| HP Mini 1000仕様を解説 (2008/11/26→…→12/08[リチウムポリマー電池採用&文章整理]→12/26[eモバセット開始]) |
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![]() とうとうIntel系ミニノートを投入するHP。 一言で言って、HP2133で不評だったところを一気に改善した機種だと思います。とは言いつつも、必ずしも良くなったところばかりではありませんが、全体としてはとても納得のいく、良い仕上がりになっています。 レビューは別途掲載する予定ですが、それをやり出すと相当長文になってしまいます。ということで、要点だけをかいつまんだ速報版&プチレビューを先に公開します。(HPが開催した新製品説明会での話がベースです) 【WindowsXPを採用】 HP2133ではWindowsVistaを搭載していましたが、性能が限られるミニノートではWindowsVistaはどう考えても重いOSだと思います。 また、PC雑誌のミニノート紹介記事などでも、WindowsVistaを搭載していることがデメリットとして注釈が付いてしまう始末。(^^; 現実に、ミニノートが搭載するOSはWindowsXPが圧倒的多数です。そして、ミニノート以外の領域でも、いまだにまったく現役でWindowsXPモデル(Vistaダウングレードモデル)が売られているこの現実。 世の中の空気は「WindowsXPで十分。OSの切り替えはWindows7待ちでいいのではないか」という流れになっているのは(MSがなんと言おうと)事実だと思います。 そういう中にあって、今度のHP製のミニノートはWindowsXP Home Editionを搭載してきました。別にVistaを悪く言うつもりはありませんが、正しい選択だと思います。 【Intel Atom CPUを採用】 HP2133がVIAのCPUを搭載していたのに対し、Atomに切り替わりました。VIAの新CPU、Nanoの採用には至りませんでした。面白味がないのではありますが(^^;、まあしょうがないところですし、何より正しい選択でしょう。 【HP2133と併売】 HP Mini 1000は、厳密に言うとHP 2133の後継機種ではありません。なぜならば、両者は併売されるからです。 なぜ併売するのかというと、説明会での話を要約すると下表になります。
左がHP Mini 1000、右がHP 2133
ということです。つまり、両者はターゲットとする客層が違うから併売する、という感じの説明でした。イマイチ説得力がない&矛盾する話。ですが、勝手な想像をすると、これにはウラがあるのではないかと思います。![]() 実は、HPとしてはVIA系とIntel系の2系統のミニノートラインナップを持とうと密かに計画しているのではないか、と勝手に考えるんです。つまり、2133は2133でVIA Nanoを積んだ後継機種を投入しようと計画していると…。根拠は全くありませんが、少なくともそう考えると併売する意味も納得できるんですよね。 一応聞いてみました。Nanoのミニノートを作る予定はないのかと。ですが、残念ながらその辺の開発事情までは日本HPさんは知らされていないようです。従って、YesともNoとも言えないとのこと。残念。 【キータッチはグレードダウンしたが、配列はHP2133を維持!!】 ![]() Mini 1000のキーボードを打ってみると、2133のそれよりも明らかにキータッチが悪くなっているのが分かりました(というか、他社のミニノート並のタッチになりました)。そこで聞いてみましたが、確かにキーボードの中身は2133と同じではないとのこと。そして、キーボードに関してはビジネスノートという位置付けである2133の方が優れたものを使っている、と明言されました。 2133で圧倒的に支持されていたキーボード。これがMini 1000でもそのまま使われることを期待していた向きには残念がる声も現場で聞かれましたね。私も基本的に同感ではありますが、それでもなお非常に優秀なキーボードだと思います。 Mini 1000のキーボードは、キータッチは違っても2133のキーボードと全く同じ配列です。キーピッチ、ストロークも同じです。この点はすごく評価できるからです。つまり、 ・変則ピッチのキーが極少(「¥」のみ) ・PgUp/PgDn/Home/Endの処理の仕方は個人的に好み ・Ctrlキーが左端 など、少なくとも自分にとっては非常に使い勝手が良いキーボードだと思いました。 キーボードに関して、若干奇妙だったのはキーボードの刻印。アルファベットがキートップの真ん中に刻印されているのが分かるかと思います。HP2133も含めて一般的なキーボードは左上に刻印されています。ですので、ぱっと見「印刷する位置がずれている不良品だったり!?」っと心配になってしまった自分。(^^; 【各種I/Fは最小限】 外部VGAポートとExpressカードスロットが省略されています。 この点は、個人的にはあまりデメリットは感じません。その分軽くなるわけですし(ちなみに1.1kgとかなり軽量)。 ですが、やはり利用シーンによっては致命傷になりかねないこの思い切った戦略。賛否両論分かれるところだと思います。 【Zen-design Uzu(渦)」の採用】 ![]() HP Mini 1000では、新しいZen-designが採用されました。その名もZen-design Uzu(渦)。見たとおり渦巻き模様。Zen-design Grid(格子)に比べれば随分マシになりました(失礼)。とは言え、やっぱり相当地味目であるのはGrid同様。(それは必ずしも悪いことではありませんが) そして、写真を見ても分かるとおり、光沢天板なので結構汚れが目立ちやすいのも難点と言えば難点。(これは暗い色調を持つ光沢天板のミニノート共通の問題点) 【板状のバッテリー(リチウムポリマー)を採用】 結構見逃せないチェックポイントがバッテリーです。Mini 1000は、一般的な円筒形のバッテリー(リチウムイオン方式)ではなく、板状のバッテリー(リチウムポリマー方式)を使っています。 HP Mini 1000のリチウムポリマーバッテリー(手前) ![]() なぜリチウムポリマーバッテリーにしたのかというと、 ・本体を薄くするため ・軽量化のため とのことです。(なぜそう言えるのかというとこちら参照→ 実際、本体は薄く、かつ軽いです。 得に10.2インチ液晶を積んで1.1kgというのは非常に軽いです。例えば、Aspire Oneが8.9インチで1.1kg、SOTECのDC101が10.1インチで1.2kgであることを考えれば、もしかしたらクラス最軽量かもしれません。HP2133がもの凄く重いミニノートだっただけに、ちょっとビックリ。 【価格も注目】 そして案外がんばっているのは価格。右写真は、説明会で使われたスライドの中の一枚です。「SSD 8GBモデル」については、さほど安い気はしませんが、SSD16+8GBモデルについては、結構安いのではないでしょうか。約5,000円の違いで、SSDが倍増(16GB)+8GBのDドライブ付き。しかもBluetoothも装備されることを考えれば相当オイシイ。 もちろん、HDD 60GBモデルも同じ値段なので捨てがたいところですが、大抵のことは、16GB+8GB=24GBあれば必要にして十分の容量でしょう。 SSDの方が若干バッテリの持ちもいいですし、HDDと違って壊れる心配も要らないので、なかなか魅力的なモデルではないかと思います。 2008/12/26加筆 店頭などでは既に始まっていたeモバセットですが、本家HPダイレクトプラスでも開始されました(100円)。→ ![]() 【全体的な感想】 それに加えて他社と比較しても全く遜色のない仕様と価格。かつ非常に軽い。だめ押しで、SSDもHDDも選べる柔軟性。 なんだか良いことずくめですが、一つだけ注意点があるとすれば、リチウムポリマーバッテリーでしょう。薄型化&軽量化に貢献しているリチウムポリマーバッテリーですが、一方で、その形状から大容量バッテリは期待できそうにありません(まさか底面を出っ張らすわけにはいかないでしょうから)。 以上、とにもかくにもキーボードにこだわりがある人にとっては間違いなくオススメです。恐らく、キーボードで敵がいるとしたら、(同社のHP2133は当然として他社で探せば)EPSON DirectのEndeavor NA01 miniぐらいしかなさそうな感じです(これは触ったことないのであくまで直感的に、ですが)。 もちろん、キーボードにこだわりがない人にとっても、十分すぎるぐらい魅力的なHP Mini 1000だと思います。 【HP Mini 1000の主な仕様】XXXXX=(参考)HP2133との違い
→ HP Mini 10002008/11/29追加 【ギャラリー】 ビビアン・タムモデル(来年2月発売予定)も現場にありました ![]() ビビアン・タムモデルのキーボード部。キーボードは英語キーボード。(日本で発売になった場合は当然日本語キーボードになると思いますが) ![]() メモリの蓋を外したところ ![]() メモリはSAMSUNG製。"M470T2864QZ3-CF7"とあります。仕様詳細→ ごく一般的なSODIMMメモリですので、ユーザーで差し替えることも簡単です。 ちなみに、その場に居たスタッフさんの話によれば、2GBに差し替えてもOKなはずだとのこと(モデルとしては存在しないけれど)とのこと。
HPミニモバイルドライブの現物は間に合わず。
現場には、HDDモデルと16GB SSDモデルの2種類がおいてあったのですが、本来、16GB SSDモデルには標準装備してあるはずの、「HPミニモバイルドライブ」は用意が間に合わなかった模様。そこの蓋を外すと、空き(USBポートが見える)になっていました。残念。
寸法がほとんどUSBコネクタの大きさと同じぐらいの大きさしかないので、普通のUSB装置はここにはめることはできませんが、電気的仕様は普通のUSBらしいです。 ちなみに、「HPミニモバイルドライブ」を単体発売する予定はないのか、と聞いてみたところ、今のところそういう予定はないとのことです。
HDDモデルはポートがふさがっています。
ちなみに、HDDモデルの場合、写真のようにHPミニモバイルドライブのポートはふさがっています。
それはつまり、HDD+HPミニモバイルドライブという構成は物理的に不可能と言うことです。 なぜかというと、HDDを積んでしまうと、ミニモバイルドライブ用のポートを装備するだけのスペースがなくなってしまうからなんだそうです。 なるほど。是非とも中身を開けてその構造を見てみたいと思ったのですが、さすがにそんな暴挙は許されず。(^^; 本体とACアダプタの写真 ACアダプタは特別小さいというわけでもないけど、まあ普通の大きさではないでしょうか。よく知らんけど。BIOS画面 ![]() AMI製のBIOSです。 ちなみに、HP2133にはあった、CtrlとFnキーを入れ替える設定は見つからず。この辺はやっぱりビジネスPCと設計されているHP2133との違い? HP Mini 1000の箱のデザインはこんな感じ ![]() → HP Mini 1000
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レビュー:今度はAtomを搭載:Atom+スリムボディで5万円切りのNetbook「HP Mini 1000」を試す(ITmedia) レビュー:HP Mini 1000のレビュー開始(自サイト) 関連:Vivienne Tamのホームページ(英語) 用語解説:リチウムポリマー電池(IT用語辞典) 解説:リチウムイオンとリチウムポリマーの違い(ダイヤテック) |
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