パソコン遠隔操作ソフトとは、LANでつながれた2台のパソコン間で、回線を通じて相手のデスクトップ画面を呼び出し操作するソフトです。 昔はこういうソフトは商用ソフトしかありませんでした。 一番代表的なソフトは、PcAnywhere ただし、このような商用ソフトを使わずとも、Ultr@ VNC(ウルトラ VNC)というフリーソフトでほぼ同じことができます。 また、Windows XPには、リモートデスクトップという同等の機能がもともと付いています。 これらのソフトウェアの特徴を簡単にまとめます。
上表を見ても分かるように、Ultr@ VNCは転送速度が非常に遅いです。つまり、マウスをクリックしたり、ウィンドウを閉じたりしたときに、遠隔のパソコンの画面の変化がこちら側に伝わってくるまでにかなりのタイムラグが発生します。いわば、国際電話のような感覚ですね。 相手がLAN上にいれば何とか耐えられる程度ですが、ダイアルアップで接続する場合はかなりの忍耐が必要です。 ただし、Ultr@ VNCは各種Windowsはもとより、LinuxやWindowsCE等にも対応していますので、いろいろなOSが混在している環境での使用には適していますし、なにしろフリーソフトです。 これを使わない手はないでしょう。 Windows XP Proをお使いの方は、リモートデスクトップという、同等の機能がはじめから装備されています。ただし、XP Homeをお使いの方はこの機能がありません(リモートデスクトップに接続する機能のみ)のでご注意下さい。 筆者は、WindowsXP ProとWindows2000を併用していますし、Windows98やLinux等も使う可能性があるために、あえてXP Proのリモートデスクトップを使わずに、Ultr@ VNCを使用しています。 このコーナーでは、Ultra@ VNCとリモートデスクトップの二つを取り上げていきたいと思います。 まずは、Ultr@VNCから。 |