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2007/10/17

アフィリエイトにおいてレビュー記事は基本

アフィリエイトには「レビューモノ」という分野があります。
つまり、現物を入手して記事を書き、アクセスを集めてアフィリエイト報酬を得るというやり方です。
レビュー記事がアクセスを呼べるというのはアフィリエイト界の常識です。そして、典型的なレビュー記事(現物を題材に書く記事)ではなくても、「レビュー的な要素が多い」文章というのはやはりウケがいいです。
ですが、はっきり言って、今のネット世界においてレビュー記事はたくさん溢れています。特別珍しい存在ではありません。
ちょっと前までは、自分の感想を書いて写真を多用すればそれなりにアクセスが呼べましたが、今はそれほど甘い世界ではなくなっています。ですので、レビュー記事の書き方を知らないと赤字になりますよ、確実に。

自分が言うのも口はばったいですが、数々の「レビュー記事」なる記事を見ていて思うのは、レビューになっていないレビュー記事が実に多いんです。
せっかく現物をレビューして、本人も本当にオススメだと思って書いてある(と思われる)記事なのに、なぜか提灯記事にしか見えないレビューです。
なぜか。
それは、「根拠が示されていない」もしくは「ディテールが書かれていない」からです。
例えば、ある化粧品(ファンデーション)の無料サンプルをあなたが取り寄せて実際に使ってみたとします。
「お肌がすべすべになりました!!」と書くのは簡単です。
ですが、ただそれだけじゃ、読んでいる人は「ホントなの?(提灯記事じゃないの?)」と普通思います。どうすべすべになったのか、以前使っていたファンデーションとはどう違うのか、そういうことが書かれていなければ誰も信じてくれません。
逆に言えば、本当に本人がその化粧品を使ってお肌がすべすべになったのならば、そういう情報を書くのは造作もないことであるはずで、それが書いていないということはどこかに嘘が混じっているのではないか、と考えるのはむしろ自然ですよね?

そういう疑念を抱かせてしまっては、とてもではないですが、あなたのページのアフィリエイトリンクをクリックはしてくれません。
この辺は最低限守るべきレビューの鉄則です。

オススメできない商品をレビューする時にはどうすればいいか

また、レビュー記事で困るのは、正直オススメできないものだった場合。
こういう時、非常に微妙な判断が要求されます。
スポンサー付きのレビュアーであれば、オススメでないものを、正直にオススメできないと書くことはかなり難しいと思いますが、そういうケースは想定しません。
やり方としてはいろいろあると思います。
方法 解説 記事を仕上げるのにかかる時間
@ オススメできない、とはっきり書く。 一番単純かつ簡単。
ただし、これにも理由/根拠をしっかり示さないとダメですよ。
なぜかはこちら参考→●サイトの質を重視するならば本音が大事
A 違う観点で考えてみる。 世の中にはいろいろな価値観を持っている方がいるわけで、あなたとはかなり違う意見を持つ人も多いわけで。
あえて違った角度から見ることによって、ニッチな利点とかが見えてくることもあります。
むしろ、こういうニッチにフォーカスした記事の方が案外アクセス呼べたりするのは、今さら言うまでもなく、最近よく知られた現象でもありますし。
B 組み合わせで攻める。 これは非常に高度なテクニックなので、なかなか難しいかもしれません。
単体ではNGでも、他商品と組み合わせることによって何か新しい価値が出ないかを考えてみます。
その2つが比較的関連性の強い商品同士だと、複数ワード検索の対策としても非常に強力ですし。
ただし、非常に時間がかかります。組み合わせなんてそれこそ無限にあるので、ハマるといつまでたっても話が終息せず、結局尻切れトンボの記事になってしまうという最悪のケースも考えられます。
ですので、それだけの時間/労力/リスクを負う意味があるのかどうかはケースバイケース。
C あえて話を横道にそらす。(^^; これはあまりオススメできないやり方かもしれません。ヨタ話程度にとらえていただいて構いません。

その商品に直接関係ない話題に寄り道してしまう。
例えば、GUCCIのバックを紹介しているページで、使用されている生地(皮革)についてのウンチクを語ってしまうとか、更に脱線すれば、グッチ裕三とか??(それはいくらなんでも無関係か…)。
ほとんど無理矢理ですが、あえて寄り道をするんです。そうすると心理的にその商品の欠点を忘れてくれるんですね。悪い印象が薄められるというか。
そしてもう一つ効果として、分量を稼ぐという効果もあるわけで。
オススメできない商品はどうしても文章量が少なくなってしまう傾向があります。そうなるとSEO的な効果も心配になってきますので、ある程度「水増し」できるという利点がある(かもしれない)わけです。
※結局、どれが一番いいのかというと、やっぱり@です。
本音を書いてしまう。これが一番記事に悩まなくて済み、したがって短時間で仕上がります。また、記事の内容に無理がないので失敗も少ないですし。
ですが、アフィリエイトのことを考えると、10個中9個がオススメできない商品であったらいくらなんでもヤバ過ぎです。そもそも、商品のチョイスの仕方がマズイのではないか、というツッコミはともかく、そういう困った状況の場合は、A、B、Cも考えてみる価値はあり。

レビュー記事のデメリット

レビュー記事の最大のデメリット、それは「時間がかかる」ということです。
アフィリエイトの世界はスピード勝負です。
品質の良い記事をあげることも大事ですが、スピーディーであることも同じぐらい大事です。
大げさな話ではなく、1時間記事を投稿するのが遅れるだけで致命傷になることがあるぐらいに思った方がいいです。
もちろん、長期的に見れば見るほどその影響は薄くなるのではありますが、やっぱり商品が売れるのは登場したての時が圧倒的だからです。
だからといって、コピペ記事を投稿したところで売れることはまずないです。
ここが難しいところです。
もちろん、記事を書き慣れればそれなりに早くはなりますが、所詮それもすぐ限界が来てしまいます。

書き始めを早くする

そこでどうするのかというと、やっぱり書き始める時期を早くできれば一番いいわけで。
そのためには、やっぱり情報収集術が威力を発揮します。
いかに効率的かつスピーディーに情報を収集するかという話は、機会があれば別ページで語ろうと思いますが、例えば、Google Alertを使うのもその一つなわけです。(参考→●Google Alert(グーグルアラート))
機会があればこの辺の話もまとめる予定…ではありますが、予定は未定。