今回は、自動巡回ソフトとかオートパイロットソフトと呼ばれるソフトの紹介です。

Webページは一般に更新が速く、あっという間に過去のページが消されてしまいます。
ところが、場合によっては古いページをとっておきたい場合があります。
また、ダイアルアップ環境などでは繋ぎっぱなしにしておくとお金がかかってしょうがありません。こういうソフトを使って、見たいページを一気にローカルにダウンロードしてしまえば、あとはネットに接続していなくても見ることができますので、通信費用が節約できます。

その中でも筆者的にオススメなソフト、「波乗野郎」と「Website Explorer」を紹介します。



【PerMan Surfer 波乗野郎】

http://www.bug.co.jp/nami-nori/

この手のソフトでは老舗中の老舗です。
「Webサーバ上で公開されているページをオフラインで見る」という用途には、非常に向いているソフトです。
個人的には、多少インターフェースに癖があるのが気にはなるものの、使い方は至って簡単。
「新規接続先」で、ダウンロードしたいページのURLを指定するだけです。
そうすると、左ペインに新しい波乗り設定の項目が作成されるので、それを選んで「波乗り開始」ボタンを押せばOK。
もちろん、何段階までリンクをたどるか(最大調査リンク数)や、ダウンロードするローカルフォルダの設定等もできますので、ダウンロードするページによって調整してください。
このソフト、ダウンロードすると、自動的にローカルでブラウズするためのトップページを作成してくれますのでダウンロードしたあとも非常にラクチンです。↓



【Website Explorer(ウェブサイト・エクスプローラー)】

http://www.umechando.com/webex/index.html
筆者イチオシなのが、このWebsite Explorer。
このソフトは、本来の目的はWebサイトの構造を調査するソフトですが、自動巡回ソフトとしての能力も決してあなどれません。
また、波乗野郎とは違って、画面を確認してからダウンロードでき、操作が直感的ですので、誰でもすぐ使い方がわかるソフトだと思います。

↓tool insideをWebSiteExplorerで調査したところ。
(この時点では調査のみで、ダウンロードは行われていません)


ダウンロードしたい場合は、フォルダを右クリックして、「フォルダダウンロード」を選択すれば、選択したフォルダから、リンクされているファイルを調査しダウンロードを開始します。


※WebSiteExplorerは、本来は「サイトの構造を調査したり、リンク切れをチェックする」ソフトなので、「何段階までリンクをたどる」という設定はありません。
逆に言うと、そのサイト内のリンクが尽きるまで延々とリンクの解析もしくはダウンロードをします(一方、サイト外へのリンクは調査しません)。
また、スケジュール機能もありませんので、他の自動巡回ソフトとはちょっと毛色が変わっています。
ですが、
「どういうリンクがどれだけ張られているのかわからないけど、そのサイト内のファイルを確実に全部ダウンロードしたい」
とか、
「そのサイトの完全なコピーが欲しい」
という場合には、Website Explorerは絶大な威力を発揮します。

逆に、Website Explorerが苦手なものもあります。大規模なサイトになるとリンクの調査にかなり時間がかかります。ブロードバンド回線で使うならまだしも、ダイアルアップ回線ですと通信料もばかになりません。
このような場合には、波乗野郎で欲しい部分だけ範囲(何段階までリンクをたどるか)を指定してダウンロードしたほうが効率的でしょう。