EPSON PX-V700購入
(2004/02/23)
最近、BJ-S630の調子が悪いので、新しいプリンタを買おうと思いました。
初代バブルジェットプリンタのBJ-10Vに始まり、MJ-510C、BJ-S630と買い換えてきました。
メーカで言えば、CANON→EPSON→CANONと来ていたのですが、当初は次のプリンタもCANONにする予定でした。
私はカラーの印刷物と言ったら、せいぜいWebページやカラーグラフが入った文書を印刷するぐらいが関の山なので、「色が出る」程度のもので十分です。EPSONのように、写真と見まがうぐらいの高品質印刷は必要としていません。
EPSONはそのトレードオフとして、ランニングコストが上昇してしまいがちですし、印刷スピードも犠牲になってしまいますので、それだったら、ランニングコストも安めでスピードが速いCANONの方が私の用途にあっているからです。

そんないきさつがあったので、当初はEPSONを買うつもりはありませんでした。ところが、今のEPSONは耐水性インクを使っており、水に濡れてもにじまないことを知りました。
正確に言うと、それ自体はさんざんCMで宣伝しているので知っていたのですが、EPSONが耐水性インクの機種を発売してから結構経っていることですし、当然CANONだって黙っているわけはありません。EPSONほどではないにせよ、そこそこ水に強くなっているのだろうと勝手に思っていました。
ところが、CANONは未だに全色耐水性インクの機種は出ていないことを知りまして、一気にCANONが購買候補から消えてしまいました。

なぜなら、インク吐出型プリンタの唯一の不満がそこだったからです。BJ-S630は印刷が速いし、ランニングコストも安くて気に入っていたのですが、印刷したものに塗れた手で触ったり、雨に濡れたりしてしまうとあっという間ににじんでしまいます。また、蛍光ペンを使っても同じことが起こるので、実質的に蛍光ペンは使えません。
とは言っても、当時のインク吐出型プリンタはどのメーカのものも同じようなものだったので、諦めざるを得ない状況でした。
プライベートで使う分にはさほど致命的な欠点とは言えないかもしれませんが、仕事の印刷物を印刷するためにも使うことがあったので、これは結構マイナス点でした。
客先に書類を印刷して持っていくときにも、「万が一雨に降られたらどうしよう」という心配がつきまといますので、重要度の高いものは、印刷したものを一度コピーしてから持っていくことも考えなければなりません。

【PX-V700にした理由】
それほどたくさん印刷するわけではないのですが、やっぱりインク代が馬鹿になりません。
一般に、インクが各色一体になっているものより、別タンクになっている方が安上がりだと言われています。最近は、必ずしもそうとも言えないケースもありますので、これを盲信するのは禁物です。
ですが、一体型はコストもさることながら、まだ残っているのが分かっている色をむざむざ捨てることになるので、精神衛生上非常によくない^^;
ということで、やっぱり色毎にタンクが別になっているプリンタを狙いました。
また、むやみに高いプリンタは、画質は向上しますが印刷スピードは値段ほどは変わりませんので、そこそこのやつで十分。
ということで、最初はPX-V600にしようかと思いました。
PX-V600は印刷コストの面も耐水性の面も非常に優秀。
まったく問題ないかと思ったのですが、某掲示板で、黒インクのタンクが小さい(他の色のタンクと同じ大きさになっている)ことを知りました。
一方、その1世代前のPX-V700は黒インクが大きくなっています。(もちろん、その分黒インクは高いですが)
確かに、PX-V600の方が解像度が上がっていますし、細かいところでも機能アップしています。また、実売価格もむしろV700より若干安めなので、コストパフォーマンスは抜群です。
ですが、それらの新機能どれをとっても、自分にはあまり必要性を感じないものばかりだったので、黒インクの大きさ(ランニングコストやインクタンクの交換の手間)を考えるとV700の方が良さそうです。
ということで、V700を選びました。


さて、今ではほとんど店頭からも消えてしまっているPX-V700ですが(PC-Successのネットショップ で買ったのですが、ネットでさえ扱っている店は非常に少なかった^^;)、果たして実力のほどはいかがなものでしょうか。