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2011/06/11→06/13[若干推敲]

その後の東芝ダイレクトの動きについて

とうとう動き出した東芝ダイレクト?

●リンクシェアフェア2011の感想
と関連する話。
その後、東芝ダイレクトさんからお知らせメールが来ました。
そのメールには、「近いうちにサイトの名称を変更します」ということが書いてありました。
具体的には、
「東芝のデジタルオンラインショッピングShop1048(http://shop1048.jp/)」
     ↓
「東芝ダイレクトPC(http://toshibadirect.jp/pc/index_j.html)」
となるそうな。
冷静に考えれば、実質的には何も変わっていないんですけど、名称をそういう風に変更するというのは極めて正しいと思います。
というのも、自分も名前に惑わされていたからです。バリュコマに入っていた頃からそうでしたが、アフィリエイトプログラムとしてはShop1048(ショップトーシバ)のアフィリエイトプログラムなんです。ダイナブックを売っているサイトは、飽くまでShop1048の中の1セクションという位置付けなんです。
東芝が売っているものは家電含めれば山ほどありますので、Shop1048全体の売上げからすればPCの売上げ比率は自分が思うほど大きくはないのではないかと思っていたんです。
ところが、リンクシェア2011に行った際、Shop1048のブースで聞いてびっくりしました。Shop1048の売上げのほとんどがdynabookだとのことです。確か9割とか言っていたような気が。
まあ、実際のサイトの様子を見れば当然そうじゃなきゃおかしいよね、と思ったと同時に、「現実と名前が合致していないな〜」と、自分も思いましたからね。

例えば、パナセンス(Panasonicの直営店)なんかの場合はしょうがない所はあると思うんです。実際、レッツノート以外の売上げも結構あるみたいだから。ですけど、明らかにShop1048は事情が異なるようです。
そういう現状を踏まえてなんでしょう、名前を「東芝ダイレクトPC」にするのは極めて正しいと思いますね。そういう、お客さんを惑わせないための地道な努力って大事。もしかしたらリンクシェアさんからもアドバイスがあったのかも知れません。もしくは、リンクシェアフェアの来場者からそういう要望が多かったのかも知れませんね。

東芝ダイレクトの分析

そんな風に、売上向上への意欲は感じる東芝ダイレクトさんなので、自分なりにアフィリエイトできるかどうか独自分析してみた。
結果、まだまだ問題があります。なので時期尚早という結論に達してしまったのではありますが、今後もしかしたら東芝ダイレクトさんと話す機会もありそうなので、その時のために、自分が考える問題点をまとめておこうかと思ったり。(下表)
問題点 詳細
ラインナップが少ない 東芝ダイレクトは、Web直販モデルしか扱っていないようです。そういう意味で、NEC Directとか富士通Web Martとかとは根本的にスタンスが違う。
正直、これはかなり問題。
何故かというと、普通の訪問者は東芝のWeb直販モデルを買いたくて来るわけではなく、dynabookを買いたくて東芝ダイレクトを訪れるからです。
その時に、自分が気になっているdynabookの機種がなかったらどうなるか。当然、速攻で楽天とかに逃げて行ってしまいますよ。(^^;
純粋に自分の感覚だけで言わせてもらうと、せっかくdynabookのサイトなのに、dynabook AZやN300がないというのは、超ガッカリなんですよね。
極端な話、他よりゼンゼン高くてもいいんです。だけど、あって欲しいんですよ。お店でなかなか並んでないようなものも含めてあって欲しいんですよ。だって東芝直営店なんだから!

恐らく東芝ダイレクトの考えとしては、「(価格では他のお店に勝てないので)オリジナルモデルで特色を出そう」ということなのだと思いますけど、一方でそれだけしかないというのは、訪問者の期待を裏切ってしまっているのも事実だと思います。
そして、PCは昔に比べれば価格自体が安くなっているので、東芝ダイレクトで買ったとしても、それほど目くじら立てるほどの差がないことも珍しくいない。もちろん、楽天ポイント欲しさに楽天で買っちゃう人も多いと思うけど(^^;、東芝ダイレクトがその訪問者にとって満足度の高い情報を提供できてさえいれば、結構買う人だっていると思うんですよね。
訪問者の満足度を上げることは、アフィリエイトサイト側の工夫でもある程度できますし、むしろそれがアフィリエイトサイトの存在意義です。ですが、品揃えに関しては手が出せませんからね。
その辺が解消されないことには、アフィリエイトサイト側の努力が水の泡になる可能性があるのでかなり危険。
基本的に同じ機種でありながら、情報のあり場所が分散している 東芝ダイレクトでは、オリジナルモデルの情報しか載っていないので、店頭で売っているモデルの仕様を見ることは出来ないです。それを見ようと思ったら、dynabook.comへ飛ばなければならない。
このように情報が分散しているのも、訪問者の利便性を損ないます。
一応、店頭モデルとの比較表を載せて工夫はしているみたいなので、その点は評価しますが、あれは飽くまで比較例でしかない。つまり、全ての店頭モデルを表現しそれと比較しているわけではないので、フェアな比較とは言えないと思うんだけどな。
逆に、dynabook.com側にも問題があって、こちらには直販モデルの情報が載っていないんですよね。orz
「dynabook.comさえ見ればとにかく全ての情報が載っている」という状態ならばまだ救いがあるんですけどね。
製品の登場が店頭モデルより遅れる これも問題。得にSEO的な観点から大問題。
新製品が登場したときに、その新製品が店頭でしか売っておらず、東芝ダイレクトで売っていないというのは、SEO的な見地から言えば、論外と行っても過言ではないでしょうね〜。
まあ、SEO云々という姑息な話はともかくとして、話題性という意味で圧倒的に不利なわけです。ここが決定的な問題。
要するに、レースを1周遅れでスタートさせられるか、もしくは最初の1周はタダ働きさせられることは目に見えているわけで、普通に考えれば、「そんなのまっぴらゴメン」ですよね。
全般的に直販ならではという特色がない ミもフタもないこと書いてしまってすみません。(^^;
確かにオリジナルモデルが手に入るというのは魅力ではありますが、ぶっちゃけそういうちょっとしたスペックの違いを有り難がる人がどれだけいるか疑問。
オリジナルカラーとか、刻印サービスとか、そんなお金の掛かることはしなくていいです。
そんなことよりも先にやることが沢山あると思います。決定的に問題なのは、ワンストップサイトになれていないところですし、まずそこを何とかするべきだと考えます。
品揃え/情報の両面で、ワンストップになっていないのです。東芝のPCを買いたいと思っている人にとって、東芝ダイレクトだけで用事が済むようになっていないのです。
もちろん、カタログサイト(dynabook.com)や既存の販売店との関係上、そんな簡単な話ではないのは百も承知です。場合によっては、むしろdynabook.comの方のコンテンツを充実させるという手さえあるかもしれない。(管理する組織が同じなのかどうか知らないけど)
いずれにせよこのままでは、「どの辺が東芝直営店なの?」って思っちゃう訪問者多いと思うんだけどな〜。
もっとdynabookファンのためのコンテンツを増やすべき まあ、これはやる順番としてはずっと後でいい話かも知れないけど。
別に開発者じゃなくても良くて、東芝ダイレクトの運営者へのインタビューでも何でもいいですが、とにかく、他サイトでは絶対に出せない強力なネタがいくらでも有るんだから、それを生かさない手はないと思うんだけどね〜。
ソニーストアで公開されているその手の記事なんかは事実読み応え有りますし、「やっぱSONYってスゲー」と思うもん。