プレミアムケースとは?
(2004/02/03)
まずは、ケースを比較してみます。

左側が標準ケース(J2404)で、右側がプレミアムケース(J2708)です。

・・・う~ん、こうやって二つ並べてみると確かに違いは分かりますが、両方別々に見せられたらまったく違いが分からないと思うぞ。

形状は全くと言っていいほど同じですが、ケースの色&質感は両者で違っています。
プレミアムケース(右)の方が、全体的に黒&光沢仕上げになっており、標準ケースはグレー&艶消し加工になっています。
どっちがかっこいいかというと、正直好みの問題というか、大差ない気がします^^;。
その他の違いは、電源ボタン作りが違う(プレミアムケースは光る)のと、下部の扉の取っての形状が多少違うぐらいでしょうか。

電源ON時にはこんな風に光ります。


ちなみに、ケース下部の扉を開けると、マイク端子とヘッドフォン端子が現れます。

標準ケースは、ここにUSBポートもあったのですが、ここにはポートが無くなり、前面ケースの中程に装填されている8in1メディアリーダの一機能としてUSBポートが用意されています。


ところで、前のページでも言及しましたが、プレミアムケースは「メンテナンス時に持ち運びやすいよう、形状にも改良が加えられています」とのことです。
ですが、ケースの形状は全く変わっていない感じがします。
念のため後ろの方も見てみましたが、全く同じ形状。
いったい何が違うのか分からず、そのこともすでに忘れかけた頃、ふと気が付きました。
ケースの下部です!。
↓標準ケース
↓プレミアムケース
・・・って、それだけかい!(Trick 仲間由紀恵風)
確かに、標準ケースはケースの下に手を入れるとき隙間が狭くて指が痛かったのですが、プレミアムケースは楽々指を入れて持ち上げることができます。

・・・eMachinesさん、ちょっとネーミングが大袈裟過ぎやしませんか??
別にケースの作りは標準ケースもプレミアムケースも、必要にして十分なので不満はないのですが、ネーミングが解せないです。

試しに、プレミアムケースは中身が違うのかと思ってカバーを空けて中を覗いてみました。

J2404の写真と比べてみると分かると思いますが、ベイの数、位置、電源の配置の仕方などほとんど変わりないです。
ところが、プレミアムケースは反対側面(マザーボードの背面側)の板も外すことができるようになっています。
バックパネルを見てみると分かるのですが、標準ケースはその板がリベットで取り付けられていて外すことができないのですが、プレミアムケースはネジで止められています。
ただし、このネジを外すだけでは板は外れません。フロントカバーを先に外して初めて板をはずせます。

前面カバーを外したところ
その後、板を外すとこんな風になります。
ところで、これってどんなメリットがあるのでしょうか?
実はほとんどありませんm(_ _)m
ケースによっては、マザー基盤ごとシャシーから取り外せるようになっているものもあるのですが、そうはなっていないですし、フロントカバーも一緒に外す手間を考えると、そこまでするメリットはありません。
これはメンテナンス性を追求したためというよりは、たまたまそういう作りになっていた、という感じがします。

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