【なぜWindowsのカスタマイズが必要なのか?】 Windowsをカスタマイズして使っている人は案外少ないものです。ほとんどの人は、もともとのWindowsのデザインで使っているものです。ときどきデスクトップのデザイン(フォントや色使い)等を変更しているのを見かけるぐらいです。 なぜか。 それは、一言で言えばOSだからだからでしょう。 そう、一部のOS研究家(?)やOS収集家(??)ならまだしも、パソコンを使う人はOSを使いたいんじゃなくて、WordやOutlookやIE等、アプリケーションを使いたいのです。 安定して動いてくれる限り、OSが何かなんてあまり関係ないのです。 私も同感です。 そもそも、私がWindowsのカスタマイズをするようになったのは、CPUのパフォーマンス不足に悩まされたことと、当時使っていたWindows95が不安定になってきたことが原因でした。 その当時の私は、レジストリとはどんなものかさえよく知りませんでした。 ですが、Windowsのカスタマイズを行うことにより、OSの負荷を軽くしたり、OSを安定動作させることが可能だということを知り、カスタマイズを試してみる気になりました。 カスタマイズの効果は劇的でした。 高速化だけではなく、それまで使いにくいな、と思っていたことを自分の好みに変更できることがわかったからです。 たとえば、Windowsのデフォルトの状態では、CD-ROMにインストールディスクを入れると、勝手にインストールプログラムが開始されますが、これを禁止できたりします。 この、オートプレイ機能というのははっきり言って私にとってはよけいなお世話です。 特にアップデート版のアプリケーションをインストールしているときは最悪です。 インストール途中に古いバージョンのCDに入れ替えてあげなければいけませんが、その時に古いバージョンのインストーラが勝手に起動してしまうので紛らわしいことこの上ない。 当時はWindowsのカスタマイズソフトというものはあまり一般的ではなく、レジストリエディタで直接レジストリを書き換えることが多かったのですが、今は優秀なカスタマイズソフトが世の中にたくさんありますので、レジストリを直接編集する必要はほとんど無くなりました。 Windows XPに至っては、Windows標準の機能でもかなり簡単にカスタマイズできるようになりましたので、Windowsカスタマイズという行為は決してごく一部のユーザだけのものではなくなったと思います。 【カスタマイズは危険?】 カスタマイズは危険だとよく言われます。 一口にカスタマイズと言っても、いろいろあります。 Windows標準のカスタマイズ機能を使う限りは99.999%安全です。なにしろ、もともとWindowsの機能として備わっているのですから。 カスタマイズが危険だといわれるのは、レジストリエディタでレジストリを手作業で設定する必要性があるからです。レジストリはWindows心臓部ですので、誤った設定をしてしまうと、最悪Windowsが起動しなくなります。 私もWindows98を使っていた頃に、レジストリの編集を誤ってWindowsが起動しなくなってしまった経験が一度だけあります。(その時は、DOSモードで起動して、レジストリファイルを復旧し事なきを得ましたが) ですが、それは過去の話です。(断言) 今は、Windowsの標準機能では不可能なカスタマイズを安全に行える、優秀なカスタマイズソフトがたくさんあるのですから。 レジストリを直接手作業で設定する必要はほとんどありません。 ということで、まずはWindows標準機能で行うカスタマイズから行ってみましょう。 |