ShortcutExecutor(ショートカットエグゼキュータ)
〜「ツール」というより、「環境」と言っていいでしょう〜

Volume044:2005年02月23日(水)

ショートカットエグゼキュータ。
正直、「ファイル名を指定して実行」を普通に使っているようなヘビーユーザーでないと存在意義がわからないプログラムではないかと少し弱気になっているのですが(^^;、個人的にはあるとないとでは天地の違いがあるツールです。
いわゆる、ランチャーという分野のソフトです。
一口にランチャーといっても、マウス指向のものとキーボード指向のものがありますが、今回紹介するショートカットエグゼキューターは、キーボード指向のものです。
比較的ショートカットエグゼキューターは高機能でかつ使いやすいツールだとは思いますが、同類のソフトは非常にたくさんあるので、もっといいものがあるかも知れません。
とりあえず筆者常用のソフトということで紹介します。

もちろん、今回取り上げるようなソフトを使わずとも、簡単にアプリケーションを呼び出す方法はいろいろあります。
デスクトップにプログラムのショートカットを置いておくのもいいですし、クイック起動ツールバーに登録しておくのもいい方法だと思います。
ですが、これらの方法はキーボードからのアクセスは非常に面倒です。
そこで、キーボード派のわがままをかなえてくれるプログラムがショートカットエグゼキュータです。
ほとんどあらゆるキー割り当てに対して、特定のアプリケーションやファイルを関連づけることができます。

【「ファイル名を指定して実行」を代行】

基本機能以外にも、このツールの優れているのは、「ファイル名を指定して実行」の機能も代行してくれること。トリガキー(デフォルトではCTRL+ALT+BS)で小窓が表示されます。
↓こういうシンプルな窓

ここで"notepad"と入力すれば、メモ帳が起動しますし、"command"と入力すればDOS窓が登場します。この辺は「ファイル名を指定して実行」と使い方は同じです。

【キーワードで起動】

しかも、この小窓からはキーワードでショートカット呼び出しもできます。
ショートカットを定義する際に、キーワード(わかりやすい名前)を登録しておきます。
こうすることで、万が一ショートカットキーを忘れてしまってもキーワードを打ち込むことで呼び出すことができます。

【その他オススメ機能】

ショートカットエグゼキュータはいろいろ独自拡張がされています。
例えば、「%UserProfile%」等の環境変数を参照できるのはありがちな機能ですが、特殊環境変数という独自の環境変数がたくさん用意されていて、これを使うとクリップボードの内容を参照するなどのことができます。
つまり、クリップボードの内容に応じてショートカットの動作を変えることができるので、使い方次第でかなり便利です。


−−−昔話−−−
筆者は、Windows9X時代はこの手の常駐ソフトは使いたくてもリソースが不足したり、OSが不安定になったりすることがありがちだったので、積極的に使う気にはなれませんでした。
そういうこともあってちょっと懐疑的だったので、そういう心配をせずにすむNT系のWindowsになってからまともに使い始めたのですが、非常に快適で手放せなくなってしまいました。
こんなことなら、もっと早く使えばよかったと後悔した筆者です。(^^;


●関連リンク●
ShortcutExecutorダウンロードページ:
http://www.rallysystem.co.jp/