国産メーカーと海外メーカーの違い〜国内の視点から
(2007/11/04)
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【はじめに】
本サイト(パソコンパス)は当初、Dell、HP、Lenovo(IBM)などの、海外メーカー(多国籍メーカー)のパソコンを中心に取り扱っていましたが、最近、富士通、NEC、東芝などのいわゆる国産メーカー(ナショナルメーカー)も扱うようになってきたことにお気づきの方も多いかと思います。
当初、国産メーカーを扱っていなかった理由は、海外メーカーとの価格差が大きく、かつ、国産メーカーはBTOが効かないので、今ひとつ魅力にかけたから、という理由が大きいです。
ですが、最近はパソコンの中身はどこも台湾もしくは中国で製造されたものです。基本的に生産地が同じなだけに、以前に比べれば随分差が縮まってきた感じはあります。
また、国産メーカーでないと手に入らないパソコンもあります。
それはモバイルPC。


【「規格外」のモバイルPCに強い国産メーカー】
パソコンのパーツはほとんどは規格品です。デスクトップPCやA4サイズのオールインワンノートPCなどは、まさに規格品パーツの固まりです。規格品を安く大量に生産することにおいては、やはり台湾/中国が圧倒的。一方で、規格から外れた部品を作る技術はまだまだ日本に追い付いていないようです。
より精密に加工する技術、より薄く軽く作る技術、特別な素材を成形する技術などは、やはり日本の工場/技術者でないとなかなか実現不可能。
実際、PanasonicのノートPCは基本的に全て日本で生産されていますし、LenovoのノートPCの生産拠点は日本の大和(神奈川県)にあります。
こういう事情があるので、日本で技術開発/製品開発を行っていないDellのモバイルPCは、小ささ・軽さ・バッテリの持ち、いずれをとってみてもMade in JapanのモバイルPCにはちょっと太刀打ちできていない感じがします。ましてやVAIO typeU(SONY)、Loox U50(富士通)、などのウルトラモバイルなノートPCは、海外のPCメーカーにとっては、異次元のノートPCでしょう。(^^;
また、国内ではもともと小さいノートPC、軽いノートPCの需要が大きいので、そういう比較的ニッチな(用途が限定される)ノートPCでも売れるという事実があります。国内での販売を比較的重視する国産メーカーは、このような日本特有の需要にも積極的に対応できますし、またその需要を良く理解しているというのも大きな理由でしょう。


【ゲーム推奨モデルに強い国産メーカー】
あともう一つ、比較的最近の傾向として、ゲーム推奨モデルという、これまた国内事情に則したパソコンに強いのも特長となりつつあります。
例えば「モンスターハンターフロンティア推奨モデル」、「リネージュII推奨モデル」等々、いろいろあります。
もともと、こういうモデルはPCパーツショップのショップグランドPCから始まったと思われますが、これが思いの外(?)売れ行きが良く、今ではNECや東芝等の大メーカーにも波及しています。現在、富士通はそういうパソコンに関しては慎重な姿勢を見せていますが、今後富士通がどうでてくるのかが興味深いところです。
DellやHPなどの海外メーカーはどうしているかというと、もちろん、ゲーミングPCを銘打ったパソコンはラインナップしていますが、世界共通モデルを大量に販売することを重視するこれらのメーカーは、さすがにゲームタイトルを決め打ちしたモデルを出す気配は今のところなさそうですね。


【国産メーカーはクーポン、海外メーカーはキャンペーン】
どういう理由なのかよくわかりませんが、国産メーカーは、「クーポン」を多用する傾向があります。一方、海外メーカーは「キャンペーン」を多用する傾向があります。
これは用語の違いだけでなく、性格も違います。
「クーポン」はもともとの値段から割引きます。つまり、一度合計額を計算してから(一度カートに入れてから)クーポンを適用します。
一方、海外メーカーが行う「キャンペーン」は、もともと値引きされています。
買う側からすると、「キャンペーン」の方が始めから値段がはっきりしているので安心ですし、一度カートに入れてからでないと最終的な値段が分かりにくい「クーポン」は不便だと個人的には思うのですが、どうしてなんでしょう? これはもう、商習慣の違いとしか言いようがない感じですね。
例えば、USの富士通のWeb直販サイトを見てみると、rebate(日本風に言えばキャッシュバック。購入した後に申請する)はやっていても、購入時に割り引かれるクーポンの類はやっていません。参考→FUJITSU : Fujitsu Computer Systems


【アウトレット品がある国内メーカー】
そしてもう一つ、大きな違いとして、Outlet(アウトレット)品を放出する傾向が強いのが国産メーカー。キャンセル品、箱破れ品、修理上がり品、展示品、欠品あり、キズモノ…など、いろいろな理由で通常商品として売れなくなってしまったものを放出します。
このようなものは、中身はほとんど変わらない(もしくは全く変わらない)ので、結構お買い得なものも多いです。
こういうアウトレット品を狙い打ちできれば、Dellと変わらないぐらいの格安値でキムタクがCMしているメーカーのパソコンを手に入れることだって不可能ではないわけです。(^^;
(補足)例外的に、Dellには「デル・アウトレット/デル・エクスプレス」というサイトがあります。ですが、そこにアウトレット品が出品されることが滅多にありません。→デル・アウトレット/デル・エクスプレス


【まとめ】
このように、だんだん、国産メーカーと海外メーカーで製品の住み分けが進んでいる感じがします。
非常に大ざっぱに分類してしまうと、一般的なPCならば海外メーカー、ニッチなPCならば国産メーカーという感じです。