もう一つのマルチブート(リムーバブルケース編)
(2004/9/29)

ここまではソフト的なマルチブートを紹介しましたが、もう一つの方法として、リムーバブルケースを使ってHDを丸ごと入れ替えることにより、マルチOS環境を実現する方法もあります。
記事の冒頭でもちょっとふれましたが、ソフト的なマルチブートは確かに効率がいいのですが、使い勝手の面でいろいろ問題があったため、筆者もリムーバブルケース派でした。
久しぶりにソフトによるマルチブートに挑戦してみた感じでは、OS側の進化が進んだためか、「かなりマトモなマルチブートができるじゃん!」という感想を持ちましたが、やっぱりある程度の知識(と度胸?)が必要なことは否めません。
また、物理的に共存しているため、人為的なミスでパーティションを消してしまったりパーティションテーブルを破壊してしまう危険性もあります。(かなりヘコみます)

一方、リムーバブルケースを使ったマルチブートはそのような心配がありません。
また、ブートローダや、OSのブーティングに関しての知識も必要ありませんので、非常に簡単にかつ安心してマルチブートができます。
もちろん、欠点がないわけではありません。

① 5インチベイの空きが必要。
  これは、ノートパソコンだともちろん不可能ですし、デスクトップのPCの場合でも、MicroATXタイプ以上のマシンでないとキビシイです。
  スリムタイプのマシンにも拡張用5インチベイがついているものがありますが、リムーバブルケースはかなり奥行きがあるので入りきらない場合もあります。

② 騒音が大きくなる
  案外見過ごされがちですが、リムーバブルケースにはHDを冷やすための排気ファンがついています。

↓リムーバブルケース後方

これが結構うるさい。ナリが小さい分、高回転で回るため馬鹿にできないほど騒音を発します。(安物だから?)
ちなみに、私はリムーバブルケースのファンは止めて使っています(^^;
筆者が使っているHDは、発熱の小さい5400回転のものばかりなためか、そんな過酷な状況でも、熱暴走したりヘッドが破損したりなどという致命的事故には至っていません。
とはいえ、HDにとっては決してよい環境とは言えないでしょう。その分寿命は縮むのは間違いありません。

③ 無闇にHDを買ってしまう
  個人の問題か。_| ̄|○
  なぜか筆者宅には、PCに内蔵していないHDだけで6本あります。



【リムーバブルケースの選び方】

【鍵つき?鍵なし?】
リムーバブルケースは出てきた当初は鍵つきが当たり前でしたが、最近は鍵なし(ノッチ)タイプも多いですね。
鍵つきタイプ 鍵なし(ノッチ)タイプ
個人(自宅)で使う場合は、鍵なしのほうが断然使い勝手がいいです。
キーがどこかに行ってしまって探し回ることもありません。
ですが、会社等、不特定多数の人物が触れる可能性があるマシンの場合、盗難防止のため鍵は必須でしょう。
ハードディスクを抜き取られて持って行かれてしまったら業務に支障が出ますし、そのHDに社内の重要な情報が入っていた場合、その損害は測りしれません。

【アルミ?プラスチック?】
アルミはプラスチックに比べて熱伝導率が高いので、その分熱がこもることがありません。
とはいえ、アルミ製のリムーバブルケースは非常に高いんですよね~。HDがもう一台買えるぐらいの値段がするものも珍しくありません。
アルミのやつは筆者は使ったことがないのであまり詳しいことはわかりませんが、実際のところ、HDのクーリングはほとんどがファンの力で行っているので、実際どれほどの効果があるかは疑問です。ただ、触ってみるとわかりますが、HDって意外なほど熱くなるんですよね。アルミのほうが確かに安心ではあります。
高速な(高発熱の)HDを入れる予定がある方や、非常に高価なHDを入れる予定がある方はアルミのほうがいいと思います。

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