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*        フリーソフト使いこなしマガジン tool inside        *
*         Volume019 発行日:2004年5月16日(日)         *
*            ==画面キャプチャソフト==           *
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目次
・「作業記録ソフト」としての画面キャプチャソフト
・KoClip
・Kazuasa's HardCopy
・QtyCapture
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★★★ 「作業記録ソフト」としての画面キャプチャソフト ★★★
画面キャプチャソフトは、PrintScreenやalt+PrintScreenの機能を拡張するソフト
です。
通常、PrintScreenで全画面が、alt+PrintScreenでアクティブのウィンドウが
クリップボードに格納されますが、画面キャプチャソフトを使うことにより、
自動的にファイル名を付けて画像ファイルとして保存してくれます。
これらのソフトは、後からWORDやHTMLページに貼り付けて利用することを想定した
ソフトだと思うのですが、筆者はどちらかというと、「作業記録ソフト」として
使っています。

「多分必要ないんだけど、念のため記録しておきたい」とか、「変更を加える前の状
態がどうだったか思い出せるように」等、わざわざバックアップファイルを作ったり
メモっておくほどではないんだけど、もしかしたらあとで必要になるかもしれない
ような時に、PrintScreenやalt+PrintScreenを押すだけで、何枚でも記録を取って
おけるので非常に手軽です。
なので、筆者は日常的に使っています。
「作業記録ソフト」という観点で画面キャプチャソフトを選択する場合、いくつかの
条件があがります。
 (1)なるべく寡黙であること。
   あくまで、サポート役なのですから、通常の作業の邪魔をしないことが
   大切です。
 (2)ディスクを圧迫しないように、JPG等の圧縮形式で保存できればベスト。
 (3)キャプチャした画面を自動印刷する機能は必須ではない。
 (4)キャプチャした画面の加工機能は必要なし。

画面キャプチャソフトは、数え切れないほど多種多様なものがあり、全て試すことは
不可能なのですが、筆者が使ったことがある(いる)ものでお勧めをいくつか紹介
します。


★★★ KoClip ★★★
http://popup5.tok2.com/home/tikomosoft/win_soft.html#KoClipV143
保存形式を、BMPやJPGだけでなく、PNGでも保存できます。
キャプチャしたら音で知らせてくれるので、押しそこないもありません。
筆者もある程度の期間使っていたのですが、他のソフトととの相性のせいかときどき
起動に失敗するようになってしまったので、泣く泣く使用を中止しました。
保存形式が多彩なところ、音で知らせてくれる(「脇役」としてのスタンスをわきま
えている)ところなど、なかなか好感度が高いだけに残念です。


★★★ Kazuasa's HardCopy ★★★
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se119280.html
保存形式はBMPのみ。
自動印刷の機能がついています。
現在、筆者常用の画面キャプチャソフト。
キャプチャをすると、一瞬「保存成功」の文字がポップアップして知らせてくれます。
また、F12でキャプチャするようにもできるので、PrintScreenが押しにくいノート
パソコンでもOKという親切設計です。


★★★ QtyCapture ★★★
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se281866.html
これは「作業記録ソフト」としては向いていませんが、非常に機能が豊富なので、
番外ということで紹介します。
システムに常駐してPrintScreenを拡張するわけではなく、キャプチャをするための
アプリケーションという作りなのですが、非常に多彩なキャプチャができます。
全画面やウィンドウのキャプチャはもちろんですが、任意領域、オブジェクト単位
(タスクバー、ツールバー、ボタン等)、遅延キャプチャ等々、非常にいろいろな
キャプチャができます。
ドキュメントの素材として画面をキャプチャするときにはなかなか重宝すると思いま
す。