ソーシャルブックマークサービス
〜お気に入りの管理手段としてのSBMサービス〜

Volume060:2006年1月23日(月)

最近、ソーシャルブックマークサービス(以降、SBMサービスと略)のお世話になっています。
ソーシャルブックマークサービスとは、お気に入り(ブックマーク)をインターネット上に保存して、「情報共有」をしようというサービスです。
お互いのお気に入り情報を共有することによって、そのページの人気が分かりますし、そのページをブックマークしている他ユーザ(つまり同じ嗜好を持つ可能性が高いユーザ)から、新たな情報を得ることもできます。

↓例えば、筆者のブックマークが例えばこんな風になっていたとすると…(はてなブックマーク)


↓上記一覧の"10users"をクリックすると、そのURLをブックマークしているユーザの一覧が表示されます。
また、そのURLにリンクを張っているブログ一覧も表示されます。


【筆者的SBMサービスの使い方】

これはこれで面白いのですが、筆者がSBMサービスを利用しようと思った理由はもっと別のところにあります。
単純に「お気に入りを一元管理したかったから」です。
筆者は、Webブラウザを併用したり乗り換えたりが頻繁なので、どうしてもブラウザ依存のお気に入りは不便ですし、それに加えて複数のPCを所有しているので、ブラウザ/PCを問わず同じお気に入りを使えないかと思い、SBMサービスの利用を思い立ちました。
結論として、使い勝手やスピードという点で、そう言う用途にはあまり向かないことが分かったのですが、「一時退避用お気に入り」として使うことにより、結果的にお気に入りの管理が楽になりました。

現実問題、ローカルに保存されているお気に入りは、あまり多くなってしまうと探し出すのが難しくなってしまい、お気に入りに入れている意味が無くなってしまいます。かといって、それを恐れて厳選したものだけお気に入りに登録していると、いざというときに役に立たなかったりします。
これらの対策として、一時保管場所としてSBMサービスを使うという手法です。ちょっと気になったページはとりあえず、SBMでブックマークしてしまいます。
その中で、短期間で要らなくなるものは、SBMの中で済んでしまいますし、後々までお気に入りに入れておきたいと思ったものは、時間が空いたときにでもローカルのお気に入りにも登録しておく(現実、その数は非常に少ないので、二度手間でも大して苦になりません)という使い方をしています。
SBMサービスの「情報共有」というメリットを全く無視した使い方ですので、お世辞にも褒められた使い方ではないのかも知れませんが(^^;


【おすすめのSBMサービスは?】

SBMサービス利用歴が長いわけでもなく、そもそも、SBMを情報共有ツールとしては使用していない筆者が各SBMサービスの特色や機能を正しく評価できるはずもありません(^^;
ただ言えるのは、せっかくSBMサービスを利用するのならば、やっぱりユーザーが多い方が何かと楽しかったりためになったりするのは確か。
ですので、
「はてなブックマーク」(http://b.hatena.ne.jp/)
「FC2 ブックマーク」(http://bookmark.fc2.com/)
「BlogPeople Tags」(http://tags.blogpeople.net/)
あたりを一応おすすめしておきます。
また、
「ソーシャルブックマークまとめサイト」(http://garyo.boy.jp/SBM/)
「BLOG YOU内ソーシャルブックマークの項」(http://www.blogyou.jp/archives/2005/07/post_4.html)
などの解説サイトも参考になります。


【おまけ〜ソーシャルブックマーク管理ツール Bookey〜】

SBMサービスを利用する上で結構便利なフリーソフトです。
まだ開発の初期段階なので若干フライング気味なのですが紹介しちゃいます。参考まで。
Bookeyは、複数のSBMサービスのブックマークを同期させたり、ブックマークの情報をOPML形式(SBMの一般的な記録形式)でローカルに保存できたりできます。筆者は一括削除機能をよく使わせて頂いています。
コマンドライン版も同梱されており結構便利です。
ただし、現在バージョンが0.06と発展途上。
ですのでGUIがまだまだ作り込まれていない(不親切なところが散見される)ですし、致命的なバグが残っている可能性もなくはないので、初心者にも安心しておすすめできるというほどの段階ではないのですが、今のところこのようなツールを他に知らないので貴重なソフトです。
興味のある方はこちらから↓
http://watcher.moe-nifty.com/memo/2005/12/bookey.html