XnView〜もしかしたらIrfanViewよりオススメ〜

Volume034:2004年11月22日(月)

ToolInside Volume008(画像ブラウザ)では、いろいろな画像ブラウザを紹介しました。
そのときには、記事でも書いたとおりIrfanViewを常用していたのですが、その後、XnViewというソフトに出会い、現在はすっかりそっちに乗り換えてしまっています。
IrfanViewももちろんすばらしいソフトウェアだとは思うのですが、多少癖があり、画像ブラウザの一般的なキーアサインとはちょっと違うところがあります。キーアサインを変えることができれば何ら問題ないんですが、残念ながらIrfanViewはそれができません。
一方、XnViewはごく普通のキーアサインになっており、しかも多少なりともキーアサインを変更することができます。

↓キーアサイン変更画面


多分に個人の好みが影響するところではありますが、そう言う意味でIrfanViewより使い勝手がいい感じです。
画像のロード、サムネイル(thumnail:画像の縮小見本一覧)の作成等のスピード等も遜色ありませんし、はじめから日本語に対応しているので英語が苦手な方でもまったく問題ありません。
あえてXnViewの欠点を探せば、ビュー画面とサムネイル画面は自動的に切り替わるようになっているので両者を同時に表示できないことぐらいですが、筆者はそのような使い方はしないですし、万が一そう言う使い方をしなければならない場合も、2つ別々にXnViewを起動すればいいわけですから何ら不都合がなく、むしろ画面がうるさくならずにありがたいぐらいです。

- - - - - (付録) - - - - -
XnViewを使う際のTIPSを2つばかり。

【TIPS1:高画質ズーム】

XnViewはデフォルトのオプション設定で十分使いやすいとは思うのですが、もし「高画質ズーム」をが設定されていなかったら、是非ともオススメします。これを設定しておくと、画像を縮小/拡大したときに格段に見やすくなります。

↓「高画質ズーム」の設定

※画像の縮小、画像の増加(拡大のこと)、ウィンドウ/デスクトップのサイズに合わせて表示するとき、それぞれのシチュエーションで高画質ズームを使用するかどうか指定できます。
特に画像を縮小したときに効果が高いので、「縮小」と、もし必要ならば「ウィンドウ/デスクトップに合わせる」にもチェックを付けておくとよいのではないでしょうか。
「高画質ズーム」を設定しますと、ひきかえに画像の表示スピードが低下しますが、今時のパソコンならまったく気にするほどではありません。

【TIPS2:ファイルリストループ】

リストの最後の画像の次を表示しようとしたときの挙動を指定できます。
「ファイルリストループ」のチェックを付けておくと、自動的に先頭に戻り、チェックを外すと最後の画像で止まったままになります。
もちろん、リスト最初の画像の前を表示しようとしたときにも同様です。

↓ファイルリストループの設定

これは使う方のお好みで指定してください。

●関連リンク●

XnView1.74 ダウンロードページ:http://www.xnview.com/