HP昭島工場訪問記[ヒューレット・パッカード株式会社 昭島事業所]
登録日:2013年09月30日

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「HPのパソコン買ったんだけど、テープが二重に貼られている!」という方は必見!! それは抜き取り試験対象機だったのだ!
HP昭島工場訪問記


【HP昭島工場訪問記】
HPの昭島工場に行ってきました。この工場、実は約2年前にも見学させていただいています。なので、まずは前回の訪問記を確認…と思ったら、前回の記事書いていないんだなorz。実は、その時一緒に新製品も見せてもらえたので、そちらの写真は活用させてもらったんですけど、工場見学というネタでは記事化しておりません。HPさん、ホント申し訳ない。

…ということで、今度こそ(PCの話ではなく)工場の話をしましょう!
工場遠景:ヒューレット・パッカード株式会社 昭島事業所


外から見ると、配送センター的な感じになっています。


昭島工場のフロアマップ

※オフィス空間である2階は面積が小さくなっており、2階がない部分は、1階の背が高くなっています。

今回見せていただいたのは、3階の「PC製造ライン」です。


まずは部品を組み立てる工程(アッセンブリ)


部品が到着したところ


部品がベルトコンベアー式に流れていく(左から右へ)


ラインを横から見るとこんな感じ。手前から奥の方に流れる。(休み時間になってしまったので工員はお休み中ですが)


組立ラインで、PCを組み立てている風景。キーボードと冷却ファンの取り付けを行っている。


組立が終わると、プリテスト(初期動作試験)が行われる。


プリテストの画面

※この工程で、各パーツの動作確認が行われます。この画面は、プリテスト用専用OS(少なくとも汎用的/一般的なOSではないOS)上で動いています。ユーザーさんが使うWindowsのインストールはもっと後の工程で行われます。

キーボードの動作チェック中。白いキーが無くなればチェックOKということですね。

※プリテストの工程では、このように人出による動作試験も行われますが、ハードウェア構成の自動検査(注文通りの構成になっているか)も行われます。

プリテストが終わると、Run In(連続動作試験)が行われます。無人で自動実行されます。画面上でテストプログラムが動作しています。


デスクトップのRun In風景。デスクトップなので画面がありませんが、黙々とRun In試験が実行されています。時々ランプがチカチカしていたりします。


ここまでのチェックを経て、やっとユーザーが使うOS(Windows等)のインストールが行われます。OSのインストールは、LAN経由で自動的に行われます。

出来上がった製品は梱包されます

※現場は、ビジネス用AIOデスクトップをCTO生産(注文仕様生産:企業等への大量導入の際によくやられる生産方式で、ある決まった仕様のPCを固まった台数生産する)していた最中だったようです。なので、それ用の梱包材が山のように積まれていて、次々にAIOデスクトップPCが梱包され、積まれていました。


【抜き取り試験もある】
さて、基本的な流れはこの通りなのですが、一度出来上がったものをランダムに抜き取って、抜き取り試験も行われています。これは別ページにしたほうが良いと思いますので、作成までもう少々お待ちください。(その後作成→http://www.sd-dream.com/pasocompass/uni/HPAkishimaFactory2_1310012104.html)

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