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2007/12/07

キーワードアドバイスツールの謎

SEOの必須ツールと言われているキーワードアドバイスツール。ですが、私はキーワードアドバイスツールに関しては非常に懐疑的です。事実、私はキーワードアドバイスツールを使っていません。
なぜかって?
役に立たないからです。少なくとも私には全く役に立たないですね。
まず第一にキーワードアドバイスツールは動作が遅すぎます。
キーワードの調査は1つ2つやったところで意味がありません、100、200行ってみて始めて意味があると思います。
ところが、キーワードアドバイスツールは1つのパターンを調査するのに30秒ぐらいは余裕でかかります。それを100パターンやったら50分かかります。現実は、それを何セットもやることになるわけで、調査するだけで日が暮れてしまいますよ、実際。
そもそも、キーワードの区切り方がいい加減過ぎなんでデータとして役に立たないんですよね。キーワードの区切りを明示できたり、複数キーワードの組み合わせを総当たりで調査してくれるとかならばそれなりに役に立つのかもしれませんが、私が知る限りそういうキーワードアドバイスツールはないようですし。
KEIにしたって、きちっとしたキーワードの区切りで検索した結果のKEI値でなければ意味がありません。
そして、キーワードアドバイスツールの一番の弱点は、既存のキーワードに対してしか効力を持たないこと。
つまり、登場したてのキーワードに対してはキーワードアドバイスツールは役に立ちません。(検索履歴の情報が蓄積されていないのですから当たり前です)。それに、登場したてのキーワードは調査するまでもなくオイシイんです。
そっちをないがしろにして、キーワードアドバイスツールでKEI値の高いキーワードを探すなんて非効率この上ない気がするんですがね〜。
そして、もう一つキーワードアドバイスツールが役に立たないと思うのは、キーワードアドバイスツールよりもよっぽどキーワードに対して的確なアドバイスをしてくれるツールがあるからです。
それは何かというと、アクセス解析サービスです。
所詮、キーワードアドバイスツールが提示するのは、「ランキング上位に登場させやすい(かもしれない)」キーワードです。
そんなの、アクセス解析の情報をちゃんと見ていれば、(少なくともそのサイトにおいて)どういうキーワードがいいのか、どういうキーワード構成がいいのかというのは、感覚として分かってきます。
そして、アクセス解析の情報は現実の情報ですから、具体的な対策も取りやすいのです。

私が不勉強なせいかもしれませんが、少なくとも現時点で、キーワードアドバイスツールって一体何の役に立つのか、今ひとつ理解できないんですよね〜。