Novoボタンとは
(2009/01/06→01/10[Novoボタンの真実!?])
IdeaPad S10eにはキーボード上方に、「Novoボタン」なる謎のボタンが付いています。(左写真のオレンジのマークが書いてあるボタン)
このボタンは何かというと、Lenovo独自のアプリケーションランチャーです。

このNovoボタンを押すとどうなるかというと、以下のような画面が表示されます。
アプリケーションランチャー起動


アプリケーションランチャーアップ
デフォルトで、IEやOutlook Expressなどがセットされています。これはユーザーが自由に変更可能です。
数は、最大9つまでで、それ以上は増やせません。


こんな風に自由にプログラムを登録可能

自分は普段AutoHotkeyを使ってアプリケーションを呼び出しているので、自分には一切不要な機能ではありますが、初心者の方には使い易いのかも知れません。
…と思ったのですが、ざっと使ってみたところ、申し訳ないですがこのアプリケーションランチャーは「大きなお世話」レベルのものだと思います。この画面が提供している機能は、デスクトップにショートカットを置くことと機能的に全く同じに見えます。付加的な機能があるわけではないですし、初心者向けにI/Fが分かりやすくなっているということもありません。
端的に言うと、デスクトップの上に更に疑似デスクトップが載っている感じで、非常に冗長な感じを受けるのですが…。恐らく初心者向けということで作られたNovoボタンおよびアプリケーションランチャーだと思いますが、「同じ事をするための方法が意味もなく2通りある」この状況こそ、初心者を惑わすことになりはしないかと心配になりますが…。


2009/01/10加筆
【Novoボタンの真実!?】
ほとんど余談レベルの話ですが、Novoボタンについて調べていてちょっと気になったことをメモっておきます。
Novoボタンに関連づけられているアプリケーションランチャーの実体を調べてみたのですが、実体は、"C:\Program Files\Lenovo\AppLancher\ONEKEY RECOBERY.EXE"というプログラムだということが判明しました。

Process Walker(という実行プロセス調査ソフト)で見たアプリケーションランチャーのプロパティ

どうも名前がおかしいです。格納されているフォルダ(AppLancherまで)は分かるとしても、"ONEKEY RECOVERY.EXE"という実行ファイル名になっています。
ちなみに、ONEKEY RECOVERY(ワンキー・リカバリー)とは、ThinkPadでは提供されている、環境のバックアップ/リカバリソフトウェアのことらしいです。(S10eには提供さていません)
よく分かりませんが、初期の企画段階では、Novoボタンには実体通りOnekey Rcoveryを入れる予定だったと考えれば納得です。それが何らかの理由でアプリケーションランチャーになってしまった、という事なのではないかと思います。そして、初期段階の設定がそのまま放置されてしまったために実情と実体が違ってしまった、と。
…ということであれば、明らかに実用性が低いアプリケーションランチャーがNovoボタンに割り当てられているのはある意味納得なわけです。(^^;

しかし、逆に納得できないのは、S10eには(本来の)ONEKEY RECOVERYが提供されていないこと。これもいわゆる「ThinkPadとの差別化」ってヤツでしょうか??
トラックポイントを搭載していないことといい、こういう細かいところでダウングレードしてThinkPadを脅かさないように「隔離」している感じ、正直、すごく「オトナの事情」を感じてしまうところなんですよね。
あえて更に厳しいことを言わせてもらうと、Lenovoの本気をイマイチ感じられないんです。というか、Lenovoはまだまだ手探り状態で、ミニノートを出すことによってThinkPadの売り上げに決定的なダメージを与えてしまうことを恐れている感じがこういうところからも分かってしまうんですよね。
この辺、無理もないとは思うのですが、残念なところです。
↓関連記事一覧
参考:高い基本性能をベースに独自の工夫が光る-レノボ「IdeaPad S10e」(2)キーボード周りの機能をチェック(マイコミジャーナル)