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2009/11/30

ASPかAdsenseか

アフィリエイトをやっている自分が言うのも何ですけど、アフィリエイター目線から見ると、「ECサイトさんはなぜASPに登録するのか?」がイマイチ実感として分からないところなんですよね。
もちろん、ネット上で宣伝したいからであることには間違いありませんが、「であればGoogle Adsenseで十分じゃね?」という気もしないでもないです(Adsenseも広義ではASPではありますが、このページでは便宜上ASPに属さないものとして扱います)。
対費用効果はよく分かりませんが、少なくとも手間暇だけを考えればAdsenseの方がよっぽど簡単に始められますし、予算だって自由に調整できますからね。

ところが、ASPやECサイトの方からいろいろ話を聞いてみると、ECサイトから見たASPとAdsenseはかなり性格に違いがあるものであることが分かって来ました。
その辺について自分なりに考察してみました。

ECサイトにとっては、ASPは大家さん&先生?

Adsenseは、個人でも簡単に始められるのがいいところですが、それだけに競争も激しい。Adsenseでちゃんと広告成果を上げるには、それなりに勉強しなければ難しいのではないかと。はっきり言って、ド素人がいきなり適切なキーワード選定ができるとは到底思えません。ある程度のトライ&エラーが必要になるのではないかと。
ところが企業としては、そんな個人のスキルに依存するようなことでは困りますし、いつ効果が出るのかも分からないようではGoも出しにくいです。
その点、ASPですと最初から手篤いサポートが受けられます。そもそも、ASPに加入するには査定を通らなければいけないです。ASPによって基準は違いますが、企業の規模や扱う商品の種類(極端な話アダルト関係はNGとか)のような要素だけではなく、商品の魅力/独自性、ネット販売との親和性等、いろいろ加味して総合的に査定されるようです。
そうしてめでたくASPに加入できたECサイトは、「見込みあり」とASPに判断されたということに他なりません。
これは非常に重要なことだと思います。それはつまり、ASP側は既にある程度の売り上げ向上プランが組み立て済みであるということを意味すると思います(というか、それを考えることが査定作業でもあるわけでしょうし)。

ECサイト側から見ると、ネット販売のプロであるASPスタッフがそうやってサポートしてくれるというのは非常に心強い事でしょう。そこがAdsenseとの違いであり、ASPに加入する大きなメリットなのではないかと感じました。

ECサイトとアフィリエイターの仲介人という魅力も捨てがたい

そしてもう一つ、ASPの魅力の一つに、「アフィリエイターとの交流の場を設けてもらえる」という要素も大きいのではないかと。
その辺については●ECサイトがASPを変更する理由#結構アフィリエイターのノウハウを頼りにしている?で書いているのでここでは詳しく書きませんが、少なからず、ECサイトはアフィリエイターに興味を持っていることは紛れもない事実だと思います。