|設計|構築|集客|分析|精神論|コラム/その他|

2007/10/15

SEO上、ルビはもっと注目されていいタグ

HTMLに<RUBY>というタグがあります。
ルビ(フリガナ)を打つためのタグです。
アジアローカルのタグのせいか、存在自体あまり知られていないタグですが、キーワードSEOを考える上で非常に重要度が高いタグですよ。
ルビを使うと例えば以下のようになります。
ルビの例 画像(ルビに非対応のブラウザ用) HTMLソース
Web Writing(ウェブライティング) <RUBY>
<RB>Web Writing</RB>
<RP>(</RP>
<RT>ウェブライティング</RT>
<RP>)</RP>
</RUBY>
みたいな感じ。こうすれば、「Web Writing」で検索されても、「ウェブライティング」で検索されてもOKというわけです。
もちろん、なんでもかんでもルビを使ってしまうとくどくてしょうがないので、程度問題ですが。
ルビを使わず、「Web Writing(ウェブライティング)」という風に、括弧で併記するという手もありますが、分かっている人にとっては可読性が落ちます。
そういう点ではルビの方が優れていると言えるのですが、ルビには欠点もあります。

ルビの欠点

<RUBY>に対応しているブラウザがIEのみ。 FirefoxやOperaは対応していません。対応してないブラウザは、「Web Writing(ウェブライティング)」という風に表示されます。
<RUBY>に対応しているホームページ作成ソフトが少ない。 今のところ、メジャーなところでは、IBM Homepage BuilderのV11が対応しているぐらいではないでしょうか?
もちろん、タグを直打ちすれば可能ですが、恐ろしく面倒です。
なので、正直、Homepage Builderをお使いの方じゃないと現実的ではないかもしれません。
画数の多い文字はルビに向かない。 漢字などをルビにしてしまったら完全につぶれてしまいます。
そもそもルビの使い方として間違っている気もしますが(^^;、SEO的に考えると、ルビに漢字を入れたい場合も結構あったりします。
行ピッチが変わってしまう ルビが振られた行ピッチが変わってしまいます。
この辺の、ルビ(RUBY)の処理のされ方は今ひとつオザナリと言わざるを得ないところですね〜。
印刷物みたいにきれいにはいかないです。
そんなこんななので、手放しに<RUBY>を推奨することはできませんが、使い方次第ではかなり便利ですよ。