EPSON Direct(エプソンダイレクト)の分析/評価/評判
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【価格】
いきなりですが、EPSON Directは「一番安いメーカー」ではありません。
価格+サービスで評価するメーカーだと思いますので、価格だけを重視するならば、EPSON Directはあまり優れたメーカーとは言えません。


【サポート】
非常に評判が良いようです。ユーザーサポートランキング、顧客満足度ランキングなどで上位常連のEPSON Directです。
ユーザーサポート窓口スタッフの技術レベルはもちろんのこと、全製品「2日配送保証」、「1日修理」など、非常にサポートに力を入れているメーカーです。


【拡張性】
拡張性に関しては、さほど特徴はありません。
可もなく不可もなくという感じではあります。
むしろ、拡張性よりも省スペース性を特徴とするデスクトップが充実しています。


【総合】
EPSON Direct(エプソンダイレクト)。通称エプダイ。
直販一筋のメーカーです。
1994年1月からですから、もう10年以上前からの最古参メーカー。
Dellが日本に参入したのはそれより早い1993年1月ですが、当初のDellは法人向けのサーバ/ワークステーションが主力製品だったことを考えると、日本においての直販PC業界をリードしてきたメーカーと言っても過言ではないでしょう。
また、一貫してWeb直販のみで販売しています。Dellでさえも限定的に店頭販売を行っていますが、EPSON DirectはEPSON直営のショールームぐらいでしか実際に目にすることができません。
そこがEPSON Directの弱点と言えば弱点なわけですが、それだけに何よりも「Webでも安心して購入できる」ことを重視している感じがあるエプダイです。
価格が分かりやすい Dellなどの常時何らかのキャンペーンをやっていて、常に価格が変動するメーカーに比べると「分かりやすい」のも安心できるポイント。
EPSON Directのキャンペーンは、「(購入価格にかかわらず)一律○×円引き」的な、非常に分かりやすいキャンペーンが多いです。まずパーセンテージ割引ではないのと、特定機種限定ではないという点で分かりやすいです。
これは、購入価格が上がれば上がるほど値引率が下がるわけであり、デメリットはあります。ですが、それよりも「実際いくらで買えるのか」が分かりやすいことを優先している感じがします。

…変な話、Dell、HPの2メーカは、キャンペーン品ではない商品を買うのは随分割高です。ばかばかしいぐらいキャンペーン/非キャンペーンで値段が違います。キャンペーン期間が短かったりしたり、早期に売り切れてしまったりすると、あれこれ検討している間に値上がりしてしまう可能性もあります。購入価格によって割引率が変わるキャンペーンだったりすると、更に事情が複雑になってきます。
その点、EPSON Directはキャンペーンによる値引きが控え目ではあるものの、たとえキャンペーンでなくても、もともとの価格がかなり低く、常にある一定以上のレベルはキープしています。
ですので、あまりあれこれ悩んでいる暇がない場合や、悠長にパソコンが届くのを待っていられない場合(エプダイは届くのが早い)などは特にありがたいメーカーです。
ユーザーサポートが充実 ユーザーサポートが充実。
他の直販メーカーと比べてもひときわ店頭への露出が少ないEPSON Directですから、ここは命綱と言っても過言ではないでしょう。
詳細はサポート参照こと。
カスタマイズ自由度が高い 直販メーカは、だいたいどこのメーカーもBTOできるので選択肢が広いのは当たり前ですが、とは言っても、選択できるCPUがある程度限られていたり、イリーガルな構成(例えば、光学ドライブなし等)は不可能なことが多いです。
ところが、EPSON Directは、パソコンとして完動する組み合わせならば何でもアリという感じ。選択できるOSも、例えばVistaの全バージョンOKだったり、WindowsXPも選択可能です。(07/04/30現在)
早く届く BTOパソコンであるにかかわらず、非常にできあがりまでがスピーディー(納品までの期間が短い)です。
現在、EPSON Directは「全製品2日配達保証」を掲げています。参考→納期保証サービス-スピード×お届け
これは他の直販メーカでは考えられないスピードです。
Dellは海外で生産しているので、スピードに関しては全く勝負になりませんので比較対象外としても、例えば「MADE IN TOKYO」を掲げているHPでも、「4営業日以内に出荷」(←短納期モデルの場合)が限界ですから。
そして、もう一つ修理も速いのがすばらしいと思います。「1日修理」を標榜しています。参考→1日修理-スピード×修理
買う時も、買った後も安心なEPSON Directと言えるでしょう。

商品ページが分かりやすい これは本当に主観的な意見ですが、EPSONダイレクトのホームページは非常に分かりやすいと思います。
まさにお手本的サイト。
他の直販メーカの場合、情報がツリー状になっていないというか、直行性が悪いというか、ぱっと見どこに目的の情報があるのかが想像しづらいです。
また、ある特定の機種の情報をまとめて見ようと思ったとき、いろいろな階層のページに情報が分散しており、その分散のしかたも機種ごとに違うので訳が分からなくなります。
それに比べると、EPSON Directは非常にシステマチックにサイトが構成されていてキモチイイ。
また、スペックに関しても、他メーカーと比べても非常に詳細な情報が載っているので、パーツのスペックにこだわる向きにも、安心して買い物ができます。
2007/08/17追加
最近、エプソンダイレクトのサイトがリニューアルしましたが、「キモチ良さ」は相変わらずキープされていますね。
日本のニーズをふまえたラインナップ EPSON Directは日本メーカだけあって、日本のニーズに即した製品展開をしています。
特に省スペースパソコンに関してはトップランナーに位置するメーカーだと思います。AT960といい、ST100といい、非常に省スペースなデスクトップパソコンをリリースし続けています。
海外ですと省スペースであるということは拡張性が制限されるということも意味しますし、コストも割高にならざるをえないのであまり歓迎されない傾向があります。
従って、海外のパソコンメーカーはどうしてもそういう製品は後回しになったり手薄になってしまう傾向があるのに対して、EPSON Directの姿勢は対照的です。

CM970↓



CM2150↓
2008/11/07加筆
【CMシリーズについて】
最近、EPSON DirectはCMシリーズという製品を展開しています。CMシリーズは、OSにWindowsXP Home EditionのDSP版を搭載したモデルです。
現在、CM970とCM2150がラインナップされています。


【なぜこのようなモデルがあるのか】
今のところ、大手PCベンダーでこのような売り方をしているメーカーはEPSON Directだけだと思いますが、そもそも、こういう売り方を「しなければならない」事情はいろいろ複雑です。
思いきり単純化して解説すると、そもそもの原因はVistaの不振があります。不振の原因はいろいろ考えられますが、簡単まとめると以下の2点に集約されるのではないかと思っています。
重かった。 いろいろな機能を採り入れたため、動作が遅くなった。
使い勝手が悪かった。 重くなったVistaとは言え、それは時間が解決する話。
それよりも問題だったのは、重くなることに見合うだけの利便性を提供できていなかったのが根本的な問題ではないかと。
実用性の薄い新UI(Aero)、非常に煩雑なUAC(ユーザーアカウント制御)など、一般ユーザーから見たら、むしろ使い勝手が悪くなっているとさえ映ります。
期待されたWinFSの計画も結局キャンセルになってしまい、パワーユーザーにとってもあまり面白味を感じられるOSではなくなってしまった。
そんなこんなで「だったらXPの方がいいや」という人が続出。ところが、MicrosoftがXPの出荷を止めて、強引にVistaへの移行を促したからPCメーカーは困ってしまいました。
PCメーカーとしては、人気があるXPモデルの出荷は止めたくないけれど、MicrosoftはVistaしか売ってくれない。そこで講じた手が2つあります。
まず一つ目はダウングレードサービスの利用。


【VistaをダウングレードしてXPに】
Vistaがいろいろ問題起こす前にはほとんど存在を知られなかった「ダウングレードサービス」ですが、これはVista以前から提供されていたサービスです。本来のこのサービスの目的は、互換性の問題などで新OSへすぐ移行できなかったり、移行するのに時間が必要なユーザーを救済するためです。
つまり「Vistaダウングレードサービス」というのは、2つの意味を持っています。
・Vistaをダウングレードして、XPに切り替えて使えるようにできる
・必要ならばアップグレードしてVistaに切り替えることもできる
ということです。
ダウングレードサービスは確かに有り難いです。また、XPもVistaも好きな方を選べるという意味では選択肢が増えて安心なのではありますが、純粋にXPだけを使いたい人にとってはOS価格が若干割高になってしまうデメリットがあるのも事実。
そこで2つめの手です。


【WindowsXP Home Edition DSP版で出荷】
Microsoftはプレインストール版のXPの出荷は止めましたが、DSP版の出荷は止めていません。
DSP版は主に自作ユーザー/ショップブランドPCベンダー等、小口顧客向けの製品です。エプソンダイレクトのような大口顧客におろされるプレインストール版(SLP版)よりは若干価格が高めのバージョンです。
ところが、現在のこの特殊な状況下においては、割高なVista DG版(実質的にXP Professinal)よりは、WindowsXP Home EditionのDSP版の方が安いというわけです。
そのような経緯で新設されたCMシリーズです。


【どちらがオトクか?】
EPSON Directでの価格を見てみると、Windows XP Home Editionモデルは(キャンペーン中であれば)Vista Home Basicモデルと同じ値段、というのがスタンスのようです(本当はもうすこし高めなのですが、キャンペーンにつき同じ値段にしている)
キャンペーン時の価格を前提に考えれば結構魅力的。都合、Vista Business DG版(つまりXP Professional)より10,500円安となります。ただ、非キャンペーン時ですとその差が7,150円に縮まります。(CM970とAT970で比較すると)
こうなると若干微妙かもしれません。
Vista Business DG(XP Professinal)の方が、OSとしての機能も高いですし、万が一Vistaへアップグレードしたくなった時のことも考えておくと、あえてHome Editionを選択するのが良いことなのかどうかは微妙なところでしょう。この辺はその人の価値観次第。(参考→「Windows XP Home EditionとProfessionalの違い」)

それはともかく、DSP版のモデルを新設してまでユーザーの要望に応えようとするEPSON Directの姿勢は、消費者の立場からは非常に有り難いですね。
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用語:エプソンダイレクトとは(Wikipedia)
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