トップページ
2009/04/06

Kingsoft辞書(フリーの辞書ソフト)

記述ベース:キングソフト辞書 バージョン1.8.3.120&WindowsXP

なかなかありそうでなかった無料のポップアップ辞書ソフト

なかなか貴重なフリーソフト。無料で使える辞書ソフト/翻訳ソフトです。この手のソフトにはいろいろな形態のものが存在しますが、Kingsoft辞書は「ポップアップ系」の辞書ソフトです。
こんな感じでマウスでポイントした単語の訳をポップアップで表示します。
このタイプの辞書ソフトの良いところは、とにかく手軽なこと。いちいちページを切り替えて翻訳サイトで調べたりする必要がありません。
この分野で一番有名なソフトは、Googleツールバーに付属する機能の一つである、「マウスオーバー辞書」ではないかと思います。現実、これぐらいしか無料で使える辞書ソフトがありませんでしたから。
ところが、もともと商用ソフトであったKingsoft辞書が無料化されたことで強力なライバルが登場。もともと商用のソフトなだけあって、Googleツールバーに比べると遙かにボキャブラリーが多いですし、その他の機能も充実。単語帳機能/テスト機能、辞書検索(複数の辞書で検索した結果を表示)、例文検索機能など非常に多機能です。
そしてもちろん、Googleツールバーに縛られることもないので非常に使い勝手がいいと思います。(事実、自分はSleipnirを使っている関係でIEプラグインを使えないので、非常に助かります)

翻訳機能もあるが…

Kingsoft辞書は、辞書機能だけでなく、文章を翻訳する機能も持っていますが、これは正直使い物にならないと思います。
こんな感じ

ゼンゼン日本語として意味を成してないです。ちなみに、翻訳はGoogle 翻訳サービスを使っているそうです。
世の中にはGoogleに限らず多くの無料翻訳サービスが存在しますが、どこも五十歩百歩なので、予想通りこの機能はまったくあてにできないです。

オススメ機能1:発音機能

発音機能は非常に役に立ちます。
ポップアップで表示されたウィンドウのボタンを押すと発音してくれます。
ちなみに、自動発音にすることもできます。
同時発音の項目の「マウス音翻訳」をチェックすると、ポップアップと同時に発音します。

オススメ機能2:例文検索機能

キングソフト辞書の本体プログラムを起動して、例文検索を行うこともできます。
十分実際的な例文が出てきます。
辞書的な意味解説だけだと、どういう文脈で使われるのか、どういう感情を伴ったものなのか、というところまでは分からないので、いざというときに役に立ちますね。

注意事項:ショートカットの設定

Kingsoft辞書はデフォルトでいろいろなショートカットキーが設定されています。
ショートカット設定画面

これらの設定を自由に変更できるようになっているのは非常に有り難いです。
だからというわけではないのでしょうが、逆にデフォルトの設定については注意が必要かもしれません。
デフォルト設定では「発音」が「Ctrl+L」に指定されていますが、これが曲者。原因はよく分かりませんが、他のソフトでCtrl+Lに別機能が割り当てられていると、そちらの機能が無効化されてしまう(つまり、Kingsoft辞書がCtrl+Lを横取りしてしまう)現象が確認されました。
見つけた不具合はCtrl+Lだけですが、Kingsoft辞書はタスクトレイに常駐させて使うソフトだけに、同種のトラブルがいつどんなシチュエーションで起こるか予測できません。
ですので、できれば使わないショートカットは「なし」にしておくなり、「ショートカット使用不可」をチェックして全て無効化しておいた方が安全かもしれません。

今度は無料翻訳辞書―キングソフト、中国グーグルと共同開発のソフトを提供(紹介記事)

+辞書ソフト+翻訳ソフト+ポップアップ辞書+マウスオーバー辞書的な+フリーソフト+