|設計|構築|集客|分析|精神論|その他|

2008/11/17→2009/11/16[多少加筆]

リンクシェアサミット2008に参加

「リンクシェア アフィリエイトサミット 2008」に参加してきましたので報告。場所はベルサール飯田橋。
今回のLSのイベントは「サミット」形式です。「見本市」形式ではないので、イベントのメインはセミナー&商談スペースです。
まあ、そうは言ってもある程度は展示物もあるだろうと思って行きました。ところが、展示物はほとんど何もなし。一応、そういうスペースもあるにはあったけど非常に小規模。若干アテが外れたな。(^^;
…ということで、商談スペースをハシゴしようかな…と考えていたのですが、知り合いの付き合いもあり、その日一発目のセミナーを聴講してみました。
題名は「アフィリエイトの過去・現在・未来を見つめ直し、真剣に討議する緊急パネルディスカッション」とな。詳細→「13:10〜14:10 緊急パネルディスカッション」
年々規模を増やしてきていたアフィリエイトの業界ですが、最近一つの踊り場にさしかかっているとよく言われます。必ずしも順風満帆というわけではない最近のアフィリエイト業界のあり方について討論する、的な話でした。
とは言っても、この手のセミナーって本音が出てこないのであまり期待していなかったのですが、意外や意外、結構ぶっちゃけトークで面白い内容でした。(^^;
…なのですが、ホント申し訳ないことに、詳しいことは文章に起こす時間がないので、一つだけ最も勉強になったことだけを備忘録的に書いておきます。
DHCさんは、最後の一踏み問題に取り組んでいる!! DHC(化粧品のメーカーね)は、法人のアフィリエイターよりもユーザーに直結した個人のアフィリエイターさんを重視したい、という意向があるようです。
ところが、現実問題として個人のアフィリエイターのページが購入のきっかけになったとしても、結局はポイント還元系(つまり法人のアフィリエイター)のサイトで買われてしまい、個人アフィリエイターに報酬が行っていないケースが非常に多いのではないかと、DHCは考えているようです。
ただし、本当にそうなのか、どの程度そうなのか、に関してはデータ的裏付けがない。
そこでDHCはどうしたか。まずは法人用のプログラムと個人用のプログラムを2つ作りました。こうすることにより、DHCさん側から見れば、一つの売り上げに対して、最大2種類のクッキー情報を得られるわけです。
こうすれば、現実には報酬対象にはなっていないけれども、購買の動機付けに貢献しているアフィリエイターが分かるわけです。
DHCさんは、こういうアフィリエイターに対しても報酬を支払い、もっともっと個人のアフィリエイターさんにDHCを紹介してもらいたい、と考えているようです。

そしてもちろん、リンクシェアとしてもDHCさんの取り組みをサポートしており、それだけでなく、今後のリンクシェアのアフィリエイトシステムのあり方に付いて考える上でも非常に貴重な基礎データになると考えているようです。
取り組みとしては非常に興味深いです。是非ともDHCさんにはがんばって欲しいですね。

そしてもう一つ感じたのは、少なくともDHCさんは、法人アフィリエイターと個人アフィリエイターをはっきり属性的に区別して考えていると言うこと。
正直、売り上げのことを考えれば、法人アフィリエイターの方が多く商品をサバいてくれるわけで「効率」はいい。
なので、やっぱり軽視はできないのではありますが、一方で「商品の魅力を本当に伝えてくれているか」を考えると法人アフィリエイターは疑問だと。その辺はやっぱり個人アフィリエイターだと、そんな風に考えているようです。個人でやっている自分としては有り難い話です。

法人アフィリエイトを優先するECサイトの論理

ですが現実は、法人アフィリエイターを優遇するECサイトの方が遙かに多いと思います。つまり、還元系サイトの味方をするECサイトの方が多いということです。それどころか、アフィリエイトプログラムを法人のアフィリエイトサイト限定で提供するECサイトも存在します。
何故かというと、いろいろ理由はありますが、典型的な理由は企業イメージが悪くなるのを恐れてそうしているようです。(と、あるASPスタッフさんから教えてもらいました)
ぶっちゃけ、「個人アフィリエイターはお行儀が悪い(いろいろな不正を働こうとする)から企業イメージに悪影響を与えかねない」という判断です。

※この記事には続きがあります→こちら