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2007/09/26

ページタイトルは画面上では目立たないが重要

ページのタイトルというのは、ウィンドウの一番上に表示されます。
読者にとっては本文と離れたところに表示されるので、ページタイトルが何かなんてほとんど意識しないですよね。
お気に入りに入れる時にはじめて気が付くぐらいでしょう。
ですが、SEOの世界では非常に大事な要素。というか、ページ内要素の中では一番大事な要素と言って間違いありません。
変な話、記事内容で勝負するSEOはともかく、純粋にページの構造上のテクニックで有効なSEOテクニックは、タイトルぐらいしか生き残っていないのではないか、と思うぐらい、他は淘汰されてしまいました。
他サイトと相互リンクしてみたり、METAタグ使ってみたり、<B>を<STRONG>にしてみたり、といった手法は今さら通用しません。SEO会社に頼んで大規模にやるならばある程度の効果はあるかもしれませんが、少なくとも個人で(無料or少額で)行えるようなレベルだと、一効果があったとしても、その効果は非常に小さいです。ばかばかしくなるぐらい小さいです。←体験済み(^^;
そういうことに心を砕くぐらいだったら、少しでもライティングのことを勉強した方がよっぽどSEO効果高いですよ、実際。(ちょっと前まではそうとも言えなかったのが恐ろしい)

基本的にタイトルは長い方がいい

SEO的には、タイトルは長い方がいいです。
読者の立場からは、長いタイトルは迷惑なのはよく分かります。実際自分もSEOの世界を知る前は非常に迷惑だと思っていましたし、「なんでこんなにタイトルが長いんだろう」と思っていましたからね。(^^;
だけど勘弁してください。タイトル長くしないことには勝負にならないのです。m(_ _)m

どんなタイトルがいいのか

「無題」「ちょっと気になった」みたいなタイトルは論外です。
なぜこのようなタイトルがいけないのかというと「無題」や「ちょっと気になった」で検索する人は限りなく0に近いからです。万が一いたとしても、その人は何かを購入しようとしている人ではありません。
タイトルには、キチンとキーワードを入れ込むことができないとダメです。
ダメな例をあげてみますと、例えばこんな記事。→政界を大混乱に巻き込んだ安倍首相電撃辞任の真相
立花隆さんの文章です。文章の内容はすばらしいです(あまりにページがコマ切れ過ぎるのはともかく)。私のようなヘタレが言うのも失礼ですが、読ませる文章ですね〜。
ですが、問題はタイトル。
全ページが同じタイトルになっています。これはSEO的に非常にもったいない。もちろん、立花隆さんはSEOなんてセコいことを考えていないからでしょうが。
私が勝手に、タイトル名を改善するならば、以下のようになるかな。

オリジナルのタイトル="政界を大混乱に巻き込んだ安倍首相電撃辞任の真相"
ページ タイトル 解説
1 麻生氏がもらした事件の真相〜安倍首相の電撃辞任とその舞台裏 この記事の一番の注目点は、立花隆さんが独自に分析する、事件の「真相」です。
だから、"真相"がタイトルの最後尾にあるのは非常にマズイ。ということで、"真相"をもうちょっと前の方に持ってきました。
もちろん、"安部首相"というキーワードは外せないので入れています。
そして、関連人物である"麻生氏"にも登場願ってます。当然、この事件において"麻生氏"は重要人物であり、SEO的にも入れない手はないわけで。
あと、オリジナルのタイトルは"安倍首相電撃辞任"ですが、あえて"安倍首相電撃辞任"にしています。あまり漢字が連続すると、とっさに認識しづらいと思ったのと、"安倍首相電撃辞任"という文字の並びで検索する人はさほど多くないとよんだので。
2 安部氏が政治家失格を自ら告白 ちょっとタイトルが短いですが、ここで"安部首相"ではなく"安部氏"にしているのがポイント。
当然、"阿部首相"ではなく"安部氏"で検索する人も相当数いるでしょうから。
3 参院選の大敗、遠藤農相の罷免、相次ぐ問題〜何が安部首相を追いつめたのか ここでは、"参院選"、"大敗"、"遠藤農相"、"罷免"というキーワードを詰め込んでいます。
…本当は、"松岡農相"とか"自殺"とか、オイシイキーワード(不謹慎)も入れたかったのですが、記事中にそういう記述がないので入れようがありませんでした。残念。
…といったようにタイトルを付けますね。
これぐらい、タイトルには気をつかわなければいけません。そしてもちろん、記事内容にふさわしいタイトルでなければいけません。
タイトルをおそろかにしてしまうと、SEOの世界では勝負にならないと言っても過言ではないぐらいです。
あなたも、タイトル術に励んでください。タイトルの付け方次第で随分検索の当たりやすさは変わりますよ。

補足:一発目が大事ヨ

…とは言え、タイトルを考えるのって結構難しいですよね。タイトルに凝り出すと、本文は書いたのにタイトルに悩んでなかなかUPできないなんてことも珍しいことではないです。
なんだか本末転倒って気もするのですが、でも、それぐらい真剣にタイトルは考えなければいけません。
よくやってしまうのが、とりあえず思いついたタイトルでUPしてしまい、後でタイトルを考えるというやり方。
これはダメです。
なぜかというと、検索エンジンの動きが関係しています。
タイトルを推敲している間に、運悪く検索エンジンにクロールされてしまうと、いつまでたっても変更したタイトルのページがインデックスされないからです。
検索エンジンは新規に登場したページは優先的にインデックスしますが、一度インデックスされたページの更新に関しては、処理がかなり後回しになるからです。参考→「ページの追加が得か更新が得か」
ですので、一発目にどんなタイトルで上げるかが大事です。