NEC LaVie Light(ラビー ライト)仕様を解説
(2008/10/18→10/20[東芝が対抗値下げ]→11/19[プチレビュー])
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比較/違い→(参考)東芝NB100
icon【LaVie Lightの特徴】
ASUSのEee PCに端を発したミニノートブーム。
高価格/高付加価値のノートPCを作り続けていた日本メーカーにとってはミニノートは黒船です。圧倒的なコストパフォーマンスで攻めてくる台湾勢に、日本メーカーはなす術がないのではないか、という論調も少なくはなかったのですが、最近やっと反撃を開始してきている様子。
まずは東芝がNB100で先陣を切りましたが、満を持してNECが登場です。
その名もLaVie Light。これは一言で言って「ミニノートという分野において日本メーカーは何が出来るのか」の一つの回答だと思います。


【LaVie Lightの差別化の手法】
IntelもしくはMicrosoftからの「指導」があるため、むやみに高機能化できない事情があるミニノートは、どうしても似た仕様になってしまいがちです。
そういう状況の中、LaVie LightはUSBポート強度ポインティングデバイスで差別化してきました。
差別化の手法 説明
パワーオフUSB充電機能 LaVie Lightは3つのUSBポートを持っていますが、そのうち一つはパワーオフUSB充電機能が付いています。
通常、USBポートはパソコン本体の電源がOFFになっている時には電力の供給は止まりますが、電源がOFFになっていていも(ACケーブルが繋がっていれば)USBポートに電力が供給され続けるようになっています。
携帯電話やiPodなど、USBポートで充電することも多いと思いますが、この機能があると安心。
強度 150kgfの強度を持っています。
LaVie Light以外に、強度を公表しているミニノートが他にないので比較しようがないのですが、150kgfというのは相当強いです。数年前の最強モバイルノート並の値です。
例えば(パナソニックの調査によれば)満員電車の中でバックの中に入れたノートPCにかかる最大圧力が100kgf程度とのことです。
ポインティングデバイス(iPhone的なインタフェース) LaVie Lightが搭載するタッチパッドは、ピンチやモーメンタム操作に対応します。
分かりやすく言えば、iPhone的な操作ができるタッチパッドです。同様のタッチパッドはEee PC 901などでも採用されていますね。
このような、あまり差別化のポイントとして採り上げられない部分で差別化をしてきたLaVie Light。なぜかというと、結局NECの開発陣のノウハウの蓄積を生かそうという意図があったからなのではないかと思います。
パワーオフUSB充電機能にしても、150kgfにしても、すでに過去のNEC製品で実現されている技術です。例えば、最新のLaVieG typeJは300kgfという驚異的な値を実現しているわけで、NECにしてみれば150kgfはさほど高いハードルではなかったのかもしれません。
つまり、NECが持つ枯れた(=開発費がかからない)モバイル技術を、ミニノート用に最大限に転用した結果、LaVie Lightが誕生したと言えるかもしれません。
その結果、得に強度については、他のミニノートに比べると突出して優れているのではないかと思われます。


【絶対価格は若干高いが、高いだけのことはある】
価格は64,980円。液晶が8.9インチでHDDが160GBのミニノートとしては、若干高め。とは言っても5,000円程度の違いでしょう。
しかも、前述の通り他のミニノートにはない機能を装備していることを考えれば、決して高くないと思います。というよりも、予想外に安いと思います。
NB100が74,800万円であることを考えれば、この価格は驚異的とさえ言えるでしょう。そしてこの価格には、誰よりも東芝が一番驚いているのではないでしょうか。(^^;
2008/10/20加筆
…なんて書いたのですが、東芝が敏感に反応して値下げしてきました。→「東芝製ネットブック「NB100」、発売前に値下がり」
異例の緊急値下げです。東芝は、まさかNECがそんな値段で出してくるとは予想していなかったのだと思います。
東芝のNB100は「国内メーカー初」ということが何よりも評価できるミニノートでした。ですので、値段に関しては「国内メーカーだからしょうがないよね」という世の中の暖かい目がありましたが、LaVie Lightが出たおかげで、それは許されない空気になってしまいましたね。(^^;


2008/11/19加筆
【プチレビュー】
店頭に出ていたLaVie Lightをちょっとだけ使ってみました。
なるほど。普通のミニノートとは趣が違います。なんだか、全体的なたたずまいがすごくビジネスライクなミニノートです。
はっきり言って見た目的にはゼンゼンかっこよくないし地味なんです。妙に筐体がカクカクしているし、デザインもへったくれもない黒筐体&白キーボード。そしてダメ押しで小さめの8.9インチ液晶(異常に額縁がぶっとく感じられる)。もう、ダサさを通り越して、レトロな感じさえしてしまうんです。(^^;
だけど、物書き用PCとしては、「これぞまって待ってました!」という感じの仕様になっております。
液晶はノングレアタイプ。スバラシイ。
キーボードの使い勝手もかなりよし。キートップはザラザラ処理されていて指がフィットします。もちろんメカ的にぐらつくこともなし。変則的なピッチも最小限に抑えられていますし、カーソルキーは0.5列下げられています。決して手抜きなし。
一つだけキーボードで注意する必要があるところは配列かもしれません。PgUp/PgDn/Home/Endの処理の仕方が若干変則的です。この辺は好みが分かれるところでしょうか。

全体的には非常によくできたミニノートだと思いました。価格的には高めのミニノートですが、この品質を見るとむしろ納得。いや、それ以上。
これはむしろライバルのミニノートに対して脅威なのではなく、従来のモバイルノートに対して脅威になってしまうのではないかと思いました。
NEC関係者でもないのに「LaVieG typeJを買うような客層を食ってしまいかねないな…」と、ふと大げさな心配をしてしまう自分。(^^;


【LaVie Lightの主な仕様】
パーツ 仕様
OS WindowsXP Home Edition
CPU Intel Atom N270 (1.60GHz)
チップセット モバイルインテル945GSE Express
グラフィック GMA 950
ディスプレイ 8.9型WSVGA(1024×600)(ノングレアタイプ)
HDD 160GB
無線LAN IEEE802.11b/g
キーボード ・キーピッチ17mm
・キーストローク2.0mm
・JIS標準配列(88キー)
・右コントロールキー付き
外形寸法(W×D×H) 250×176.5×31.3〜36.5mm
重量 約1.17kg(標準バッテリ含む)
バッテリ駆動時間 約2.6時間
価格 64,890円〜

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