スピードラーニングの仕組み的な話
登録日:2013年06月01日

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さて、もう少しスピードラーニングの中身や仕組みについて解説しようかと。

ところで自分は、どちらかというと懐疑的立場だったんです。やっぱり、聞き流すだけで外国語が喋れるようになるというのは、いくらなんでも信じ難いわけで。もしそうなのであれば、洋楽聴きまくっている人は自然に英語を喋れるようになる、という話ですよね?


【洋楽を聞いても英語がマスターできない理由】
ただし、エスプリラインさんの話を聞いてちょっと思ったのは、洋楽を聞くのとスピードラーニングを聞くのとでは、だいぶ意味が違うということ。

まず、なぜ洋楽で英語を勉強しようとしてもダメなのかを考えてみます(自分の経験から)。

★滑舌が悪すぎる人が多い(笑)
ネイティブでさえ聞き取りにくいのではないかと。かつ、歌詞の内容が詩的であることも多く、言葉遣いが非常に変則的だったり、死後に近い言葉が連発したり、そもそも英文としてきちんと成り立っていないことも多い。

★対訳が「超訳」であることが多い。
「意訳」ならばまだましなのですが、もうまったく原型を留めない訳が多いですね。まあ確かに、直訳すると元の雰囲気が台無しになるようなケースも少なくないので、ある意味これは致し方ないところなのですが、英語の勉強にはなりませんね。

★スラング多すぎ。
まあ、もちろん、これは聴く分野に大きく左右されますけど。
黒人音楽に多いですけど、スラングを知らないとほぼ理解不能な曲も多数。

このような理由があったのではないかと。


【洋楽とスピードラーニングの違い】
…ということを踏まえて、スピードラーニングの作りを見てみると、その辺が配慮されているのが分かるんですよ↓

★英文として正しいものだけが登場します。
まあ、言うまでもないですけど、教材として最低限の作法です。

★あまり難しい言葉は登場しない。

★滑舌も非常に良くスピードも適切
発音するスピードがそれほど速くないです。音で聞いて原文を想像できるギリギリのスピードに調整されている感じです。スピードラーニングは、飽くまで聞くだけでよい(勉強しないで良い)教材を目指しているので、ここが非常に大事なところではないかと。

同時に、これはスピードラーニングの限界でもあると思います。ネイティブが自然なスピードでしゃべる場合、これより遥かに速いですし、発音も相当曖昧になります。というか全く別物の発音に変化します。これは理屈で説明できるものではないので、丸暗記するしか手がないでしょう。かつ、それなりに難しいボキャブラリーも登場します。そういう語彙はスピードラーニングだけではとてもカバーし切れないでしょう。

そんなこんなの違いがあるので、例えばの話、スピードラーニングだけで映画が字幕無しで楽しめるようになるかというと、多分それは無理だと思います。それは全く別次元の勉強が必要でしょう。

ただし、ビジネス英語/トラベル英語ならばこれで十分だと思います。なぜならば、相手はこちらを非ネイティブだと分かっているので、ゆっくりはっきり喋ってくれるからです。逆にそこまで英語力がつけば、あとは自分で勉強出来ますから、もう教材は要らないかも知れませんしね。


【あまり理解し過ぎようとする必要はないのかも】
もう一点、エスプリラインさんに話を聞いて気がついたのは、「スピードラーニングは、理解しようとすると逆効果かもしれない」という事です。スピードラーニングの謳い文句に、「勉強の必要はない」というのがあります。
例えば、こんな感じのバナーもある

これは、煽り文句でも何でもなく、大事な心がけなのかもしれません。

何故かというと、スピードラーニングはとにかく長く続けなければ意味が無いからです。その際、最大の敵は「飽き」です。あまり、文章の内容を理解しようとしてしまうと、理解してしまった時点で飽きが来てしまうのです。

スピードラーニングはそれよりも、
★英語のリズムに慣れること
★スピードラーニングを習慣化する(聞かないと気持ち悪いぐらいの領域まで持っていく)
事が大事。そうするといつか突然英語が聞き取れるようになるタイミング来る(「ブレークスルー」する)、という理屈です。

そこに行き着くまでには、飽きが来ないように聞き流すことが大事ということなのではないかと思いましたね。あまり理解しようとしなくて良くて、BGM的な感覚で良いという事です。

これは個人的にはちょっと発見だったりします。
というのも、以前の自分は飽きてしまったからスピードラーニングが続かなかったわけです。飽きが来ないのであれば、続けられますよね。

とは言っても、これは言うほど簡単ではないです。誰でも、「勉強しないよりは勉強したほうが良い」という常識を持っていますから。その常識から脱却する勇気が必要かもしれません。むしろ、「徹底的に怠けてやる」ぐらいのリラックスした気持ちの方が良いのではないかと思います。

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