|設計|構築|集客|分析|精神論|その他|

2007/10/04

前評判の高さに騙されると痛い目に?

Google Analytics(グーグル アナリティクス)とは、Googleが提供するアクセス解析サービスです。
最大の特徴は、広告が表示されないことですが、機能的にはかなり不満が多いと言わざるを得ません。

Google Analyticsの画面

特にサービスが開始された当初はホントヒドイものでした。
管理画面はメチャメチャ重いわ、意味不明のGoogle Analytics専門用語の連発、異常に難解なメニュー、利用価値の薄い解析結果等々、期待されていた割には、いざ使ってみるとゲンナリしてしまうほどのものでした。
それに比べれば、現在のGoogle Analyticsはその頃とはまったく別物と言っていいほどよくなりましたが、それでも他のアクセス解析に比べると機能的に不足しています。
基本的にGoogle Analyticsはアクセス解析サービスというよりは、Google Adsense(グーグル アドセンス)の効果測定ツールと理解するべきだと思っています。
確かに、直帰率や平均滞在時間を計測してくれるのは有りがたいと思います。

↓こんな感じ

ですが、Google Analyticsの問題は、一方的に要約した情報だけを見せるだけで、その内訳が分からないこと。
個々のログの詳細を見ることはできませんし、もちろん生ログをダウンロードすることもできません。
現象が分かっても、その現象を形作っているツブツブを一つ一つ見ないことには、その現象がどういう意味を持っているのか(もしくは意味を持っていないのか)は推測しようがありません。
勝手な憶測で対策を講じてしまうと大失敗の元になりかねないわけで、そういう意味で、Google Analyticsは使いづらいだけでなく危険も孕んでいるわけです。
ですので、少なくとも私はGoogle Analyticsのデータを信用する気にはなれません。なぜならば、信用できるだけの材料を提供してくれないからです。

Analyticsはまだ登場して日が浅いこともあり、どんどん進化しています。ですので、将来的には優れたアクセス解析サービスになるのではないかと期待はしています。
ですが、少なくとも現状では全くオススメできません。