DDNSの必要性
(2004/3/11)

【DNSとは何か?】
DDNSとは、Dynamic DNSの略です。
ですので、DDNSを説明するにはDNSを説明しなければなりません。
DNSとは、Domain Name Systemの略ですが、要するに、IPアドレスとURLの対応付けを行うためのものです。
例えば、WindowsのDOS窓で、
ping www.yahoo.co.jp
と打ってみてください。

www.yahoo.co.jpが、203.141.35.113と関連付けられていることが分かります。

それでは、Webブラウザを起動して、アドレスに203.141.35.113と打つとどうなるかというと、見慣れたYahoo! Japanの画面が表示されます。


ですが、普段YahooBBを表示するのに、203.141.35.113と打つ人はいませんし、覚えにくいです。
覚えやすい名前を付けるためにDNSという仕組みが考え出されました。ですので、URLというのは、IPアドレスに付けられた単なる別名であることが分かります。
この、URLとIPアドレスの対応表を保持しているのがDNSサーバというコンピュータです。
DNSサーバはあまり目立たない存在ですが、世の中の至る所に存在しており、お互いが協調して動いています。パソコンから各種Webページにアクセスする際は、必ずURLからIPアドレスを割り出さなければならないので、毎回DNSサーバに問い合わせる処理が実は行われているのです。


【DDNSとは何か?】
さて、それではDDNSとは何かというと、Dynamic DNSというぐらいですから、DNSのナニカをダイナミックにしたものです。

DNSが考案された当初は、基本的に一度割り当てたURLとIPアドレスは変化しないものとして管理する仕組みになっていました。
ところが、DHCPやUPnPなどの、ダイナミックにIPアドレスを割り当てる技術が登場し、従来のDNSでは現実にそぐわないケースが出てきました。そのために考案されたのがDDNSなのです。
従来のDNSとは違い、URLとIPアドレスの対応表をダイナミックに変更できるようになったため、ADSLルータのような、割り当てられるIPアドレスが変化する機器にURLを割り当てることができるようになったのです。

ちょっと話が難しくなってしまいました^^;

要するに、DDNSを使用すれば、ルータのIPアドレスを知らなくてもOKだということです。
それでは、具体的にどうすればいいのかを解説しましょう。

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