、こちらもちゃんと利用できました。



【テザリングもOK】2015/01/28
USBテザリング、Wi-Fiテザリング、Bluetoothテザリングが可能です。

※Wi-FiテザリングとBluetoothテザリングは、特別問題なくできましたが、USBテザリングの場合は別途ドライバが必要でした(Windowsの場合)。ですので、マニュアル&ソフトウェアページからドライバをダウンロードしてください。ちなみに、2015/01/28時点でダウンロードできたファイルは、「LGUnitedMobileDriver_S4981MAN38AP22_ML_WHQL_Ver_3.8.1.exe」というファイル名でした。



【カメラのシャッター音はサウンド設定でコントロール可能】
電源ボタン長押し時の画面
残念ながら、カメラアプリケーションの方にカメラのシャッター音を消す設定はないのですが、サウンドモードを「バイブレート」もしくは「サイレント」に変更するとカメラも連動して消音するようになっています。また、この設定は、WiFi時でもSIM時でも有効であることを確認しました。

もちろん、本当ならばカメラだけを消音できれば一番良いのではありますが、切り替える操作は簡単で、
「電源ボタン長押し」→「指定したいサウンドモードのアイコンをタップ」
の2アクションで素早くできます。ですので、十分使いやすいと思いました。



【露出変更できない!&プレビュー機能もない!】2014/11/11加筆
カメラアプリを操作していて驚いたのは、異常なほど設定項目が少ない事。例えば露出やホワイトバランスを変更することすら出来ないです。若干信じられなかったので検索してみたのですが、やはり自分の勘違いではないようです→LG G3を購入レビュー(どこにでもいる学生のブログ)

あと、写真撮影直後のプレビュー機能もないです。これはいくらなんでも問題アリな気がしますけど。プレビュー機能がないので、うまく撮ったつもりが、後から見直すとブレブレの写真だったりする事が何度かありました。カメラが明るいおかげで、シャッタースピードはそれほど遅くはならず、それほど失敗する確率は大きくありませんが、万が一、肝心な写真がブレていたりするとシャレになりません。

恐らく、イージーに使えることを優先してあえてこうしているのだと思われますが、できれば今後のアップデートで改善して欲しいですね。



【HDRは十分実用的な予感】2014/08/21
LG G3はHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)撮影が可能になっています。これはかなり効果があると思います。
HDR無し(左)と、HDR有り(右)。HDRなしだと、画面下半分がほぼ真っ暗で何があるのか全く分かりませんが、HDR有りですと街灯や池がはっきり識別できます。

残念ながら、リアルタイムHDRにはなっておらず、結果は撮影後にしか確認できないのではありますが、Autoモードがあるのが良いですね。これは、コントラストの強い写真の場合だけ、カメラが自動的に判断してHDR処理をしてくれます。かつ、HDR処理が入っても全くタイムラグが感じられないので、撮影後の合成処理に非常に時間がかかって次のシャッターチャンスを逃してしまう、といったこともないです。

自分は、HDRはまだまだお遊び機能という認識で、実際にはなかなか使い物にならない、と思っていたのですが、LG G3のHDRは十分常用可能な雰囲気があります。

2014/08/27
その後、旅行に出る用事があったので、スナップ写真を撮ってみました。ずっとAuto HDRモードにしたまま撮影したのですが、途中からその存在を完全に忘れていました。それぐらいタイムラグがなく、そして写真の映りも非常に良いです!
作例

晴天時に、揺れる船の上から撮ったのですが、シャッタースピード1/2127で撮れているので、うみねこがブレずに撮れていますし、船上から放った餌(パンくず)さえもきちんと映っているのにびっくり(オリジナルを縮小しているのでこれだとほとんどわからないと思いますが)。そして、背景の山並みとのコントラストも見事に再現されていますね!(HDRがかかったのかどうかは不明)。

いずれにせよ、これぐらい美しく撮れるのであれば、デジカメ要らないと思いました。



【マジックフォーカスは若干不便なところが】2014/08/21
LG G3は、マジックフォーカス(撮影後にフォーカスを変更)という機能も装備しています。
実際はこういう風に操作します

動画でも説明していますが、LG G3のフォーカス変更機能のマズイところは、撮影→フォーカスを選択→保存を一連の作業として行わなければならないことですね。つまり、先に撮影だけ行って、後からまとめてフォーカスを選択ということができない仕様になっています。(フォーカス選択をせずにどんどん写真を撮ると、1つ前の写真は強制的にフォーカスが確定してしまう)

なぜそうなっているのかというと、操作を単純化するためだったり、データ容量の肥大化を避けるためだったりするのかもしれません。また、フォーカス未確定の写真を大量に撮りためところで、後から手作業で一枚一枚フォーカス選択作業をするかというと、あまり現実的な話ではないでしょうw。なので、むしろこれのほうが親切設計という考え方もあると思いますが。



【LazerAFの感想】2014/08/27

LGの主張によると、LaserAF(レーザー・オート・フォーカス)は、暗いところでも確実にかつ速く合焦出来るとのことですが、実施使ってみたところ、特別早いとも遅いとも思いませんでしたね。明るいところでも暗いところでも。

ただし、別の意味でレーザーならではの良さもがあると思いました。赤外線方式と違って、暗いところでも補助光が発光しませんので、写真を撮っていることを周りに気付かれにくいという特性があります。薄暗い飲食店で食べ物を撮ったりする場合、補助光の明るさが結構周りに気兼ねしたりしますが、そういう心配をする必要がないのが良いですね!



【背面のボリュームボタンは最高の使い勝手だと思う】2014/08/23
LGのスマホは、背面にボリュームボタン&電源ボタンが付いています。一貫してこのスタイルを貫いていますが、これが非常に使いやすいと思います。縦持ちで使っていると非常に自然に操作ができます。特に使いやすいのが写真を撮る時です。

スリープしている状態でも、ボリュームボタン長押しでカメラが起動し、それに引き続きボリュームボタンでシャッターを切れるので、完全に片手だけで写真の撮影ができてしまうのです。

シャッターボタンが付いている機種もありますが、シャッターボタンは側面についているので、最近の薄型のスマホでは持ちにくく、どうしても両手でしっかりホールドしないと撮影できないのに比べると、はるかに素早く楽に撮影できるのです(縦で撮影するとき)。

以前、LG G Flexを使った時も背面のボタンは使ったことがありましたが、その時にはあまり確信が持てなかったのですが、その後、いろいろな方式のスマホと比較してみてよく分かりました。やはり圧倒的にこの方式は使いやすいですよ。
慣れると、こういう風に横向きでも撮影可能です。




【root化可能!】
あえて詳しくは書きませんが、root化は可能です。下記ページの通りにやったらあっさりroot化成功。非常に簡単です→LG G3の米国版とLG-D855を簡単にroot化できるAndroidアプリ「Stump Root for LG G3」が公開(ガジェット通信)
Stump Root後のCPU-Zの表示


2014/11/14補足
スマホから直接APKファイルをダウンロードして、それをインストールしようとすると「パースエラー(つまりAPKファイルが壊れている?)」的なことを言われてインストール出来ませんでした。ところが、Windows PCからダウンロードしたAPKファイルをUSB経由でスマホのSDカードにコピーしてやったところ、何故かインストールできました。どうしてそうなのかよく分かりませんが、ダメな場合はそういう方法もお試しください。



【MOVESも動作する】
ほぼ、自分用のメモですがw、MOVESも動きます。結構動かない機種も多いので一安心w




【弊害がある高解像度液晶】2014/11/14
LG G3は、5.5インチにQuad HD(2560×1440)と、異常なぐらい高解像度な液晶パネルを装備しており心配だったのですが、やはり予想通り不具合があった模様。

カーソルが非常に細い!(Sleipnirの検索窓)

※気を抜いていると、カーソルの位置を見失ってしまうぐらい細く見難いです。

ちなみにChromeの場合は普通に太いので問題なし


この現象が出るアプリはごくわずかではあります。自分が気がついた範囲では、「Sleipnir」、「Jorte」、「All英語辞書」です。他の大多数のアプリは問題ありませんでした。

これによって著しく利便性が失われるという程の問題ではありません。ですがもともと自分は、高解像度液晶を搭載することによるメリットを特別見いだせませんでした。ましてやこういう弊害があるのであれば、「こんな液晶要らない」と思ってしまいましたけどね。

とにかくスペックが高くないと気がすまない、という一部のユーザーはともかくとして、一般のユーザーにとってはデメリットしかない(利便性低下&本体価格が高くなる)液晶だと思いました。



【CPU-Zの結果報告】
SoCタブ。SnapDragon 801です。最新SoCです。


SYSTEMタブ



BATTERYタブ


SENSORSタブ。Step Detector/Step Counterあり。気圧計(Pressure Sensor)もあり。その他謎の項目多数。これだけいろいろあるということは、センサー周りは非常に充実しているのだと思われる。




★このページについて間違い報告

◆カテゴリ変更◆
●レビュー後編
★カテ指定解除
★カテ一覧

◆関連記事◆
◆前編:LG G3をチェック
◆関連:LG G3の米国版とLG-D855を簡単にroot化できるAndroidアプリ「Stump Root for LG G3」が公開(ガジェット通信)
◆関連:LG G3を購入レビュー(どこにでもいる学生のブログ)

エクスパンシス