XandrosのWindows度その3
(コントロールセンター/Xandrosネットワーク)
(2005/04/07)

【コントロールセンター】
Xandrosの特徴の一つである、コントロールセンター。
あまり多種のLinuxを使ったことがないのでよくわかりませんが、このコントロールセンターはかなり良くできているのではないでしょうか?。
Windowsで言えば、コントロールパネルから行うような操作を一手に引き受けるまさにコントロールセンターなのですが、デバイスマネージャのような機能も備えています。
Windowsでは当たり前のデバイスマネージャですが、Linux系のOSでここまでGUIだけでシステム/デバイスを管理できる仕組みをもうけているものはXandros以外知りません。

現実、Lindowsを使ったときも、Linuxのスキルがない私は、「音が出ているからサウンドは大丈夫なハズ」とか、「ネットワークは繋がるからNICはちゃんと認識されているハズ」と納得するしかない状況でした。(最新のLindows4.5とかFive-Oではどうなっているのか知りませんが)

それがXandrosだと、
「サウンドはICH4内蔵のAC'97Codecと認識されているな」とか、
「ネットワークカードはRTL8139シリーズと認識されているな」とか、
デバイスマネージャのごとく分かるようになっています。

↓ネットワークカードのHardware Detection状態


その他、パーティションの状況、現在動いているサービス、ブートマネージャの設定等々、非常に広範囲の情報をコントロールセンターから確認/変更できるようになっています。
まるでWindowsをお手本にして作ったかのようなこの作り。普通ならばコンソール(Windowsで言うコマンドプロンプト)を使わなければできないようなことでも大抵のことはコントロールセンターからできてしまいます。
Linux系OSは、コンソールを使いこなさないことにはそのOSの状態を把握するのが難しく、前々からWindowsを見習ってほしいと思っていたのですが、Xandrosはそういう心配がないのですばらしいですね。

その他のツールも充実しています。Windowsで言うイベントビューワーパフォーマンスモニターも付いているのにはちょっと感心してしまった。

さらに、Windowsで言えば、「プログラムの追加と削除」機能もあります。これはコントロールセンターの機能としてではなく、「Xandrosネットワーク」というプログラムから行います。


【Xandrosネットワーク(Xandros Networks)】
Windowsで言うところの、「プログラムの追加と削除」にあたるプログラム。Lindowsにも同様の機能(Click-N-Run)がありましたが、残念ながらClick-N-Runは有料バージョンでしか使えません。
一方、Xandrosは無料バージョンでも使えます。(太っ腹!)
従来、Linux系OSではプログラムのインストール/アンインストールは、コンソールからapt-get等のコマンドを使って行わなければなりませんでしたが、XandrosはこのプログラムからGUIで操作できます。

↓試しに倉庫番(Sokoban)をインストールしてみました。(なつかし~)

※「Install Sockoban」をクリックすれば、すぐインストール終了。(ルート権限のないユーザでログオンしているときにはrootのパスワード入れる必要あり)

↓起動画面。ゲームのルールは同じですが、見た目がかなりかけ離れてるな~(^^;



Xandrosネットワークは、apt-getのフロントエンドとして動いているだけで、ネットワークインストールの仕組みなどはapt-getの機能そのままだと推察されます。
ですが、その割には新規インストール可能ソフトとしてリストアップされるソフトが少なすぎです(100にも満たないのではないでしょうか)。
本当なら、4桁はあってしかるべきでしょう(それだけのソフトを単純にリストアップされても困るけど^^;)
この辺の謎は後々解明していきたいと思います(多分)。
万が一Xandrosネットワークが使えなくても、従来通りapt-getを使ってのインストールも行えるのであまり心配はいりません。



さて、「どれだけWindowsなのか?」という、LinuxというOSのアイデンティティをあえて無視した観点でここまで見てきました。
正直、LinuxというOSの優位性を抜きにして論じてしまうと、Xandrosは厳しい土俵で戦わなければならないわけですが、それでもかなり善戦していると思います。
Xandrosは見た目がWindowsに似ているだけでなく、従来のLinuxディストリビューションでは使いづらかったり、分かりにくかったりした部分をかなり改善しようと努力しているのが随所で見られます。
あくまで個人的な感想ですが、Lindowsよりも良くできたディストリビューションだと思います。
…ただ、Lindowsは日本語版が出ていますが、Xandrosは日本語版がないという厳しい現実があります。
とは言っても、Linuxはもともと他言語に簡単に対応できるようになっているので、多少の知識があれば自前で日本語化できるはずです。

ということで、次ページからXandrosを日本語化するにはどうしたらいいのか、そこのところを探っていきたいと思います。

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