SpeedFAN、WOLの実験
(2004/3/2)
【SpeedFAN】
Dimension4600Cは、電源ファンもCPUファンも非常に静かで、SpeedFANの必要性は感じないのですが、せっかくですからインストールしてみました。
ですが、全く動作せず
Super IOには、SMSCのLPC47M102Sというチップが使われており、SpeedFANもちゃんとそのチップを認識はしているものの、ファンの制御が全くできていないようです。


当然と言えば当然。
BIOSの画面で、CPUファンの回転数をモニターする画面がないのですから。
つまり、もともと、マザーボードにファンをモニタするための機能がないものと思われます。


【WOL】
WOL(Wake On LAN)が動作するかどうかチャレンジしてみました。
ネットワークコントローラにBROADCOM製のチップが使われているので難航するかな、とは思っていました。
予感的中。結局WOLを動作させることはできませんでした。
WOLに関しては、チップの善し悪しよりも、ドライバの善し悪しが影響しがちです。
例えば、チップとしては必ずしも評判がよくない、RealTekのネットワークコントローラは、現実には非常に多くのパソコンに搭載されています。ですので、ドライバのバグも潰されていますし、ユーザのWOL稼働実績やトラブルシューティング情報も豊富に集まるので、ハードウェアが対応してさえいれば、何とかしてWOLを動作させることができる可能性が高いです。一方、BROADCOMのチップはお世辞にもメジャーとは言えません。
また、本体に目を向けると、BIOSにWOLの有効/無効設定を行う項目が用意されていません。
ですが、ドライバのプロパティにはちゃんとWOL動作を設定する項目がありますので、いろいろ設定を変えて試してみたのですが、全くダメでした。ドライバのバグの可能性もあるので、英語版の最新ドライバも試してみましたが、結局ダメ。
BIOSに設定項目がないことからも、WOLを動作させることは不可能なようです。
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