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2008/11/12

これが大阪商人的ノリなのか?〜パナセンス

なんだかんだで一番時間がかかったパナセンス

前回の記事(●バリューコマースEXPO2008に参加)で書いたとおり、ゼンゼン時間が足りなかった自分なのですが、なんだかんだ言って一番時間を割いてしまったECサイトは、パナセンス&マイレッツ倶楽部(つまりPanasonicのWebショップ)だったりする。→
もともとマイレッツ倶楽部担当者とは既に顔なじみになっているという事情もあったのですが、パナソニックのブース周りでうろうろしていると「商品紹介させてください!!」と捕まります。結局、なんだかんだで巻き込まれてしまいました。後から冷静に考えてみると、もともとパナセンスはさほど重視していなかったECサイトなのに、一番時間使っているしorz。明らかにパナセンスさんのペースに巻き込まれて時間配分を間違ってしまいましたヨ。(^^;
なにしろ自分は、パナセンスはPCしかアフィリエイトしていないのに、インバータ蛍光灯とか自転車とか、PCとは関係ないものまで話を聞いてしまった。まあ、それはそれで面白かったし、勉強にもなったからゼンゼンいいんだけどね。いやむしろ、パナセンスさんぐらい積極的にお客さんにアプローチするようじゃなきゃダメだと思うんだよネ。
話は脱線するんだけど、lenovoさんのブースなんて明らかに消極的だったもん。というか、そもそもスタッフが随分少なかったし、自社の商品知識的にも、申し訳ないけど「自分の方が知ってるんじゃないの?」ぐらいの人ばっかりだったぞ。もうちょっとマニアックな質問にも答えられる責任者的な人も常駐させて欲しかった、というのが個人的な要望。
話を元に戻します。
パナセンスさん的にメチャメチャ力が入っていたのは、コレだ。↓

自転車ッス。Titanium Flat Road EBなる、電動アシスト自転車。Panasonicオリジナルの自転車です。
ちなみにお値段の方はというと、なんと585,000円〜(驚)。単位間違っていませんヨ。58万5千円です。なぜそんなに高いのかというと、チタンフレームを始めとして、メチャメチャ懲りまくっているからです。
まあ、詳細はパナセンスのページを見ていただくとして、驚いたのは、これが月に数台は売れているとのこと。へえ〜、セレブな人がいるもんだ。

なぜPanasonicが自転車なのか?

ここが良くわからないところですよね。基本、家電メーカーであるPanasonicがなぜ自転車を手がけるのか、というのが。
Panasonicの会社全体としての方針はよく分からないけれど、少なくともパナセンスのページを見る限り、結構自転車に力を入れています。なにしろ、パナセンス内にCycleWebStudioという、自転車専用コーナーが設けられているぐらいですから。→
最近、ガソリンの高騰やエコロジーブームの影響で、自転車の利用が増えているというのは良く聞かれる話。ですので、その時流に乗った形での展開なのかとも思ったのですが、にしてもやや唐突な感じがあります。
ですが、実はPanasonicと自転車の繋がりは昨日今日の話ではないとのこと。
実際、Panasonicは「パナソニック サイクルテック」という関連会社を持っているぐらい、自転車製造に関しては古い歴史を持つ会社です。(ちなみに、パナソニックサイクルテックの創立は1952年!)
なぜかというと、もともと、Panasonic創業者の松下幸之助は自転車店への奉公から始まっていることもあり、自転車に対する思い入れが強かったんだそうです。そして、実際に自転車の世界でもそれなりに有名なメーカーだそうです。参考→「パナソニック サイクルテック(Wikipedia)」
更に言えば、最近ハヤリの電動アシスト自転車もPanasonicにとっては追い風かも。もともと電池関連は得意中の得意なメーカーですからね。

なかなか面白いインタラクティブショッピングサイト

自転車に関しては正直よく分からないので、何とも紹介しづらいところでもあるのですが、興味深いのはTitanium Flat Road EBのお買い物ページ。↓

フルカスタマイズ可能となっています。
フレームサイズ、フレームカラー、ロゴカラー、タイヤカラー、サドルのタイプ等々、いろいろ選択できます。そして、それがインタラクティブにイメージに反映されるんです。
↓フレームカラーを赤にした場合

こういうインタラクティブなショッピングサイトって、有名どころでは「NIKEiD」ぐらいだと思います。日本国内では非常に珍しいんじゃないでしょうか。なかなか面白い試みです。そして、リアルショップとの差別化という意味でも、今後の注目技術ですね。