【自宅サーバを建てるには?】 さて、ここまでの記事を理解できた方は、いかにして外部からADSLルータを経由してその先にあるパソコンにアクセスするか、その仕組みがわかったと思います。 では、この理屈を応用すれば、自宅にWWWサーバやメールサーバを設置できるのではないか、と思った方も多いでしょう。 そう、ポートマッピングとDDNSの知識があれば、自宅にサーバを建てることはさほど難しいことではないのです。 ただ、この記事の本題であるWOLの場合と一番違うのは、それぞれのサーバアプリケーションを立ち上げなければならないこと。 筆者も短期間だけ、メールサーバとWWWサーバを自宅のパソコンに立ち上げたことがありますが、なにしろサーバの運営に関しては全くの素人です。下手なサーバを建てると、ウィルスの踏み台にされかねないので、いろいろな知識を身につけないことには、他のサーバに迷惑をかけかねません。それらのことを考えると、手間の割にメリットがないと判断し、結局技術的検証レベルでやめときました。 ちなみに使った、ソフトは、BlackJamboDogです。本当は、UNIX出身のapacheやqmail等の本格的なサーバソフトを考えたのですが、難しすぎて挫折しました。(^^; BlackJamboDogは機能的には質素で、本格的サーバとは言えませんが、限られた用途で使われると予想される自宅サーバでは、この程度で十分な気もします。 このBlackJamboDog、環境さえそろっていれば、それこそ5分もあればWWWサーバとメールサーバを建てられます。 apacheやqmailの難解なセットアップに悩んでいた私にとっては、「え!? これだけでいいの?」と、あまりにあっさりした設定画面。半信半疑でセッティングしたら、なぜか動いてしまいました。 結果オーライって感じなのですが、今ひとつリクツがわかっていないですし短期間の運用だったので、なにか致命的な間違いを犯している可能性はかなり高いのですが、いずれにせよ、見た目何の不都合もなく動いてしまいました。 こういうお手軽ソフトがあるWindows、「Windowsでよかった」と思う一瞬ですね。 |