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*          Volume023 発行日:2004年5月28日(金)        *
*          ==用語解説:レジストリのRunキー==         *
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前回は、スタートアップフォルダの話題を採り上げましたが、レジストリに登録する
ことで同じようなことをすることもできます。
レジストリに登録されてしまうと、表面上はわからないので困ってしまいます。
また、ウィルスやワームに感染すると、勝手にここに自己増殖用のプログラムが登録
されることもあるので放っておくととんでもないことになりかねません。
ですので、Windowsを使う上では是非とも知っておきたい知識です。
※レジストリの中身を見るためには、regeditというプログラムを使います。
使い方が分からない方は、
http://higaitaisaku.web.infoseek.co.jp/regedit.html
http://www.microsoft.com/windows2000/ja/server/help/sag_ntregconcepts_kvzt.htm
などを参考にしてください。

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目次
・regeditで確認(Windows2000/XP)
・regeditで確認(Win9X/Me)
・Runキーの便利な活用法
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★★★ regeditで確認(Windows2000/XP) ★★★
regeditを起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
を開きます。
ここに、PC起動時に実行されるプログラムが登録されています。


★★★ regeditで確認(Win9X/Me) ★★★
regeditを起動し、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
および
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices
を確認します。
ここに、PC起動時に実行されるプログラムが登録されています。
「Run」には、プログラム
「RunServices」にはサービス(ログオンしない状態でも実行する必要があるもの)が
登録されていることが多いです。


★★★ Runキーの便利な活用法 ★★★
RunやRunServicesに登録されるプログラムは、例えば、Web翻訳ソフト、
音声読み上げソフト、リモートコントロールソフトなど、システムがスタートすると
同時に起動しておきたいプログラムが登録されます。
ですが、これらのプログラムが登録されてしまうとWindowsの起動自体がかなり遅く
なってしまうことがあります。
いつも使うならば仕方ありませんが、さほど使うわけではない場合、これでは
ちょっと不便です。
そういう場合は、regeditでRunやRunServicesを見れば、そのプログラムはどこにある
EXEファイルで、どういうパラメータで起動するのかが分かりますので、それをまねて
デスクトップにショートカットを作っておくと便利です。
こうしておいて、レジストリからそのプログラムを削除してしまえばWindowsの起動は
遅くなりませんし、必要なときにはショーットカットをダブルクリックすればいいだけ
ですので便利です。
※ごくたまに、ログオン後には起動しないプログラムもありますのでご注意ください。