CPU/チップセット/メモリ
(2005/01/31)
【CPU】
今回購入したInspiron1150はCeleron2.4GHzのCPUを積んでいます。
細かい仕様はCrystalCPUIDというフリーソフトを使って調査してみました。
CPU Name : Intel Celeron (Northwood-128K)
Vendor String : GenuineIntel
Name String : Intel(R) Celeron(R) CPU 2.40GHz
Architecture : x86
Process Rule : 0.13 um
Platform : Socket 478 [2]
CPU Type : Original OEM processor [0]
Number(Logical) : 1
Hyper-Threading : 1
Family : F
FamilyEx : 00
Model : 2
Stepping : 9
APIC : 00
Brand ID : 0A
Microcode ID : 21
Feature : MMX SSE SSE2
PowerManagement :

Current Original
Clock : 2397.97 MHz 2400.00 MHz
System Clock : 99.92 MHz 100.00 MHz
System Bus : 399.66 MHz 400.00 MHz
Multiplier : 24.00 24.00
Data Rate : QDR
Over Clock : -0.08 %

L1 T-Cache : 12 KuOps
L1 D-Cache : 8 KB
L2 Cache : 128 KB [Full:2397.97 MHz]
…要するに、Northwoodコア(128K L2キャッシュ)の、Socket478タイプのCeleronです。FSBが400MHzで、CPU動作クロックが2.4GHz。
本来デスクトップ用のCPUですね。
普通、ノートパソコンにはCeleronM、PentiumMなどの、モバイル用CPUが使われることが多いのですが、珍しくデスクトップ用のCPUをそのまま使っているようです。
とは言っても、通常のデスクトップ用のパッケージ(FC-PGA2)では物理的に入りそうにありません。BGAなどの特殊なパッケージで実装しているかと思いきや、Intelで配布している、Intel Processor Identification Utilityで確認してみると、やっぱりFC-PGA2だそうです。
これにはちょっとびっくり。
Intel Processor Identification Utilityを信じるならば、FC-PGA2のCPUをどうやって詰め込んでいるんでしょう??。
CPUおよびピン自体の厚みはたいしたことないので、CPUは装着できるかもしれませんが、CPU上部に、ある程度の空間がないとCPUの冷却は非常に困難です。
きっとシロッコファンとか(ヒートパイプとか!?)使って工夫はしているのでしょうが、是非とも中身を解剖してみたいのです。
ですが、さすがに他人様に渡すノートパソコンを開けるのはまずい。(^^;
今回は断念するしかないですね。

あくまでソフト的に検出した結果なので、どこまで正確な情報なのかわかりません。もしかしたらFC-PGA2とは言うものの、一般に出回っているタイプとは微妙に違うパッケージだったりする可能性もあり、ホントのところは実際にこの目で確認しないことには何とも言えません。
もしホントにデスクトップ用のCPUをそのまま載せているということであれば、自分でCPUを載せ替えることも簡単ということでしょうか?(現実にやるとなると非常に危険な上、CPUを取り出せるようになるまでに、どれだけの周辺部品を外さなければならないのか全く予想がつきませんが^^;)


【チップセット】
同様に、CrystalCPUIDでチップセット情報を見てみました。
Chipset : Intel 852GM (Montara-GML)
North Bridge : [8086:3580.02] Intel 82852GM
South Bridge : [8086:24CC.01] Intel 82801DBM (ICH4-M)
Video Chip : [8086:3582.02] Intel 82852/82855 GM/GME GC
「Intel 852GM」と出ています。オーナーズマニュアルには852GMVと明記されていますので、恐らく実際に載っているのは852GMVだと思われます。(852GMVの概要→http://www.intel.co.jp/jp/developer/design/chipsets/mobile/852gmv.htm
インテルが発行しているデータシートから読み取るに、
852GMVとは852GMのマイナーバージョンアップ版で、852GMを、最近登場したCelronDも繋がるようにした、程度のもののようです。(詳しくは→http://www.intel.com/design/mobile/datashts/252407.htm(英文))

この辺のCPUおよびチップセットの実力の程は、後ほどベンチマークテストを使って試してみたいと思います。


【メモリ】
今回は、メモリ256MBで購入。
メモリにはネジ一本外すだけで簡単にアクセスできます。
Inspiron1150はメモリスロットが2つついていて、そのうち1本に256MBのメモリがささっていました。

手前のスロット(DIMM Bと書いてあるスペース)に2枚目のメモリを増設できるようになっています。

取り外してみたところ、Hynix製PC2700(DDR333)のメモリでした。(実際はチップセットの仕様上、266MHzで動作しています)



メモリ量が256MBというのは、WindowsXPを動かすには必要最小限ギリギリというところですね。
ちなみに、起動直後にMSInfo32.EXEで、メモリの使用状況を見てみると使用可能な物理メモリが26.7MB。

かなり厳しい状況です。実際に動かしてみると、何をするにもスワップが起きてしまうので、256MBではWindowsXPは荷が重い感じですね。
まあ、耐えられないほど遅いというわけではないですし、使う方も納得ずくですのでしょうがないのですが、これを512MBにすることでかなり快適になるはずです。

ちなみに、添付のオーナーズマニュアルによると、取り付けられるメモリモジュールは、
64、128、256、512MBの2.5V SODIMMとのことです。
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