レノボ ThinkPad Helix[ギミック満載のコンバーチブルタブレット]
登録日:2013年01月12日

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【ThinkPad Helixをチェック】
CESで初めて明らかにされたThinkPad Helixですが、とうとう発売が決定しました! 4月9日から法人向けのモデルを受注開始。個人向けには4月下旬に直販を開始する予定とのこと。

Windows8タブレット機で、完全分離型です。既に、分離型のWindows8タブレットとして、Lenovo ThinkPad Tablet 2がありますが、それの進化系という感じの機種ですね。

何が進化したのかというと、本体とキーボードの関係性です。ThinkPad Tablet 2は「パーツが2つに分かれていて、必要に応じて合体できる」程度の関連性でしたが、一方のHelixはキーボード側に冷却装置が付いていて、その冷却装置を使ってフルパワー動作する仕組みになっています(詳細→週アスPLUS)。このように、両者がより有機的な繋がりを持っています。これはなかなかおもしろいアイディアですね。


【販売開始!】2013/04/12
「個人向けには4月下旬から」という予定でしたが、前倒しになりまして、本日(12日)から販売開始とのこと。ということで早速ページを見てみると、色々カスタマイズができるようになっています。これは有難い。

デジタイザー・ペン非対応も選べる(カタログモデルは対応モデルのみ)


オフィスも選べる(カタログモデルはオフィスソフト無しのモデルのみ)


英語版のキーボードドックも選べる。キーボードドック無しのモデルは無し(カタログモデルも含め)。


NFCの有無も選べる。何故かバッテリーの項目で選択。


詳しくはこちらで→ThinkPad Helix製品詳細(Lenovo Japan)


【ギャラリー&レビュー】2013/04/11
全景


全景2~横から。液晶を目一杯開いた状態。あまり大きくは開かない。(Lenovoの資料によれば125度とのこと)


取り外してタブレットとして使用可能


タブレットを取り外したドックはこういう状態


ドックのコネクタ部アップ

※コネクタがなぜ2つ付いているのかというと、タブレットを裏返しにしても装着できるように両方に付いているんですね。
また、冷却ファンが付いていますが、これは、ドッキング時にタブレットを強制的に冷却するためのものです。メカニズムについての図解はこちら参照→http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/595/155/html/16.jpg.html
ちなみに、裏返して装着するとこんな風になる


右側面(ドッキングしたまま液晶を閉じた状態)


イジェクトをロックする機構について(記者発表時に使われた資料より)

※セキュリティロックスロット(グレーの部品)を引き出すことにより、黄色い部品が下がります(赤矢印の方向に下げられる)。そうすると、黄色い部品がつっかえ棒になり、イジェクトレバー(オレンジの部品)が動かせなくなります。

左側面(ドッキングしたまま液晶を閉じた状態)


上面(ドッキングしたまま液晶を閉じた状態)


デジタイザペン関連の写真

※ちなみに、デジタイザペンに対応しているモデルと対応していないモデルがあり、非対応のモデルの場合、あとからペンだけ買っても使えません(デジタイザを内蔵していないため)。ご注意ください。

後面(ドッキングしたまま液晶を閉じた状態なので、ここで見えている各端子は、ドック側のものです。)


ちなみにタブレットを外して同じ面(タブレットの底面)を見てみるとこうなってます。


タブレット底面の解説1(左側)


タブレット底面の解説2(真中)


タブレット底面の解説3(右側)


液晶面。11.6インチ(1920×1080)[タッチ対応/ゴリラガラス/IPS/光沢]


キーボード&トラックポイント&タッチパッド


キーボード横から


トラックポイントの背がこれぐらい低くなっている

※キーボードは、かなり打圧が軽い感じですね。そしてかなり乾いた感じの音がします。ThinkPad Twistに非常に似た打圧&打鍵音&ストロークの深さだと思いました。
「↓」キーにポッチが付いている

キートップが落ち窪んでいる&スペースキーが山形をしている

といった、全く手抜きのないキーボードです。さすがThinkPadと言って良いでしょう。自分は当初、「これだけ薄くしてしまうと、いかにThinkPadとは言えヤバイんじゃないか?」とかなり疑ってかかっていたのですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。大変失礼しました!m(_ _)m

タッチパッド&トラックポイント部アップ。トラックポイントのボタンが無くなり、タッチパッドと一体化しました。中央に印(物理的な凹凸)が付いており、そこは中ボタン領域として機能します。なので、クラシックなトラックポイントと使い方は同じです。

※トラックポイントのボタンが消滅した事については心配していた部分です。実際に使ってみた感じは、思ったほど使いづらくはないです。少なくとも、ボタン押したつもりがマウスカーソルの操作と誤認識されてしまうというような根本的な欠陥はなさそうな感じではありましたし、中ボタンは触った感触で分かるようになっているなど工夫もあります。

慣れれば結構使いやすのかもしれませんし、原理的にはジェスチャー操作がしやすくはなりますね。なので絶対物理ボタンが良いと主張するつもりはありませんが、トラックポイントの操作性だけに着目して考えれば、従来の物よりも若干操作性が低下してしまっていると感じましたね。とは言え、基本的には許容できる程度の変化だと思いました。
2013/04/25
その後、ボタンが無くなったことに従い、非常に興味深い新機能が追加されていることが判明。詳しくはこちら→ThinkPad Helixのタッチパッドについて驚愕の事実[タッチパッド・ステートとトラックポイント・ステートがある]


【総評】
ThinkPad Helixが他のコンバーチブル型タブレットに比べて優れているところはどこかと言えば、キーボードだと思いました。他社とは次元の違うキーボードだと思いますね。更に言えば、ThinkPad Tablet 2のキーボードよりも良い。そしてかつ、トラックポイントも光学式ではないマトモなトラックポイントです!(苦笑)。現時点において、Windows8なコンバーチブルタブレットの中で最も使い物になりそうな気配がしましたよ。値段も他社の類似機種と比べて特別高いとは思わないですし。

まとめると、この機種が刺さるターゲットとしては以下の様な人ではないかと。
★基本はクラムシェル型のノートPCとして使うが、業務の都合等でタブレットでも使えると便利な事がある人。
★あくまでキーボードは事務所や家に据え置きで使うことを考えていて、普段はタブレット部分のみを持ち歩く人。
★ThinkPad Tablet 2の専用キーボードにはイマイチ納得行かない人。
★パフォーマンスがそれほど必要ない方や、少しでも軽いほうが良かったり、経済的にHelixは難しいという方は、ThinkPad Tablet 2の方が良いか。


【主な仕様】
パーツ 選択可能項目[370133J,370132J,36973SJ,36973UJ,36973TJ,直販モデル]
OS ●Windows8(64ビット)
●Windows8 Pro(64ビット)
オフィスソフト ●なし
●MS Office Personal 2013
●MS Office Home and Business 2013
CPU Core i5-3317U
Core i5-3427U
Core i7-3667U
チップセット QS77 Express
GPU CPU内蔵GPU(Intel HD Graphics 4000)
メモリ ●4GB(4GB×1)
●8GB(8GB×1)
HDD/SSD ●128GB
●180GB
●256GB
光学ドライブ 無し
液晶ディスプレイ ●11.6インチFull HD(1920×1080)[タッチ対応/デジタイザペン対応/ゴリラガラス/IPS/光沢]
●11.6インチFull HD(1920×1080)[タッチ対応/デジタイザペン非対応/ゴリラガラス/IPS/光沢]
外形寸法
(W×D×H)
296.1×187.3×11.6mm(タブレットのみ)
296.1×226×20.4mm(ドッキング時)
重量 835g(タブレットのみ)
787g(デジタイザーペンなし時)
1.65kg(ドッキング時/デジタイザーペン含む)
バッテリー駆動時間 7~8時間(タブレットのみ)
10時間(ドッキング時)
価格 168,000円~
より詳細な仕様 ThinkPad Helix製品詳細(Lenovo Japan)

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