J2804/J2828(Celeron Dシリーズ搭載モデルについて)
(2004/07/10)

何だか知らないけど、Celeron Dなる新型CPUを積んだ新モデルが、eMachinesから登場しました。
Celeron Dの登場に合わせて、やや変則的な投入の今回の新モデルですが、Celeron DというCPUに興味があったので、調べてみました。

【Celeron Dのラインナップ】
現在発表されているCeleron Dは以下の通りです。
モデル名 クロック数 価格.COMでの最安値
(BOX価格。04/07/10現在)
Celeron D320 2.40GHz \8,800
Celeron D325 2.53GHz \9,290
Celeron D330 2.66GHz \10,440
Celeron D335 2.80GHz \13,790
↓参考(旧Celeron)
モデル名 クロック数 価格.COMでの最安値
(BOX価格。04/07/10現在)
Celeron2.40G 2.40GHz \7,430
Celeron2.50G 2.50GHz \8,490
Celeron2.60G 2.60GHz \9,510
Celeron2.70G 2.70GHz \10,960
Celeron2.80G 2.80GHz \12,280

※Celeron Dと旧Celeronとの価格を比較してみると、同じクロック数だと、Celeron Dの方が若干割高になっていますね。
ですが、このCeleron Dは以下のような理由により、同じくロック数でも旧Celeronより速くなっているようです。

① FSBが400MHzから533MHz(約1.3倍)に向上した。
→その分、CPUとメインメモリの読み書きが速くなりますので、全体的なパフォーマンスが向上します。
② L2キャッシュが128KBから256KBに倍増。
→これも、(現象として)メインメモリの読み書きが速くなりますので、全体的なパフォーマンスが向上します。
※この、L2キャッシュが倍増されたことによるメリットは大きいです。
旧Celeronは、Office、メール、ネット閲覧などのビジネス系の処理では、さほどパフォーマンスは悪くないと言われますが、ゲーム、特に3DゲームではPentium4に大差を付けられることが多いです。
その一つの大きな原因として、L2キャッシュの小ささがありました。3Dゲームのような、ディスクの読み書き処理が少なくCPUとメインメモリとの間で大量のデータのやりとりが発生する処理は、キャッシュの役割は非常に重要になってきます。ですので、キャッシュ容量倍増のメリットは非常に大きいです。
・・・とは言え、実際どれぐらいの性能向上になるのかを予測するのはなかなか難しいところ。
まあ、感覚的には旧Celeronとの実売価格差以上は確実にパフォーマンスアップはしていそうです。特に、ある程度ゲーム用途も考えている方には文句なくお奨めです。


【J2804とJ2828のお奨め度】
以上の予備知識をもとに、J2804とJ2828を見てみると、両者とも確実に旧モデルよりパワーアップしていることが分かると思います。
特にJ2804の方がお買い得感が高いですね。
J2804の旧モデルにあたるJ2704はCeleron2.7GHz。
一方J2804が積んでいるCPUはCeleronD325(2.53GHz)。
実クロックは約6%程ダウンしていますが、実際のパフォーマンスは確実にD325が上でしょう。実際、型番がJ28XXとなっているぐらいですから、eMachinesとしては、「Celeron D325=旧Celeron2.8G相当」ととらえていると考えられますし。(いや、むしろかなり控え目なとらえ方ではないでしょうか)
一方、J2828については、旧モデルに当たるJ2820はCeleron2.8GHzですので、実クロックは約10%ダウン。
これでもやっぱりD325の方に軍配があがるでしょうが、不思議なことに\49,800のマシン(J2804)と\59,800のマシン(J2828)が同じCPUを積んでいるという事態になってしまいました。

ここからはかなり推測の部分が入りますので、参考程度に捕らえていただきたいのですが、この奇妙な現象はCPUの供給量の問題が絡んでいるのではないかと思います。Celeron Dシリーズの中では、Celeron D320の供給量が非常に少ないのです。(そもそも、IntelはD320は出す予定がなかったようにも思われます)
おそらくeMachinesサイドとしては、J2804にはD325ではなくD320を積みたかったのではないかと思われます。ですが、D320は供給量が少ないので製品を安定供給できるメドがたたなかった。そこで、敢えてD325を積む道を選んだのではないか・・・と。
まあ、この推測がどれだけあっているかどうかはわかりませんが、J2804は旧モデル(J2704)に比べて相対的にかなりパフォーマンスがアップしていると考えられます。

(2004/07/11追記)
Celeron D vs. Celeron(英語)」なる記事を見つけました。各種ゲームを実行したときのパフォーマンス向上率が載っています。
この測定結果によれば、最小3%、最大25.5%の高速化になるようです。平均ですと13.6%の向上率になります。

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