マザーボード・メモリ・BIOS・電源
(2003/11/20)
さて、マザーボードなのですが、
いわゆるなんの変哲もない(失礼!)、マイクロATXのマザーボードです。
主な仕様は以下のようになっています。

マザーボード FIC VC37  
BIOS Phoenix製  
チップセット 845GV  
PCIバス PCI×3 内1つは、モデムカードが占有
AGPバス なし ちょっと寂しい。
まあしょうがないでしょう。
ISAバス なし 今時ついてるわけない^^;
メモリスロット 2 もともとついている128MBに256MBが付くので空きはなし。
LAN Realtek 8100B  
サウンド Realtek ALC202A  
VGA チップセット内蔵  
電源 Bestec ATX-250-12E 250W(最大)電源。




【マザーボード】

シルク印刷で「VC37」とあります。
どうやらFICのVC37というマザーボードらしいです。(マニュアルには一切記載なし)
FICといえば、自作界でもかなり有名なマザーボードメーカーです。
最近ではOEMが中心のようで、マザーボード単体で売り出しているのはあまり見かけませんが、ECSとならびコストパフォーマンス重視のマザーを作るメーカで有名です。


【メモリ】
NANYANT128D64SH4B1G-75B
というメモリでした。
128MBでDDR266 CL2.5のメモリです。

NANYAというメーカはここ数年よく聞くようになったメーカですね。
ブランド力や開発力はまだまだ大手メーカにはかないませんが、ほかのメーカに比べると安めなので、それなりに人気のあるメーカです。店頭でバラ売りしているのもよく見かけます。
ただ、タイミングにシビアな環境や、いろいろなメーカのメモリを混載した場合に、相性問題が出るだのでないだの・・・。
増設用のメモリは、PQI製(こちら(サイト内ジャンプ))ですが、本体と一緒に買ったものなので、相性の心配はありません。(実際問題なく動きました)
(2004/2/6)


【BIOS】

BIOSはPhoenix(Phoenix-AWARD)BIOSでした。
N○Cや、富○通等大手のメーカはもとより、Dellのような直販メーカーでも各社オリジナルのBIOSを載せているのに対し、BIOS専業メーカのBIOSを載せています。
まあ、一般ユーザの方はBIOS画面なんて存在すら知らない方も多いと思いますが、個人的には徹底的に自作パソコン的(汎用的)なこの姿勢、すばらしいの一言です。
ところで、このBIOSの画面とるのにちょっと苦労してしまいました。
なぜなら、マニュアルにBIOS画面の起動方法が書いていないからです。インターネットで探しても出てこないので、試しに「e」マークの画面で、Delキーを押したらBIOS起動しました。はじめからPhoenix BIOSだと分かってれば迷わずDelキーを試してみたんですが、変に勘ぐってしまいました。
↓「e」マークの画面



【AGPがない】
残念ながらAGPが付いていないです。
こういうローエンドのパソコンにAGPスロットを要求するのは間違いかもしれません。
まあ、ゲームやるわけじゃないから必要ないと言えば必要ないんですが何となく・・・ね^^;。


【LAN】
コントローラにはRealTekの8100BLチップが使われています。
LAN統合型マザーボードには必ずといっていいほど使われているチップです。
パフォーマンス、信頼性ともにまったく問題なしでしょう。



【サウンド】
Realtek ALC202Aが使用されていました。2チャンネルのサウンドチップ。
(チップが小さすぎて写真とれませんでした)
LANとは違い、サウンドチップの世界ではRealtekはほとんど無名です。
だいたいどこもYamaha/C-Media/Creative Technologyあたりのものをつかっているんですが、Realtek製のサウンドチップは結構珍しいのではないでしょうか。
そのチップの小ささから推測するに、かなりコストパフォーマンスはいいものなのでしょう。(ICチップは、小さければ小さいほど急激に製造コストが下がります)
音質的にいいかどうかは、私の耳では判定不可能と思われます。^^;
サウンドチップではなく、オーディオCODECチップですね。(そりゃ小さいわけだ^^)
Realtek ALC202Aは、Intelの純正マザーにも使われているごく一般的なCODECのようです。(2003/12/06)


【CPUファン】

荷物が着いたときから気になっていたのですが、段ボールには、「静音CPUファン搭載」というシールが誇らしげに張ってあったので、どんなファンを使っているのだろうと思っていました。
どうやらTaiSol製のナニカです。(どうやら、コレっぽいですが)
CPUファンに関してはあまり詳しくないのでなんとも言えませんが、確かに静音パーツのメーカとしてTaiSolは有名です。
口径も大きいので、確かにそのナリは静音CPUファンっぽい(^^;
ただ、ほとんどの場合、パソコン全体の騒音は、CPUファンよりも電源ファン方が大きいので、全体としてどれだけ効果があるのかは分かりません。これは実際に動かしてみてからでないとなんとも評価しようがありませんね。(騒音に関しては後述)


【電源】
一番ないがしろにされがちな電源。さてどうでしょう。

Bestec??
聞いたことないメーカです。
どうやら250Wの電源らしいです。
このサイズのパソコンにしてはちょっと少な目です。とはいえ、最新式のグラフィックアクセラレータ等、電力をバカ食いするものを増設しない限り、250Wで電源不足になることってそうそうないです。
ワット数が大きくなるとその分発熱や騒音が大きくなる傾向があるので、むやみに大容量でもあまりメリットないですし。
それより気になるのは電源品質ですが、しつこいようですがBestecという会社は初耳ですのでなんとも。
ただし、eMachinesのホームページの情報によればPFC電源らしいので、決して安物ではないはずです。ましてや炎上したり有害な電磁波を発するような粗悪な電源ではないはずです。
まあ、このJ2404に付く電源としては実用上は問題なしということで、これ以上コメントできる知識がありません。m(_ _)m