まとめ~J2708のメリット/デメリット~
(2004/02/04)
【J2708のメリット】
さて、一世代前のJ2404と、現行機種のJ2708を比較しながら、いろいろ検証してみましたが、J2708の一番の売りは何なのでしょうか?
これは個人的な意見として参考程度に思っていてもらいたいのですが、\59,800でAGPスロットが付いていることでしょう。
ベンチマークテスト(サイト内ジャンプ)の記事を見てみても分かると思いますが、Celron2.4G(J2404)とCelron2.7G(J2708)で、CPUの能力にさほど差があるわけではありません。
現行機種で言えば、
一つ下のJ2604は2.6GHzで、
その上位にあたるJ2708は2.7GHzです。
体感できるスピードの差ではないです。
もちろん、CPUの違いだけではなく、メモリ搭載量の違いや、光学ドライブの違いもあるのですが、メモリは1スロット空いていますし、光学ドライブも5インチベイが空いていますので、あとから(安くなってきたら)増設するという手法もあり得ます。
ですが、AGPスロットだけはそうはいきません。
マザーボードにAGPスロットが用意されていなかったらグラフィックのアップグレードはあきらめざるを得ないのです。
一般に、ゲームをやらない人には不要と思われがちなAGPスロットですが、そうとも限りません。
確かに買った当初は内蔵のグラフィック機能の遅さをカバーしてあまりあるCPUパワーがありますので顕在化しないのですが、何年か後にアプリケーションもWindowsもバージョンアップして、どんどん動きが遅くなっていき、「そろそろ限界かな?」と思ったときに、ローエンドのグラフィックカードでいいのです。増設してみてください。
見違えるほどきびきび動くようになると思います。
なぜかというと、
CPUのグラフィック処理が大幅に軽減されるため。
(グラフィックカードはパソコンパーツの中では最も進化の激しい分野なので、ローエンドのグラフィックカードでも、内蔵のグラフィック機能より遙かに高性能)
内蔵グラフィックもCPUもメインメモリにアクセスを行うため、メインメモリへのアクセスが集中しがち。それが外付けのグラフィックカードを搭載することによりCPUだけがメインメモリへアクセスするので、メモリアクセスの渋滞が緩和される。
内蔵グラフィックが使用していたメインメモリの領域が必要なくなるので、CPUが使用できるメモリ量が増大する。
グラフィックが高速化されることによる人間心理への影響度が大きい。

などの理由があります。
実際、内蔵グラフィックを外付けのグラフィックカード(パーツ屋で段ボールに無造作に詰め込んで売ってあるような、1万円以下の安いやつで十分)に切り替えることで、2ランクCPUを上げるぐらいの効果は保証できます。
そんなこんなを考えると、やっぱりJ2708の最大の売りは、\59,800という低価格を実現していながら、AGPスロットを備えているところでしょう。

実際、\59,800で買えるAGPスロット付きのマイクロATX筐体のパソコンって、なかなかないです。
もちろん、OSが必要ないならば、パソコンショップのショップブランドやBTOマシンなどを選べば\59,800より安くあげることはできますが、OS(Windows)付きになると結局eMachinesと同じぐらいの値段になってしまう場合が多いです。
これは、マイクロソフトがメーカにOSを卸す時のライセンス料が、大メーカと小売店ではかなり違いがあるからなのでしょう。細かい仕組みはよくわかりませんが、値段を見る限りそう考えざるを得ません。

ちょっと話がそれてしまいました^^;
この辺の話はいつ機会があったらということで。

さて、それではデメリットです。

【J2708のデメリット】
1.FDが付いていない。
今ではまったくと言っていいほど使われなくなったFDですが、やっぱりちょっと心配な部分もありますよね。
時代の流れのせいか、J2708に限らず、eMachinesの新シリーズはFDが原則撤廃になってしまいました。 8in1メディアリーダに完全に置き換わられてしまったという感じでしょうか。
私のような心配性の人間は、「そんな高いものでもないし、付けておいてくれればいいのに」と思ってしまうのですが、製造する側としては、
「同じ値段で作るならばFDDの代わりに8in1メディアリーダが付けたほうが利用価値が高い」と読んだのでしょう。(実際、パーツショップでの販売価格を見ると、FDDもメディアリーダも大差ありません)

やや昔話になってしまいますが、使うか使わないかは別として、FDがついていないことによる弊害は結構ありました。
FDDが付いていないとエラーになって起動しないマザーボードも珍しい存在ではなかったですし、実在しないAドライブを指定するとアプリケーションが固まってしまうことがあったり・・・。
でも、さすがに最近はそういう話をトンと聞かなくなりました。
ですので、NortonGhostDriveImage等の、DOSをFDから起動するタイプのソフトをお使いでなければ、ないと困る人は確かに少ないと思います。
それでも、万が一FDが必要になってしまった場合は、マザーボードにはFDをつなぐポートは残されていますので、増設することはできます。

↓FDケーブルをつなぐポート(赤枠内)


ただし、増設する際は8in1メディアリーダ周辺を覆っているカバーを外して、その上の3.5インチベイにFDをマウントすることになるので、著しく見栄えは悪くなりますし、FDの挿入口がかなり奥まったところに位置することになり、使い勝手の面でも著しく不利だと思います^^;
少し高くなりますが、USB接続のFDDをつなぐ方がスマートでしょう。

2.前面のUSBポートが1ポートのみ。
eMachinesの旧シリーズは、背面に4ポート、前面に2ポート付いていました。
新シリーズになって、背面に4ポートあるのは変わりないのですが、前面は1ポートになりました。また、位置も変わって、ケース下部のシャッターの中にあったのが、上部の露出したところ(メディアリーダ)になりました。
確かに1ポートよりも2ポートあったほうがいいのですが、後ろには4ポートあるので、数は十分です。
また、
・扉を開けなくて済む
・位置が高くなったので、床において使う場合は手が届きやすい
というメリットもあります。
USBポートに接続する装置をどれだけ使うかによって、評価が違ってくると思いますのでなんとも言えないのですが、やっぱり2つあった方が安心ではあります。
USBスティックメモリ、
USB接続のAirH"、
USB接続のジョイパッド、
USB接続の扇風機、
USB接続のフラッシュライト
等、前面のUSBポートにつけたい装置はたくさんありますので(嘘)

上新電機