ChgKey(チェンジキー)
〜キーボードのレイアウトを変更〜

Volume063:2006年2月19日(日)

ノートパソコンなどでは、キーボードの配列が変則的だったりして使いづらい思いをすることがあります。
また、デスクトップ用キーボードでも、人によってはWidowsキーが邪魔だと感じる人もいますし、逆にWindowsキーを多用するのにWindowsキーが付いていないキーボードは使いづらいという人もいます。
そのようなときにはChgKey。
キーボードの割り当てを変更(もしくはキーを無効化)するソフトです。
このソフトは、非常に使い方が簡単。

起動すると、以下のような画面が出てきます。

試しにCapsLockキーをCtrlキーに割り当ててみましょう。
画面のCapsLockキーをクリックします。


もう一画面似た画面が表示されます。
CapsLockキーが青くなっています。
この画面で、割り当てるキー(Ctrl左)をクリックします。



2画面目が消え、元の画面が表示されます。
変更されたキー(元CapsLockキー)が赤くなり、表記が「Ctrl左」になります。

これでキーの設定は終了。
あとは、メニューから、「登録→現在の登録内容で登録します」
を選択すると、以下のようなダイアログが表示されます。

「OK」を押すとPCがリブートされ、キーの変更が有効になります。
「キャンセルを」を押すとリブートはせず、次回のWindows起動時に変更が有効になります。(WindowsXPの場合は、ログオフでも有効になります)


【ChgKeyのしくみ】

このソフトは、レジストリを使っている関係で、WindowsNT、2000、XPでしか動作しません。逆に言うとレジストリを使っているだけに一度設定してしまえば常駐させる必要がありません。
一度ChgKeyで設定してしまえばWindowsアプリケーションはもとより、DOS窓などでもちゃんと割り当てが効きますので快適です。もちろん、セーフモードでもOKですし、別のユーザでログオンし直してもOKです。キーの変更が効かないのはBIOS画面ぐらいなものです。(それはさすがに無理な相談^^;)

Windows9X/Meは、OSのしくみとして、キーボードのレイアウトを自由に変更できるようにはなっていませんでした(キーボードドライバの内部的構造として定義されていた)。それに加えて、WindowsアプリケーションとDOSアプリケーションではその辺のしくみが別々だったので安定したキーボードレイアウトの変更を行うにはやや裏技的な方法をとらざるを得なかったのですが、32ビットWindowsはOSのしくみとしてキーボードのレイアウトがレジストリで柔軟に変更できるようになっています。
ChgKeyは、このレジストリ設定作業を「手作業ではなくGUIで変更できるようにしているだけ」といえばそれまでなのですが、実際手動でレジストリを変更しようとすると、該当のレジストリキーを探し出すだけで大変ですし、キーコードを調べなければならないなど非常に面倒です。
しかも、あまりやりすぎると、自分自身どこをどう変更したのかが分からなくなってきます。(^^;
ですのでこのようなソフトは非常に有り難いです。


【余談】

この手のキーボードレイアウトを変更するソフトは、手を変え品を変えWindows3.1の頃からずっとお世話になっていますが、上述の通り32ビットウィンドウズは非常にスマートな方法でレイアウト変更ができますので、挙動がおかしくなったり特定のシチュエーションではキーの変更がきかなかったりといったトラブルがなく、非常に快適です。


●関連リンク●

↓ChgKey1.4配布元
http://satoshi.web5.jp/f_soft/dw_win.htm