HP ENVY 17-j100 Leap Motion SE(Special Edition)[世界初のLeap Motion内蔵PC!!]
登録日:2013年10月18日

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【ENVY 17-j100 Leap Motion SEをチェック】
icon世界初のLeap Motion内蔵PCがキターー!! モーションジェスチャーでPCを操作できるようになります。Leap Motionは要するに、XBOXのKinectみたいなもの、という表現が分かりやすいでしょうか。

しかし、KinectではなくLeap Motionが搭載されたというのは意外な展開です。普通に考えればKinect以外に考えられない。なぜならば、KinectはMicrosoftが開発した技術ですし、Windows用のSDKも提供しているので、Windows PCとの親和性が低いわけがない。そして実際、Kinectを使った応用分野もじわじわと広がってきています。ここまで認知されて環境が整ってしまえば、他のデバイスメーカーは入り込む余地がないとさえ思っていたのですがね…。その圧倒的に不利な状況を、Leapがどうやってひっくり返したのかについては、この記事が参考になると思います→LEAPは、どんな技術を使っているのか?
…つまり、Kinectよりもずっと小型化でき、かつ安価なようです。なので、現時点でノートPCに内蔵できるほど小型化/低コスト化できるのはLeapしかなかったという事情だった模様。更に信じ難いことに、Kinectよりもずっと精度が高いらしいです。ということで、とりあえず以下の動画を参照していただきたい。

まずは公式PV


Google Earthの場合


Cyber Scienceの場合


そしてもちろん、Windows8との相性も抜群なわけで。


これはちょっと目を見張るレベルだと思います。この世界が安価に実現できるというのであれば、今後、続々とLeap Motion搭載PCが登場する可能性あり!! そして、そうなればKinectだって黙っているはずがないわけで…(いやもしかしたら既に水面下で動いている可能性も?)。これは、次世代ユーザーインターフェースの覇権をめぐって一大戦争が勃発しそうな予感!?


【ギャラリー&レビュー】2013/11/14
目視でざっと確認したレベルでは、見た目はHP ENVY 17-j000/CTと全く同じでした。現場の説明員さんもそうおっしゃっていたので、多分間違いないはず。ということで、基本的な写真は省略します。その辺の確認は、HP ENVY 17-j000/CTを参考にしてください。

このページでは、Leap Motionモデルならではのところだけを重点的に写真を載せます。

全景


現場にあったものは試作品で、液晶がタッチ非対応で、かつ、解像度も1600×900の品でした。本番は、タッチ対応&1920×1080になります。当然、表面は強化ガラスになると思われるので、この様に指で押しても凹んだりはしないはずです。


キーボード面。パームレスト右側にLeap Motionセンサが内蔵されている。配列は英語配列ですが、本番は日本語配列になります。


Leap Motionセンサ部アップ


デバイスマネージャでみると、「Leap Motion Controller」という名前で列挙されています。


LeapMotion内蔵PCは世界初です。内蔵するために従来のLeapMotionを大幅に薄型化して、ノートPCのパームレストに入るようになっています。


Windowsエクスペリエンスインデックス値

※現場の実機はWindows8(英語版)が入っていましたが、本番はWindows8.1(日本語版)が入ります。

Leap Motionをちょっとだけ使わせてもらいました

※あまりにも短い時間だったので、ぶっちゃけ良いも悪いも分かりませんが、なかなか可能性は感じるデバイスであることは確かですね。Kinectよりも遥かに精度が高いそうですし、既にアプリ開発の現場を中心にそれなりに注目されているLeap Moitonですから。実際、「Web Designing 2013年10月号」には解説記事が載っていたりします。

また、これほど早い時期にLeap Moition内蔵PCが日本で発売されるのはかなり予想外なわけで、日本HPもかなりこれに賭けているのではないかと思われます。


【LeapMotionについて感想】2013/11/22
その後、LeapMotionをある程度長い時間使わせていただく機会がありましたので感想を書いておきます。

【LeapMotionの精度は?】
Kinectと比較してどうなのよ、というのは分かりませんが、少なくとも指の一本一本まできちんと認識している感じではありました。なので、基本的に十分な精度があると思いました。

ただし、全く問題を感じなかったかというと嘘になります。センサーがパームレスト右側に付いているので、両手を使うドライビングゲームなどは左手の認識が甘いかな、と感じるところはありました。

また、手の高さ/位置も結構気をつけていないとすぐ領域外に行ってしまうので、それなりに慣れが必要ですね。もう少し認識範囲が広がればもっと使いやすくなるのですが、これは今後改善されると期待します。

【LeapMotionの実用性は?】
アプリ開発者や好事家のオモチャとしては上出来だと思いましたがw、なにしろアプリが揃ってないので、実用品としてはまだまだという感じがしました。今現在、LeapMotionを使うと便利かもしれないのは、Google Earthのみという感じではないかと。それ以外は、「LeapMotionでどんなことができるのかをデモンストレーションするための実験的アプリ」ですね。良くて「既存ゲームの焼き直し」といった類。つまり、LeapMotionだからこそ便利だとか楽しいとか、そういうレベルのものは流石にないです。

なので、現時点で実用品として買うのは間違っていると思いますが、「近未来っぽいデバイスがPCについでに付いてくるならば、ちょっと遊んでみたい」というのであれば、なかなか良いですよ。

…違った見方をすれば、それはつまり、LeapMotionはかなり金脈が眠っていそうなブルー・オーシャンなわけです。もしあなたがこのPCを即Getして、Androidにおける「Angry Birds」的な革命的アプリを作ることができれば、一夜にして億万長者も夢ではない!?(笑)


【主な仕様】
パーツ 選択可能項目[東京生産カスタムモデル]
OS ●Windows8.1(64ビット)
●Windows8.1 Pro(64ビット)
オフィスソフト ●なし
●MS Office Personal 2013
●MS Office Home and Business 2013
CPU Core i7-4702MQ
チップセット HM87 Express
GPU GeForce GT 750M(4GB)
メモリ ●4GB(4GB×1)
●8GB(8GB×1)
●16GB(8GB×2)
HDD/SSD ●500GB HDD
●1TB HDD
●2TB HDD
※「SSDアシスト・ハードドライブ」も後日追加予定とのこと。
光学ドライブ ●DVDスーパーマルチドライブ
●ブルーレイコンボドライブ
●ブルーレイディスクドライブ
液晶ディスプレイ 17.3インチFull HD(1920×1080)[タッチ対応/光沢]
外形寸法
(W×D×H)
416×274×29.4~36.4mm
重量 3.25kg
バッテリー駆動時間 「後日公開予定」とのこと。
価格 139,860円~
より詳細な仕様(本家ページ) ENVY 17-j100 Leap Motion SE製品詳細(HP Directplus)icon

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●HP
●17.3インチ
●レビュー有
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◆報道:HP ENVY17 Leap Motion SE 国内発表、手放しモーション操作対応の17型ノート。13万9800円~で11月発売(Engadget Japanese)
◆Leap Motionのレビュー:空中で手を動かすジェスチャーだけでパソコンを操作できる「Leap Motion」を実際に使うとこんな感じ(GIGAZINE)
◆関連:Airspace Store by Leap Motion
◆Leap Motionについて解説:「LEAP」?彗星のごとく登場した次世代インターフェース(ASCII.jp)
◆用語解説:ブルー・オーシャン戦略(Wikipedia)