IBM ホームページ・ビルダー V9
Volume038:2005年1月8日(土)
今回は、商用ソフトですが、
IBMホームページ・ビルダー(以降、HPB)をご紹介します。
なぜフリーソフトではないかというと、この分野では正直フリーソフトにめぼしいものがないからです。m(_
_)m
HPBはVer5のころからお世話になっています。
もちろん、フリーソフトのHTMLエディタはいろいろありますし、HTMLエディタの機能だけ見れば、それらのソフトの方がはるかに使いやすいのですが、Webサイトを作成する作業は、HTMLの編集だけではありません。
むしろ、GIF素材を作成/加工したり、使いやすいページ構成/サイト構成を考えたりと、「どう見せるか」の部分の方が一番面倒で時間がかかるところではないかと思います。
【ホームページ・ビルダーの売りは?】
アリテイに言ってしまえばHPBの本体部分に関しては、並かそれ以下のできでしかないと思います。
その他の付属ソフトも単体で見れば、「非常に使いやすい」とも「高機能」とも言えなと思います。
それでもまあ許せる範囲でソツなくできており、それらが統合されているので、他のソフトをいちいち立ち上げて作業する必要がなく、
全体の作業が滞りなく進められるので気に入っています。
特に出色のできなのが、
ウェブアートデザイナーと
ウェブアニメータです。
【ウェブアートデザイナー】
↓ウェブアートデザイナー使用中
これはいわゆる画像エディタなのですが、ロゴやGIFボタンを作るために特化したツールです。
ウェブアートデザイナーが優れているところは、
試行錯誤がしやすいのと、
再加工が容易だということ。
ウェブアートデザイナーでは、文字にいろいろな効果をかけることができるのですが、それがリアルタイムで反映されますので、いろんなデザインを試してみることができます。
また、ウェブアートデザイナーで作成した画像は、最終的にはGIF形式に変換されますが、それとは別にウェブアートデザイナーの独自形式(MIF形式)で保存しておくことができます。
独自形式で保存しておくと何が便利かというと、後から再加工ができるのです。後からテキストを変更したり、効果を別のものに変更できるので、作った後に気が変わってちょっとだけ変更したいと言うときに、最初から作り直さなくて良いので便利です。
【あえて欠点を探すと・・・】
あえて欠点を探せば、ウェブアートデザイナーはロゴ作成をメインに考えたツールなので、デジカメで撮った写真等、画面からはみ出るぐらいのサイズの大きな画像を読み込むと取り扱いが非常にめんどくさくなってしまいます。つまりごく普通のGIFエディタとして使おうとすると、使い勝手が悪いです。
ここを改善してくれれば、より統合ソフトとしての完成度が増すんですがね〜。
しょうがないので、筆者はそういうケースでは
PictBearSEをつかって加工しています。
【ウェブアニメータ】
↓ウェブアニメータ使用中
いわゆる、アニメーションGIFを作るツールです。
文字や画像に特殊効果をかけてアニメーションGIFを作成できます。
特殊効果の種類も非常にたくさんありますし、いろいろな効果をかけた結果を
その場で再生して確認できますので、いろいろな効果を試行錯誤できますのでわかりやすい。
ウェブアニメータを使えば、下のようなアニメーションGIFはごく簡単に作れてしまいます。
↓ウェブアニメータで作成したアニメーションGIF
【あえて欠点を探すと・・・】
ウェブアニメータの欠点をあえて探せば、再加工が不可能なこと。
ウェブアートデザイナーとは違い、一度ウェブアニメータでアニメーションGIFを作ってしまうと、単なるGIFファイルの連続になってしまうわけですから、テキストや効果の変更はできなくなってしまいます。
ウェブアートデザイナーと同様、何らかの方法でテキストや効果の設定を保存しておけると便利なんですがね〜。
●関連リンク●
ホームページ・ビルダー:
※体験版のダウンロードもできます。
http://www-6.ibm.com/jp/software/internet/hpb/
ホームページ・ビルダーV9修正プログラム:
※初期出荷版は、かなり大きな不具合があるので、こちらから修正プログラムをダウンロードして適用しておくことを強くお勧めします。
http://www-6.ibm.com/jp/software/internet/hpb/down/v9.html
PictBearSEダウンロードページ:
http://sleipnir.pos.to/software/pbse/index.html